影響 (えいきょう)
下痢に苦しむ
抗がん剤の投与を終えて今日で5日目だが、まだ下痢が続いている。というか、3日前よりひどくなった感じ。今日は主なところ(すなわち細かいのは回数に入れていない)で5回トイレに行っているが、すべて下痢だった。よって痛みも激しく、今日はロキソ(痛み止め)を3回飲むのはもちろん、飲める時間まで待っているような状態であった。少し動くとすぐにもよおすため、散歩にも出かけられず、運動もままならない。また食道?もやられているのか、薬も飲みにくくなっているし、ゲップも出にくくなっている。右腿になぜか赤い湿疹が出た。痛くもないし痒くもないのだが。きちんと食事だけ食べられているのが、唯一の安心材料である。いつになった [… 続きを読む]
食事開始、一般病棟へ
手術後3日目で、もう食事が開始された。最初は出された量の2%ぐらいしか食べられなかったが、6日目ぐらいには80%ぐらいにまでなった。普通大腸ガンの手術の場合、かなり食事の量など制限があるのだが、私の場合は幸か不幸か何もしなかった・・・つまり腸を切ってないので、食事は普通食だ。術後3日目にして尿管がはずされた。そして痛み止めを注入する背中に突き刺さっていた管もはずされた。どんどん身体から管がはずされていき、かなり身軽になってきた。足をひきずりながら歩くのは変わっていないが、それでも歩くスピードが日ごとに見違えるほど速くなっていく。外科的な回復は本当に早い。
4日目に術後管理棟から一般病棟へ移った [… 続きを読む]
次々にといろいろなことが起こる
それにしてもいろいろなことが起こる。これも好転反応なのか!?(そう思いたい!)今日はお風呂で半身浴をしていたら、両足がぴりぴり痛み出した。痛みは内部から来るものではなく、外部からの何かに皮膚が反応してぴりぴりする感じだ。痛みは耐えられないほどのものではないが、けっこうな痛みだった。だから途中で半身浴を切り上げて出てしまった。
原因として考えられるのはびわ風呂。びわの葉温灸で使ったびわの葉を刻んで袋に入れて入浴剤として使っているのだが(本にお勧めとして書かれていたので)、びわのエキス!?に反応しているような感じがする。それほどびわのエキスは強力なのか!!??真意のほどは分からないが、とにかく今日 [… 続きを読む]
痛みのメカニズム
今日は久しぶりに痛みで泣きが入った。でもこれは自業自得とも言える。なぜなら、ロキソ(痛み止め)を飲まずにがんばり過ぎたからだ。なぜそんなにがんばってしまったのか。それには昨日のクリニックが影響している。というのも、昨日のクリニックで自分の血液の写真を見せられたのだが、写真にはっきりと血液に溶け出した薬剤が写っていたからだ。
この変なアメーバみたいなのが薬剤らしい。赤血球も本来離れていないといけないのに、私のは重なったりくっついていたりした。抗ガン剤の影響ともとれるものもはっきりと写って [… 続きを読む]
この変なアメーバみたいなのが薬剤らしい。赤血球も本来離れていないといけないのに、私のは重なったりくっついていたりした。抗ガン剤の影響ともとれるものもはっきりと写って [… 続きを読む]
白血球を増やせ!
今日は第二回目の免疫細胞療法でリンパ球の注入に行ってきた。30分間の点滴中、一生懸命リンパ球がガンをやっつけるイメージを描いてイメージ療法に努めたが、すぐにうとうとしてしまって、結局中途半端なイメージ療法で終わってしまった(^^;)。このブログを書き終わったらもう一度やってみよう。
このクリニックへは2週間に一度の通院なので、今日聞いた血液データは2週間前のものなのだが、なんと白血球が1700しかなかった!!これでは仮に抗ガン剤をやろうとしてもできない状況であった・・・。当然この低い数字は抗ガン剤の影響と考えられるので、今日とった血液は多少なりとも白血球が増えているとは思うのだが、とにかく白血 [… 続きを読む]
わくわくする治療
今日はリンパ球免疫療法の第3回目注入の日であった。過去2回は別に何も感じなかったのだが、なぜか今回は直感的にというか、2日前ぐらいからわくわくしだして、行くのが楽しみで仕方なかった。
理由は自分で思うに2つある。一つは治療効果に対する期待感だ。この療法の効果かどうかは検証できないが、やっぱり自分の状態が快方に向かっていることを最近実感できているから、リンパ球注入でますます免疫力アップさせてガンをやっつけよう!という気持ちが高まっているからだと思う。実際、今日担当の先生にこの2週間の状態の変化を説明したのだが、どの報告も良い報告ばかりであった。便が少し太くなった気がするとか、便が出た後の痛みが前 [… 続きを読む]
CT検査をするべきか、しないべきか
