当然 (とうぜん)
西洋医学との決別
私の手術結果が最悪だったと知ったときから、主人は朝から晩まで私の治療に関するリサーチをしまくっていた。そしてお見舞いに来るたびに、本やネットからの情報をコピーして持ってきてくれ、私に読むように言った。私も主人もそれらの情報から、徐々に西洋医学には疑念を抱くようになっていた。そして根治する方法も存在することを知り、東洋医学や自然療法に興味を抱き始めていた。
そんなときに、昨日の内科医からの説明で「根治の道はない」と断言されたので、それで完全に吹っ切れた。西洋医学にはもう頼らない!!!!私は自然療法に命を賭け、絶対にガンを克服してみせる!!!!
それにしても今回ガンになっていろいろと勉強になった。 [… 続きを読む]
下血が心配
今日は昨日に引き続きロキソを飲まずに一日を過ごせた。痛みは日中1回ピークが来たが、お風呂に入って温めたらその後軽くなり、夕方もまたマッサージで難を逃れ、とりあえず飲まないでここまで来た。昨日はブログを書きながら湯たんぽをおしりにしていたが、今日は今のところ痛みはほとんどない状態。というわけで、珍しく痛みに関しては割と楽な日であった。
しかし、一つ良くなると必ず別の問題が出てくる(^^;)。今日発生した問題は「下血」だ。直腸ガンだから下血したり便に血が混じるのは当然の症状なのだが、今までの私の場合、便に血が付いていることはあっても、便器の水が血で赤く染まるということはなかった。だが今日はそうだっ [… 続きを読む]
犯人は黒ゴマだった
本当に申し訳ない!毎日便の話ばっかりで。いい加減私もこの話題から離れたいのだが、どうしても自分の関心がそっちの方面に行ってしまうのだ。明日は大事件さえ起こらなければ、別の話題にしようと思っているので、今日までご勘弁願いたい・・・(^^:)。
実は5日前ぐらいにある悩みを抱えていた(とにかく悩みはつきない・・・)。それは便が急にこげ茶色になってきたことだった。以前にう○ちの話題で盛り上がったときブログにも書いたが、便の色も健康管理の重要なポイントであり、理想の色は黄金色だという話をした。よって、かなり黒っぽいこげ茶色の便を見たときはちょっとショックだった。完全に黒だと血の可能性があるのだが、私の [… 続きを読む]
食事療法を行う際の家族の苦労
深刻なタイトルなのに、写真(クリックして拡大)は見るからにおいしそうなさくらんぼ。まずは写真の説明からしておこう。ちなみに今回は写真と記事の内容に関連性はないのであしからず(笑)。 このさくらんぼが、お酒ともう一つの母への誕生日プレゼントだ。母が「あー、おいしいさくらんぼ食べたいわねー。でもさくらんぼは高くてねえ」と以前言っていたので、それなら・・・ってことになったのだ。私たちもご相伴に預かったのだが、いやはやあまりのおいしさに、私は果物禁止にも関わらずかなり大量に食べてし [… 続きを読む]
人間は生かしてもらっているのだろうか?
故絵門ゆう子さんは、毎日朝起きたら「今日も一日生かしてくれてありがとう」とベランダに出て天に向かって感謝していたそうだ。いろいろなガン患者の本を読むと、やはり多くの人が「毎日生きていることに感謝している」と書いている。
実は正直なところ、私は一度もそう思えたことがない。生きていてよかったとか、生かしてくれてありがとうとか、どうしてもそう思えないのだ。これはガンになってからだけではなく、今までの人生において一度もそう思ったことがない。今朝も無理やりそう思おうとしてみたが、やはりだめだった。それは当然だろう。こういうことは無理やり思うものではなく、自然にかつ心の底から思えなくては意味がない。
なぜ [… 続きを読む]
楽しいことある?って聞かれて答えられますか?
カリフォルニアにいるアメリカ人の友人ポールからメールをもらった。「調子はどう?」という問いに対し、私は「特に変化ないよ。毎日やるべきことをやっているだけ」という返信をした。すると次のメールに「最近楽しいことある?」と書かれていた。それに対し私は「残念ながら何もないよ。痛いから何もできないよ」と返信した・・・。
そう、何もない。何も楽しいことがない。そう思ったらものすごく悲しくなってきた。アメリカにいたときは、近くのワイナリーに行ってサンドイッチ片手にワインを飲みながらジャス演奏を聴いたり、公園でのんびりしたり、海へ行ったり、ショートトリップに出かけたりが楽しかった。また週に1度の外食デーで、お [… 続きを読む]
血液検査の結果に異常値発生!
