西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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わくわくする治療

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今日はリンパ球免疫療法の第3回目注入の日であった。過去2回は別に何も感じなかったのだが、なぜか今回は直感的にというか、2日前ぐらいからわくわくしだして、行くのが楽しみで仕方なかった。

理由は自分で思うに2つある。一つは治療効果に対する期待感だ。この療法の効果かどうかは検証できないが、やっぱり自分の状態が快方に向かっていることを最近実感できているから、リンパ球注入でますます免疫力アップさせてガンをやっつけよう!という気持ちが高まっているからだと思う。実際、今日担当の先生にこの2週間の状態の変化を説明したのだが、どの報告も良い報告ばかりであった。便が少し太くなった気がするとか、便が出た後の痛みが前ほど強くないとか、そしてそれゆえ痛み止めを飲む回数が減ったとか・・・。食欲もものすごくあり、主人より私のほうが量が多いぐらいだ。なのに、おやつの時間にはおなかがすいてくる始末だ(^^;)。

もう一つの理由は、白血球がどのぐらい増えているのかを今日ようやく知ることができるというわくわく感である。当然前回の1700という最低な数字は抗がん剤の影響でめちゃくちゃ下がっていたので、今回どこまで回復しているかそれを早く知りたかったのだ。しかし残念ながらこれについては2週間後のお楽しみになってしまった。毎回血液検査に出しているわけではないそうで、前もって希望を伝えておかないといけなかったらしい。というわけで、次回は知ることができるよう伝えておいたので、これについては次回のお楽しみだ。ちなみに、リンパ球の数はまたまた増えて、前回の70億から今回は94億になったそうで、私の血液はますます元気になったようである。これはとてもうれしいニュースだ。

それにしても、わくわくするこんなガン治療ってあるだろうか?抗がん剤や放射線治療だったら、それこそ逆で、3日前ぐらいから憂鬱になるであろう。実際Hさんも私へのメールで「あー、来週からまた抗がん剤だよー。いやだよー」って言ってたし、私ももし万が一投与を受けるとなったら、それこそ胃が痛くなるかもしれない。

でもよく考えたら、治療は本来わくわくするものでないといけないのではないだろうか?だって良くなるようなことをしてもらえるのだから、本来喜ぶべきもののはずだ。なのに、抗がん剤や放射線療法は患者に喜びを与えるどころか、恐怖や苦痛ばかりを与える。やっぱりどこか間違っているのではなかろうか?とつい私は思ってしまう。

最後にちょっぴり残念な報告だが、本日ノーロキソの更新はならなかった。最近若干便が硬めなせいか、今日は通過痛が激しく、外出することもあり、いつもにもまして時間がなかったため、のんびり痛みに耐えたりしている暇はなかったのでロキソを飲んだ。そしてこれまた最近の傾向なのだが、なぜか夜になると痛み出してくる。以前は、夜というのは便が出ないので比較的安定していたのだが、最近は便が出ていないにもかかわらず痛む。理由が分からないだけになんとなく不安だが、とにかくしばらく様子を見るしかない。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!