西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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食事開始、一般病棟へ

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手術後3日目で、もう食事が開始された。最初は出された量の2%ぐらいしか食べられなかったが、6日目ぐらいには80%ぐらいにまでなった。普通大腸ガンの手術の場合、かなり食事の量など制限があるのだが、私の場合は幸か不幸か何もしなかった・・・つまり腸を切ってないので、食事は普通食だ。術後3日目にして尿管がはずされた。そして痛み止めを注入する背中に突き刺さっていた管もはずされた。どんどん身体から管がはずされていき、かなり身軽になってきた。足をひきずりながら歩くのは変わっていないが、それでも歩くスピードが日ごとに見違えるほど速くなっていく。外科的な回復は本当に早い。

4日目に術後管理棟から一般病棟へ移った。がんセンターのすごいところは、大部屋といっても、せいぜい4人部屋、しかも部屋ごとに専用のトイレとシャワーがついていることだ。部屋も明るくきれいで広く、まるでホテルのよう。しかも私の部屋はラッキーなことに2人部屋だった。これで個室料金がかかっていないのだからありがたい。同室のお姉さんも同じく大腸ガンで、私より10歳年上だが、とても気さくでいい人で、本当に彼女のおかげで入院生活を楽しく過ごすことができた。笑いの絶えない毎日だった。やはり今も強くそう思うが、たったの2週間とはいえ、入院生活を楽しく過ごせるかどうかは、回復にも大きく影響してくると思うし、ましてや私の場合、末期ガンを宣告された身なので、笑いながら過ごせたことはものすごく重要なことだと思う。

術後5日目で、痛み止めもストップした。最初はストップしたらどのぐらい痛くなるのかとドキドキだったが、ほんの少し痛みが強くなった程度で、ほとんど変化なかった。あとは点滴だけだ。あー、早く点滴をはずして身軽になりたいものだ。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!