今日はリンパ球療法の日であった。2週間前に採血した分の検査結果が今日出たのだが、なんとCEA(腫瘍マーカー)が正常値の5を超えて6.5になってしまった!!ずっと2台だったのだが、前回(=1ヶ月前の採血分)に4に上がり、今回(=2週間前の採血分)上がるか下がるか注目していたのだが、残念なことに上がってしまい、とうとう異常値に突入してしまった・・・。このCEAという腫瘍マーカーは、消化器系、肝臓、肺ガンの指標になっている。よって異常値に突入したということは、私の場合転移したということが考えられる。もちろん必ずしもそうとは限らないが、その可能性が高いということだ。しかし、今日の先生はけっこうあっけら [… 続きを読む]
痛くて肛門が触れない!
今日は肛門の痛みが最高潮に達した。紙で拭けないのは当然のこと、薬を塗るために肛門を触ることすらできないぐらい痛くなってしまった。原因は下痢。今日はなぜかものすごい下痢で、ぜんぜん止まらないのだ。これほどの強烈な痛みは、ここ最近味わっていなかったかもしれない。いつもブログに書いているように、毎日かなり痛いのだが、この裂けるような強烈な痛みとはちょっと違う。
ただこれだけ痛いのに、涙がそんなに出なかったのは、やはりこの痛みが割りと前向きな要素を含んでいるものだからだと思う。一つは、この痛みと引き換えにけっこう便が出てくれたこと、そして痔の痛みであれば時間がかかっても治癒できるという希望があること、 [… 続きを読む]
緩和ケアに行って本当に良かった
1週間の経過観察のため、昨日再び緩和ケアの外来に行ってきた。今日これから書く話は昨日書く予定だったのだが、痛みが強く書けるような状態ではなかったので、またブログをお休みしてしまった(^^;)。書く気は十分あり、夜中の2時までパソコンをつけたままにして、ベッドで痛みが引くのを待ちながらがんばっていたのだが、とうとう痛みは引かず、ボルタレンを飲んであきらめて寝ることにした。 しかしそのチョイスは大成功だった。なんと3時間も目が覚めずに熟睡できたのだ!2時に寝て、いつもだったら真っ暗闇の [… 続きを読む]
痛み抑制の功罪
昨日デュロテップパッチ(麻薬の貼り薬)を増量した効果がばっちり出て、今日一日ほとんど痛みなく過ごすことができた。痛みがないとこんなにも有効に時間を使えるのかと、再認識させられた一日であった。
仕事の件でちょっとトラブルがあり、対応しなければならないことが出てきたのだが、それにもなんなく対応できた。いつもだったらメールに張り付いていることはとても不可能だったので(そもそも日中パソコンを立ち上げる余裕がまったくない!)、変な話だが、トラブル発生が今日でよかったと思った(^^;)。
また、いつもだったら必ず痛みが発生する食後や排便後も、今日に限ってはほとんど痛まなかった。よって痛みをやり過ごすために [… 続きを読む]
信じる者は救われつつある!?
今日も結局ほとんど出なかった・・・。がしかし、一応回復の兆候だけほんのちょっぴり見られたことが唯一の救いであった。今日はもうその一点だけでなんとかマインドを保っている状態だ。とりあえずほんのちょっとだけ排便があったのだが、カマが効いてきている・・・という感じの便(つまり軟便)だったからだ。日中にそのような便が出たので夜にもう少し出るのではと期待していたのだが、残念ながらそれ以上出ることはなかった。エネマもやったがまたもや失敗。ぜんぜん排便なし。 しかし今日はそんなも [… 続きを読む]
夜中に急変で大騒ぎ!