タイトルに書いたとおり、最近このことで悩んでいる。おととい病院へ行ったときも実はCTをとるかどうか聞かれたのだが、ブログにも書いたように朝9時に病院へいってすでに昼の1時過ぎになっていたこともあり、さすがにさらにこれからもう一つ検査を受ける体力も気力もなかったし、そもそも受けるべきかどうか気持ちが固まっていなかったので、とりあえずその日は受けないことにした。今度の水曜日に主治医の診察予約が入っているが、またそのときにその話になるであろう。
実はこの件についてはすでに1、2週間前から私と主人との間で何度か話し合っており、とりあえず現在のところ主人は受ける派、私は受けない派である。主人の意見として [… 続きを読む]
カマ増量は失敗だった・・・
痛みを解消するには便をやわらかくして通過痛を軽減することだ思い、1週間前からカマ(緩下剤)を少し増量していたのだが、その影響がようやく今日あたりから出てきた。しかし残念ながら結果は失敗だった・・・(^^;)。
今日は一日中おなかがギュルギュルいって軽い下痢のような症状、しかし下痢をするわけではない。とにかく不快な一日であった。そして便が柔らかくなっているので、相変わらずおならと一緒に出てしまう。その少量の便が痛みを発生させる。今日は1時間ごとにそれの繰り返しで、少し痛みが治まってきたなーと思うとまたおならと一緒に便が出て痛みが発生、痛みはさほど強くはないものの、生活に支障は出る程度の痛みであっ [… 続きを読む]
現代栄養学の常識は玄米菜食の非常識
昨日に引き続き、今日も食事の話をしようと思う。玄米菜食について勉強すると、今まで私たちが常識だと思っていたことが非常識とされる場面に何回も遭遇してかなり驚く。例えば我々の常識では、牛乳はカルシウムを摂るために非常に良い物とされており、私も小さい頃から毎朝牛乳を飲んでいた。そもそも学校給食で出していることからして、国をあげて牛乳を推奨していることが分かる。しかし、玄米菜食では牛乳を飲むなどもってのほかだ。これにはびっくりした。理由は「人間は菜食動物であって肉食でないので、肉食動物から摂取するものではない」ということだそうだ。よって肉を食べるということは、ある意味共食い状態なわけで、そんなおかしな [… 続きを読む]
一抹の不安がよぎる・・・
ここしばらく安定していた体重が、再び減少に転じ、とうとう今朝は48キロを割り込んでしまった・・・。身長173センチで48キロだから、私が今どれだけ痩せているか想像できるであろう。はっきりいって骨と皮の状態だ。脂肪という脂肪がすべて落ちてしまい、それによって一番影響を受けているのがおしりだ。ただでさえ肛門が痛いというのに、加えておしりの肉が削げ落ち、尾てい骨が突き出てしまっているため、痛くて硬いイスに座ることもできない。自分のベッドはかなりふかふかにしているのでぎりぎりOKだが、普通のベッドでは仰向けに寝るのも難しい。だから外出するときは、おしりに敷く円座を持参することもある(^^;)。
アメリ [… 続きを読む]
体調は最悪・・・しかし!?(^^)
今日も便が出なくて大いに悩んだ。かなり頻繁に便意をもよおしトイレに行くのだが、空振りばかり。いったい今日は何回トイレに行っただろう?そして何度がっくりしてトイレから出てきたことか。 しかも体調は最悪だ。便とガスが出ない苦しさに加え、カマ増量の悪影響が出てきて、一日中おなかがぎゅるぎゅるして気持ち悪い。要するに一日中下痢をしているような感覚なのだ。この不快さと引き換えに便が出てくれればまだ耐えられるのだが、ぎゅるぎゅるするだけで便が出ないのだから手に負えない。 このよ [… 続きを読む]
自慢のお尻だったのにぃ・・・(^^;)
ガンになってかなり痩せたが、それが一番顕著にあわられているところがお尻だ。身体中の脂肪という脂肪が削げ落ちたので、もちろん胸とかもかなり小さくなったが、胸はもともとあまりなかったし、生活にあまり影響しないので気にならない。でもお尻は私の生活にかなり深刻な影響を与えている。というのも、お尻の肉がないため尾てい骨がもろに当たり、痛くてたまらないのだ。最近はベッドに仰向けになって寝ることすらできないぐらいになってきた。常に少し傾いた状態で寝るため、それがまた別の痛みを引き起こす。イスに長時間座っていることもできない。唯一救われているのは、まだ便器には座れることだが、もしそれも痛くてできないようになっ [… 続きを読む]
骨転移しているかも・・・
