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口内炎が痛くてたまらん!

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<写真の説明>アメリカのクリスマスデコレーションが素敵な家

思えば1年前の今日はアメリカにいた。すでにその頃は調子が悪くベッドに横たわってばかりだったが、クリスマスだけは我が家恒例のケンタッキーフライドチキン&赤ワイン&お気に入りのフランスパンで乾杯したのを思い出す。そして写真にあるような気合の入った家をドライブして見に行ったものだ。東京でも西のほうや神奈川あたりのしゃれた地域ではクリスマスデコレーションに気合を入れた地域があると聞くが、私の住んでいる新富町界隈ではそのような気配すらなく非常に殺風景である。我が家自体もなんの飾りつけもしていないので他人のことは言えないのだが・・・。

私たちもアメリカにいたときは小さいながらもクリスマスツリーを飾り、さらにほんのちょっとだが家の中に電飾の飾り付けを施し、クリスマスソングを流したものだ。ところが日本に帰ってきた途端、まったくそういうことをしようという気が起きなくなってしまった。私が病気だからというのもあるが、やはり一番の理由は家に余裕がないからであろう。アメリカの家は一軒家で、今住んでいるマンションの3倍の広さがあった。やはり広いというのは人の気持ちも広くするような気がする。そしてそういう心の余裕が生活の余裕に結びつくような気がする。

今日はクリスマスディナーというわけでもなく、いつもとなんら変わらない一日を過ごした。前はクリスマスツリーを飾ったり飾り付けをしたりなどは子供がやることで馬鹿馬鹿しいと思っていたのだが、そういう一見無駄と思えるようなことをやるのも案外重要なことなのかもと思うようになった。なぜなら今思い返してみると、みんな楽しい思い出となって私の記憶に刻まれているからである。よって2007年は一つ一つのイベントを楽しんでいこうと思う。

昨日の最悪なクリスマスイブに引き続き、今日もレスキューを2度も発動するような最悪な日となった。しかもガンの疼痛だけでなく、ここ最近口内炎がひどくて悩まされている。塩気と酸味がものすごく沁みるので、食事をとることはもちろんのこと、にんじんジュースを飲むのさえつらい。口内炎の痛さはモルヒネをいくら飲んでも消すことはできないので非常につらい。ただでさえガンの疼痛&激しい便意による痛みでヒーヒー言っているというのに、さらに口内炎の痛みが加わり、まさに泣きっ面に蜂の状態である。

そんなわけで、電話で相談すればいいことであり、薬も十分あるのでわざわざ行く必要もないのだが、つい癒しを求めて緩和ケアの予約を入れてしまった(^^;)。これも近いがゆえになせる業である(本当に病院が近くてよかったぁ)。いくらC先生に会いたいからといっても、いちいち何時間もかけてはさすがに会いに行く気にはなれない。本当は今日が担当のC先生の外来の日だったのだが、さすが聖路加、今日はクリスマス休暇で外来は休診だそうだ(^^;)。というわけで、金曜日に行くことになった。

それにしてもこの口内炎の原因は何なのだろうか?健康なときは、口内炎ができると私の場合、チョコラBBを飲めばすぐに翌日にはきれいに治ったものだった。しかし今回はいくらチョコラBBを飲んでも治らない。これだけにんじんジュースだの青汁だの、そして最近は旬の果物として毎日りんごを食べているので、ビタミン不足によるものとは思えない。やはり薬を大量に飲んでいるせいだろうか?ボルタレンは胃に悪影響を及ぼすのでボルタレンを増量したせいかと最初は思ったが、記録を見るとボルタレンを増量する前も口内炎で悩まされていたので、それが原因ではないようだ。うーん、となると原因は何なのだろう・・・。原因が分からないと対処のしようがないし、この激しい口内炎がこれ以上続くと食欲にもかなり悪影響を及ぼすので、なんとか早く原因を突き止め対処したい。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!