26日の夜中に胃が痛くて目が覚めた。しばらくしたら治まるだろうとベッドの中でじっと我慢していたが、治まるどころか痛みはどんどん増してき、30分後には耐えられないぐらいの痛みになってきた。よってナースコールで看護師さんを呼んだのだが、そのときには涙が出るほどの痛みで、脂汗まで出てきた。看護師さんが急ぎ当直の先生に連絡をするが、5分経っても先生が来ない。看護師さんも血圧や脈、熱といった一通り調べるものは調べ終えてしまったのでそれ以上どうしようもなく、何かあったらまた呼んでくださいと言い残し、いったんナースステーションへ戻ってしまった。痛い痛いと泣きながらベッドで待っている間、、一瞬「緊急手術!!? [… 続きを読む]
西洋医学の呪縛
注:10/18から11/2の記事は退院後に書いています(ちなみに11/2の記事を書いたのは11/19)。11/3からはリアルタイムで書いています。
とうとう明日退院だ。なんだかんだいって今回の入院生活は至極快適であった。モルヒネを常用していることもあり、前回の入院に比べ痛みも軽かったし、普通食(普通の味付けのもの)を食べて、一日中TVやDVDを見たり本を読んだりしてのんびり過ごす快適生活であった。個室もすっかり自分の部屋のようになってきた(^^)。退院したくないという気持ちもかなりあるが、昨日書いたようにもうそろそろ退院しないと元の生活に戻れなくなってしまうので、これ以上ここにいるのは危険だ。 [… 続きを読む]
合理主義者である私のはずが・・・
<写真の説明>友人がプレゼントしてくれた「生菜食健康法」という本。まだ中身は読んでいないが、ゲルソン療法より厳しい内容の療法らしい(怖)。ひえ~! 今日の東京はものすごい豪雨だった。ニュースによると、今日一日だけでこの時期の1か月分に相当する雨が降ったそうだ。この雨の中私は外出したのだが、さすがの銀座も人はまばらだった。クリスマスだった昨日はそれこそ芋洗い状態で、銀座三越の地下食品売り場などは歩けないぐらい [… 続きを読む]
今できることをとにかく実行すればいい
やっぱり昨日あの時間にブログを書いておいたのは正解だった。昨日はかなり体調がいい一日であったが、それでも夜9時ごろには痛みが強くなってきて2時間ほどダウンしたので(レスキューはなし)、もし午前中にブログを書いておかなかったら、また痛い話のブログになってしまったに違いないからだ。
というわけで、今日も濃い内容で書きたいことがあるので、今のうち(現在午前11時半)に書いてしまおうと思う。昨日は私の最近の揺れる心を思いっきり吐露できたので自分としては大満足だった。そしておかげさまで皆様から有意義なご意見を頂戴することができ、これまた大満足であった。コメントしてくださった方の真意をできるだけ正確に汲み [… 続きを読む]
最高の環境を与えられているのだから治らないはずがない
<写真の説明>義母手作りのかぼちゃの茶巾絞り。味付けは何もなし。材料はかぼちゃと小豆だけだが、見かけがおいしそうだと味がなくても十分食べられる ただ今お昼の12時過ぎ。この時間に、このタイトルでブログを書く予定はまったくなかったのだが、あるメールを読んだら涙が止まらなくなり、衝動的に今ブログを書き始めている。 メールの主は父の友人H氏であった。昨日私の両親がH氏のところに遊びに行ったそうで、 [… 続きを読む]
分かってはいるけどきつい質問だった・・・(^^;)
<写真の説明>デュロテップパッチ(貼るタイプの医療用麻薬)を貼った私の足。貼った日と交換の日を書いておくのが笑える(^^;) 今日は緩和ケアの外来だったのだが、話の中で懐かしのデュロテップパッチの名前が出てきたので写真を掲載してみた(^^)。この写真でどのようにデュロテップパッチを使うのかみなさんも分かったと思うが、そう、本当に貼るだけなのだ。身体に貼るだけで麻薬が皮膚から吸収されて痛みがとれるなんてまったく驚きであろ [… 続きを読む]
思い出作りは必要?不要?
私の弟が母に「姉貴と二人で温泉にでも行ってきたら?必要あれば俺が宿を探して予約してあげるよ。俺にできるのはそれぐらいだから」と言っていたという話を母から聞いた。我が弟ながらなんとやさしい、いいやつなんだ。でもこんなにできのいい弟になったのは大人になってからで、特に子供が生まれてから一層いい奴ぶりが加速したと思う。親は子供を育てるのと同時に子供によって成長させられると言うが、まさしくその通りだと思う。その点私には子供がいないので、人より成長していない分があると時折感じることがある。忍耐とか思いやりとか、そういう点が自分には欠けていると感じることが時々ある。
さて、また今日も本題とずれそうになった [… 続きを読む]
食事療法で体質が変わった
今日こそは早くブログを書こうと朝から気合を入れていたのだが、結局はあれよあれよという間に時間が過ぎ、昨日と同じく夜中の1時になってしまった(^^;)。我が家の経済的な難局及び主人のストレス解消のためにも事務員を雇う必要があり、よってまた新たに事務所を借りる必要が出てきたという話は先日ブログにも書いたが、とうとうその話が大詰めを迎え、明日申し込みをしに行く運びとなった。よって今日はその話で朝から主人と最後の議論が勃発、あっという間に時間が過ぎてしまった。ただでさえ時間が足りないところに夕方から痛み出し、レスキューを飲んだが効果が出ず、結局復活するまでに4時間かかった。