ボルタレンを止めてから今日で4日目だが、結局完全には消失しなかった。しかしあきらかに沈静傾向にはある。おなかに出ていたものは完全になくなったし、腕や足の発疹も少なくなり、かつ薄くなってきた。痒みについては、まったくといっていいほどなくなった。先日来ここにも書いているように、今日が今週の最後の主治医の外来日なので、ある意味リミットであった。よって朝主治医に電話して、蕁麻疹が出ているが見せに行ったほうがいいか、あるいは皮膚科に回してもらえるか、あるいはこのまま様子見か、と尋ねたところ、症状がひどくなく、かつ沈静傾向にあるのであればしばらく様子見でよいとのことだったので、結局病院へは行かなかった。
[… 続きを読む]
医者の言葉の威力
ガンになってからというもの、かなりの数のガン関係の本を読んだが、多くの人が著書の中で書いていたのは、医者に「大丈夫ですよ、治りますよ」と言われるとものすごく安心するということであった。私は今までどの医者にもそんなこと言われたことなかったし、たとえ言われたとしても「そんな気休めみたいなこと言われたって・・・」と思う性格なので、なぜそんなことでそんなに簡単に安心できるのだろうと、その人たちの気持ちが理解できなかった・・・。
しかし、今日医者に「大丈夫ですよ。心配ありません」と言われて、妙に安心して気持ちが明るくなった奇妙な自分に気がついた・・・。
今日はリンパ球療法の日(7回目の注入)であった。ち [… 続きを読む]
精神面での成長を実感
今日ははっきりいって体調的には最悪の部類に入る日であったが、現在の精神状態はすこぶる良い。なぜなら精神面での成長を実感できたからだ。確実に私は一歩前進した。精神面のハードルをとりあえず一つ乗り越えることができたようだ!万歳!!
体調的に最悪といったのは、まずは昨日の夜、またもや痛くて朝の7時まで眠れなかったことから始まり、日中は日中で少々便秘モードに入っているのか、硬い便を出そうと力んでしまうため、排便後の痛みが激しくかなり苦労した。とうとう夜にオキシコンチンを飲んだ。それでも排便後の痛みは抑えきれず、夕飯を食べたのはなんと23時過ぎ。ようやく痛みも落ち着いてきたと思いきや、夕食後また排便。し [… 続きを読む]
信じる者は救われつつある!?
今日も結局ほとんど出なかった・・・。がしかし、一応回復の兆候だけほんのちょっぴり見られたことが唯一の救いであった。今日はもうその一点だけでなんとかマインドを保っている状態だ。とりあえずほんのちょっとだけ排便があったのだが、カマが効いてきている・・・という感じの便(つまり軟便)だったからだ。日中にそのような便が出たので夜にもう少し出るのではと期待していたのだが、残念ながらそれ以上出ることはなかった。エネマもやったがまたもや失敗。ぜんぜん排便なし。 しかし今日はそんなも [… 続きを読む]
主人と父に泣かされた事件
何も食べていないのにけっこう便が出てくる。要するにこれは手術前に溜まっていたものだ。そうそう、手術のときにいったいどうやってあの大量の便を出すのかといらぬ心配をしていたが、聞くところによるとストーマを創設した後そこから出したそうだ。想像するだけでも恐ろしい光景である(^^;)。手術時にかなり出したと聞いたが、それでもまだこうやって毎日けっこう便が出てくるのだから、相当たまっていたのであろう。そりゃそうだ、10日間ほとんど出なかったのだから。
まだ喉は痛いが声はかなり出せるようになってきた。よって自然と会話も弾んだ。私が泣かされたのは、父と主人とちょうどストーマについて話をしていたときである。以 [… 続きを読む]
今回の腸閉塞騒動を振り返って思うこと
今日は痛みも比較的軽く食欲もばっちりで(むしろ食べ過ぎの傾向 !?)、体調よく過ごすことができた。つくづく思うが、普通におなかがすいて、おいしく食べられて、食べた後痛むことも苦しむこともなくて、排泄もきちんとできて、夜はちゃんと眠ることができて、朝は気持ちよく目覚めることができる・・・こんなごく当たり前のことができるだけで人間こんなにも幸せな気持ちになれるのだと。これもガンになってそんな当たり前のことすらできない体験をしたからこそ、幸せを感じ [… 続きを読む]
治療目的以外での初めての外出
ガンになってからというもの、外出するとしたら病院に行くか散歩に出るかで、いずれも治療目的の外出ばかりであった。そしてそれ以外ではせいぜいガン患者の会に参加するぐらいであった。体調があまりよくなかったということもあるが、何もこの10ヶ月間毎日友達に会えないほど体調が悪かったわけではない。会おうと思えば会えるときもあったのに、精神的に会いたいと思えなかったのだ。正直いって、今でもまだそんなに積極的に友人に会いたいとは思っていない。なぜだか自分でも分からない。メールでやりとりした [… 続きを読む]
手術の怖さを再認識
