西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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一抹の不安がよぎる・・・

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ここしばらく安定していた体重が、再び減少に転じ、とうとう今朝は48キロを割り込んでしまった・・・。身長173センチで48キロだから、私が今どれだけ痩せているか想像できるであろう。はっきりいって骨と皮の状態だ。脂肪という脂肪がすべて落ちてしまい、それによって一番影響を受けているのがおしりだ。ただでさえ肛門が痛いというのに、加えておしりの肉が削げ落ち、尾てい骨が突き出てしまっているため、痛くて硬いイスに座ることもできない。自分のベッドはかなりふかふかにしているのでぎりぎりOKだが、普通のベッドでは仰向けに寝るのも難しい。だから外出するときは、おしりに敷く円座を持参することもある(^^;)。

アメリカにいたときの体重減少は完全にガンによるものだが、玄米菜食をやると、それだけでもかなり体重が落ちるので(実際主人はこの3ヶ月で10キロ近く痩せた。よってダイエットしたい人は、高いサプリメントやジュースを飲んだり、無謀なダイエットをする必要なんかない。ただこの玄米菜食をするだけで、健康的に痩せられるのだから)、今までの減少は気にしていなかった。そしてある程度のところまで、すなわちその人にとって健康に過ごせる必要最低限の体重まで落ちると、減少が止まると聞いており、私もずっと減り続けていた体重が、ここ最近下げ止まり傾向にあったので、ようやくベスト体重に落ち着いたかという安堵感みたいなものを感じていたときだった。私の場合、もともと太っていなかったから、体重がこれ以上減ることはあまりウェルカムではなく、むしろ毎朝太りたいと思って体重計に乗っている。だから、ようやく落ち着いたと思っていた矢先に再び体重が減少、しかも48キロの大台を割り込んでしまったので、朝から超ブルーになってしまった。

ブルーになるだけならよかったのだが、今日はなぜかすごく不安を感じた。実は最近またなんとなく便が細くなった感じがしていた。そして脱毛がほんの少しだが止まってきた感じがしていた。それ自体は喜ぶ話なのだが、一方で「副作用が治まる=抗がん剤の効き目もなくなる」という思いもあり、実は最近細い便を見るたびに少し不安を感じていたので、今朝の体重減少で一気に「ガンが大きくなり進行してしまったのでは!!??」という一抹の不安が頭をよぎったのだ。そしていったんそう思ってしまったら、何度そのマイナスイメージを払拭しようとしても、どうしても悪いほうへと考えてしまい、午前中はマイナスイメージに完全に支配されていた・・・。散歩中もずっとそのことが頭から離れず、すべての事象がガンの悪化につながっているような気がして、すごく暗くなってしまった・・・。

午後になり、義母にその話をしたら、義母がこう言ってくれた。「体重が下げ止まったと思っていたのが勘違いで、まだ下げ止まっていなかったんじゃないの?」そう言われてよくよく毎日の健康管理記録を見てみると、確かに長い目で見るとまだ下げ止まっていないとも言える状態であった・・・。また細い便については主人がこう言ってくれた。「みづきの場合は頻便だから、一度に出る量が少ないでしょ。そういう場合は細くなるよ」と。これらの意見がこの2つの事実の本当の理由かどうかは分からないが、でもそういう考えもあるなとは思った。そしてそれによって、すっかり私の不安は消え、また前向きな思考を取り戻すことができたのだ(^^)。

便にしろ体重にしろ、とにかく現時点で判断するのは時期尚早だと思った。もう1、2週間とにかく様子を見る必要がある。

昨日、おとといと恒例の体調報告を書かなかったな。便りがないのは良い知らせ、というわけではないが、実際、昨日、おとといは割りと体調が良かったのだ。そして今日も途中まではけっこう快調だった。このままなら今日は早めにブログを書いて寝られると思っていた・・・。しかーし!!夜の10時ごろほんの少しだけ便が出てしまった。これが悪夢の始まりであった・・・。それから延々と1時間半痛みが続き、とうとうロキソを2錠飲む直前までいってしまった。というのも、先日主治医に「最悪どうしても効かないときは2錠まで飲んでいい」と言われたからだ。ロキソを飲んで1時間経ったにもかかわらず一向に痛みが治まる気配がなかったので、2錠目に手が伸びた・・・。そしてまさに飲もうとしたその瞬間、なぜか痛みがすーっと引いていったのだ・・・。不思議だ。何かが私が2錠目のロキソを飲むことを阻止してくれたようだ。そしてそれ以降、今も痛みは軽く、こうして快調にブログを書くことができている。本当に2錠目を飲まないですんでよかった。何がそうさせてくれたのか分からないけど、ありがとう!!

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!