さて今日のタイトルは「食事 [… 続きを読む]
昨日のダウンの原因は東京マラソンだった(^^;)
<写真の説明>優勝したダニエル・ジェンガ選手。車の前を水色のユニフォームを着て走っているのが彼だけど分かるかな?(写真はクリックして拡大) 昨日のビッグイベント言えばこれ。東京マラソンだ。マラソンに特に興味はなく普段はTVでも見ないのだが、今回は我が家の近くがコースとなるということもあって楽しみにしていた。またこんなことでもないとなかなか外出しないので、外へ出るよいきっかけになるとも考えていた。 今回は築地 [… 続きを読む]
東京いずみの会存続を断念
2月20日の記事に書いたとおり、早速私はいずみの会本部宛に会場手配のお手伝いの申し出のファックスを送った。そして昨日ご丁寧に中山会長からお電話を頂戴した。先に結論を申せば、残念ながら東京いずみの会の存続は断念することになった。20日の記事には会長の高齢と多忙が休会の理由と書いたが、私の書き間違えで、正確にはお知らせには「多忙」ではなく「過労」と書いてあった。私も恐らくそうではないかと思っていたのだが、やはり休会の理由は会長の過労であり、会場についてはなんとかしようと思えばなんとかなるとおっしゃっていた。
そんなわけで私がちょっとがんばったぐらいではどうしようもできないことが分かったので、非常に [… 続きを読む]
毎朝いちごがある生活っていいね。
<写真の説明>築地の場外市場で買ってきたいちご 「毎朝いちごがある生活っていいね。」 主人のこの言葉によって急に我が家の冷蔵庫はいちごが溢れるようになった(笑)。私は玄米菜食をやっているが、一部ローフードも取り入れているので、毎日朝食にはお皿一杯に盛られたフルーツを食べている。もちろん基本的には旬の無農薬あるいは有機の果物だ。よってここしばらくは私はりんごと夏みかんを主に食べていたが、主 [… 続きを読む]
仕事のストレスかなあ
ガンになってから私は掃除・洗濯以外の家事を一切やっていない。食事作りも食器洗いもすべて母と義母にやってもらっている。少しでも私の負担を減らし、時間を治療に有効に使えるようにと協力してくれているのだ。本当にありがたいことで、心から感謝しているし、ゆえに私もそのように作ってもらった貴重な時間を1分でも無駄にしないようにしているのだが、ご覧のとおり痛みのせいでなかなか散歩もできないし、ブログも満足に書けないような毎日である。さらにここのところやらなければいけない仕事もあって、普段以上に時間が足りない状況となっている。時間に余裕があれば洗い物ぐらいしてあげたいなとは思っているのだが、とにかく日々まった [… 続きを読む]
この変化をどう捉えるべきか悩みどころ
実は私は最近起こったある変化をどう捉えてよいかで悩んでいる。いつからそうなったのか正確には分からないが、最近本物の肛門のほうから出ていた少量の便(私は便かすと呼んでいた(^^;))が出なくなったのだ。
ちなみにその便かすというものは、元々は出ていなかった。ストーマの手術後いつからだったか出るようになったのだ。ストーマの手術を受けた当時、私は本物の肛門からは今後一切何も出ないものと思っていたので、最初見たときはいったい何が出てきたのかとびっくりしたが、主治医に聞いてそれが便かすだということを知った。私のストーマはS字結腸に造設されている双孔式ストーマなのだが、本物の肛門からストーマまでの短い腸は [… 続きを読む]
思えばストーマにすれば痛みとおさらばできるはずだった
先日痛みについて考えをめぐらせていたところ、ある重要なことに気がついた。それは「ストーマの手術をすれば痛みがなくなるはずだった」のに「なくなっていない」ということである。私が受けていた医師の説明では、痛みの原因は直腸に大きな腫瘍があるため排便時や便がたまってくると腫瘍が近くの神経を刺激するから、とのことであった。思えば痛みといえばこのブログでも何十回と書いた言葉があった。通過痛と圧迫痛である。これら2つの言葉は私が勝手に名づけたもので、今となっては懐かしささえ感じるが(^^)、ストーマ手術前は痛みといえばこれら2つの痛みで、私は常にこのどちらかの痛みで苦しんでいた。食事をすれば圧迫痛、排便すれ [… 続きを読む]
これぞ真の友人。やっぱり友人ていいなあ。
<写真の説明>遊びに来た友人が大量に自然派食品店で買い物してきてくれた。この暑い中こんなに重い荷物を本当にありがとう!有機栽培のホワイトアスパラガスなんてめったに手に入らないのでとてもうれしかった! おとといはロサンゼルス在住の大学サークルの友人が遊びに来た。彼女のすぐあとに別のサンノゼ在住の友人から、やはり同じく一時帰国中なので私に会いにくるという連絡をもらった。そういえばもうそんな時期になったんだな [… 続きを読む]
ガンからのメッセージ
<写真の説明>いつも無農薬野菜を下さる母の友人からの新鮮な野菜たち。おいしいきゅうりは味噌をつけてそのままカリッと食べるのが一番。甘くて超おいしかった!!! 7月4日付けの記事では時間がなくて書けなかった「ガンからのメッセージ」について今日は書きたいと思う。1年前にガンが発覚してから今日までの間、このブログにもガンから受け取ったメッセージをいろいろと書いたが、なんとなく私の中では、もしかしたらこれかもしくはあともう一つ [… 続きを読む]