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惣菜の怖さ

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この1年、主人はよく私の玄米菜食につきあってくれたと感謝/感心しているが、そんな主人も最近とうとう普通の味付けを欲するようになってきた。肉を食べない生活というのはなんとかなるのだが、味付けだけはいかんともしがたいようだ。私もそう思う。もうちょっといろいろな調味料が使えたらどんなに楽かといつも思う。

よって主人には食べやすいようにと必ず1品は普通の味付けのものを出すようにしているのだが、スーパーで主人の大好きな春巻きを見つけたので買っていってあげることにした。ところが家に帰って原材料名のところを見て驚愕した。ちなみにその春巻きには次のように書いてあった。

トレハロース、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、キシリロース、カラメル色素、酸味料(原材料の一部に、小麦、乳、大豆、豚、鶏、りんご、ゼラチンを含む)

これではまるで春巻きを食べるというより、春巻きの形をした化学合成添加物を食べているようである。春巻きに欠かせないシイタケすら入っていない。ゼラチンは恐らく春雨の代わりなのであろう。まさかこんなひどい内容だとは思わなかったので、チェックせずに買ってきたことをとても後悔した。

ちなみに春巻きがいけないのではない。自宅で手作りすればかなり良い食品となるであろう。要するに「惣菜」となってしまうと、これだけの添加物が入るということなのだ。そんなこと当然分かっていたことだが、主人もかなり長期間がんばって私の玄米菜食につきあっていたのでその認識が薄れていた。しかし最近とうとう主人も普通の味付けを欲するようになってきたので、なかなか私が手作りできないものだからつい惣菜に頼ることがある。母も一生懸命主人用として特別に普通の味付けのものを作ってくれるが、私のものも作らなければいけないのでやはり時間的に限界がある。でも今日も母は主人のためにたらこと白滝の煮つけを持って来てくれたし、本当によくやってくれているので感謝しきりである。

しかしさすがに主人も今回春巻きの原材料を見て、惣菜の怖さを再認識したようだ。「もうこういうのは買ってこなくていいからね」と私に言ってきたから(^^)。しかも先日何がきっかけで見たのかは忘れたが、添加物の種類とそれが身体に及ぼす悪影響、そしてどういった食品に含まれているかという一覧表をネットで二人で見ていたのだが、それを見たときもものすごく恐ろしくなったのを覚えている。かまぼこやちくわのような練り製品は添加物のオンパレードで、とにかく加工品や調理済みのもの、色のついた食べ物や飲み物(特に清涼飲料水)が最も危ない。やはり新鮮な野菜やその他食材を自分で調理してその場で食べるというのがベストなのである。なかなかそれを実行するのは難しいんだけどね・・・(^^;)。

今日は内容のあるブログを書けてよかったが、実はついさっきまでブログを書かないつもりでいた。今日もそれぐらい調子が悪かったのだ。レスキューはなんとか飲まないで過ごせたが、日中痛みがかなり強く、MSコンチンもボルタレンも前倒し前倒しで飲んだ。そしてようやく夜更けてから決められた時間に飲むところまで追いつき、こうしてブログを書けるぐらいに復活したのである。なかなか痛みのコントロールがつかなくて困る・・・(涙)。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!