<写真の説明> 勤めていたときのお客さんが贈ってくれたラフランスとマンゴーと無農薬野菜(クリックして拡大) 今日は私の話ではないのだが、母の友人から怖~い話を聞いたので、今後みなさんが手術をするときの参考になればと思い掲載することにした。母の友人が腸閉塞で入院した。聞けば、今まで便秘知らずでとてもいい便が出ていたそうだが、最近になって便やガスの出が急に悪くなり、忙しいのを理由に [… 続きを読む]
歯科統合医療
<写真の説明>高校時代の友人から素敵な花が届いた 今日は歯医者に行った。偶然なのか、はたまた必然なのか分からないが、左の奥歯の銀歯が取れてその治療がちょうど終わろうとしていたとき、今度は右の奥歯の銀歯が取れてしまった。最初の治療には近所の行きつけの歯医者に行ったのだが、右のほうが取れたときには、私の銀歯が取れたことなど知らないはずのOクリニックの看護師さんから、タイミング良く世間話として歯科統合 [… 続きを読む]
主人によるびわ葉温灸講習会
今までびわ葉温灸は主人にやってもらっていたのだが、最近主人も仕事が忙しくなってきてその時間が取れないことが多くなってきた。そこで両親が覚えれば私にやってあげられるだろうということで、本日主人によるびわ葉温灸講習会が開催された(笑)。講習会といっても、びわ葉温灸自体そんなに難しいものではないので、数回手ほどきをしただけで父も母もすぐにマスターできた。そして今日は初めて父に温灸をやってもらった。とても気持ち良かった。父と母はこれでまたやることが増えて大変になってしまったが、私としては本当にありがたい限りで、両親には心から感謝している。
今日も散歩に出られず、一日中ベッドに横たわっている状態であった [… 続きを読む]
口内炎が痛くてたまらん!
<写真の説明>アメリカのクリスマスデコレーションが素敵な家 思えば1年前の今日はアメリカにいた。すでにその頃は調子が悪くベッドに横たわってばかりだったが、クリスマスだけは我が家恒例のケンタッキーフライドチキン&赤ワイン&お気に入りのフランスパンで乾杯したのを思い出す。そして写真にあるような気合の入った家をドライブして見に行ったものだ。東京でも西のほうや神奈川あたりのしゃれた地域ではクリスマスデコレーションに [… 続きを読む]
ガン克服の共通キーワードは「マインド」
<写真の説明>昨日と同じ友人から今日もまた贈りものが届いた!(驚&喜)本とバッチフラワーのレスキューレメディ 昨日は久しぶりにブログをお休みしてしまった。この記事は昨日の日中にほとんど書いたもので、残りを夜寝る前に書こうと思っていたのだが、21時のボルタレン&22時のMSコンチンを飲んだ後、一番調子がいいはずの23時になっても痛みが治まらず、0時過ぎにレスキューを飲む自体になってしまった。なのにちっとも [… 続きを読む]
ようやく痛みのコントロールができてきた
<写真の説明>私が最も楽しみにしている友人手作りのパン。新年第一弾のパンは2種レーズンのリュスティック、ごまのリュスティック、松の実のフォカッチャ~ガレットデロア仕立て~。ガレットデロアは新年を祝うフランスの伝統菓子で、パイ生地の中にアーモンドクリームが入っているケーキ。ケーキの中にはフェーブと呼ばれる人形が入っていて、フェーブが入った切り分けを食べた人はその日一日王様(王女様)になれるというもの。当然私は本物の [… 続きを読む]
家族の努力を無駄にしたくないからこその判断だった
<写真の説明>長野県白馬村の知人から届いた自家栽培の野菜(かぼちゃ、じゃがいも、白菜、ヤーコン、キャベツ、大根)とりんご。かぼちゃは早速味付けなしでただ蒸かしただけで食べたが、ものすごく甘くておいしかった 今日の内容は、おとといの記事のコメントに対する返信としてコメント欄に最初書き始めたのだが、書いているうちにかなり長文になってきたので急遽場所を移し、本日の記事として掲載することにし [… 続きを読む]
惣菜の怖さ
この1年、主人はよく私の玄米菜食につきあってくれたと感謝/感心しているが、そんな主人も最近とうとう普通の味付けを欲するようになってきた。肉を食べない生活というのはなんとかなるのだが、味付けだけはいかんともしがたいようだ。私もそう思う。もうちょっといろいろな調味料が使えたらどんなに楽かといつも思う。
よって主人には食べやすいようにと必ず1品は普通の味付けのものを出すようにしているのだが、スーパーで主人の大好きな春巻きを見つけたので買っていってあげることにした。ところが家に帰って原材料名のところを見て驚愕した。ちなみにその春巻きには次のように書いてあった。
トレハロース、調味料(アミノ酸等)、乳化 [… 続きを読む]