西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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ガン患者の会でパワーをもらった

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今日は私が所属しているいずみの会に参加してきた。初めて出席したのは今年の5月、定例会は2ヶ月に1回なので7月と9月にもあったのだが、結局5月を最後にずっと参加できていなかった。確か7月の定例会のときは出席希望を出していたのだが、当日下痢でとてもじゃないけど参加できるような状態ではなかったと記憶している。そして9月のときは、ブログにも何度も書いたが、当時の私にとっては時間通りにどこかに行くというのが一番難しいことだったので、最初から無理とあきらめて出席希望さえ出さなかった。そう考えると、今日こうして時間通りに会に参加するため外出できるようになったというのは、ものすごい前進である。これは本当にストーマの手術を受けたおかげであると思っている。

いずみの会に行くといつもそうなのだが、パワーをもらって帰ってくることができる。今日もある元気な女性のがん患者にパワーをもらって帰ってきた。彼女は33歳の進行性胃がんで、話を聞くと非常に私に似ているところがあるのだが、いろいろな面で彼女のほうが私よりはるかに上回っていた。まずは彼女の強い意志と気力だ。彼女は手術も抗がん剤もすべて断って、まさに自然治癒力だけで克服しようとしているのだが、その徹底ぶりがすごいのだ。いいと言われることはすべてやっていると豪語していたが、玄米菜食やびわ葉温灸はもちろんのこと、尿療法もやっているらしい。そしてがん告知から9ヶ月経った今、6cmあった腫瘍が少し縮小し、なんと腹水は消えたのだそうだ。なんとも羨ましい話であるが、彼女が言っていたのは、なんとしても生きる!!生きるためだったらどんなことでもやる!!という強い意志が重要だと(だから尿も飲めるのであろう)。そしてその強い意志がなぜ持てるのかというと、子供がいるからだそうだ。離婚しているので、我が子のためにも自分が死ぬわけにはいかないのだと言っていた。

彼女が私にこう問いかけてきた。「あなたは誰かのために自分が死ぬわけにはいかないと強く思っていますか?」と。私には子供がいないことを伝えると、「じゃあご主人のためにも死ねませんね(^^)」と言われたのだが、正直強くそうは思えなかった。なぜなら実際、私がいなくても多少生活に不便は生じるかもしれないが、金銭的には困らないし、あとは精神的なショック次第だが、それについては主人がどのぐらいショックを受けるかは私には分からない。実はこれについては今日に始まったことではなく、前から思っていたことなのだが、私にはとにかく「絶対死んではいけない!!」と思える強烈な動機みたいなものが存在しないのだ。そして私の問題はこれなのではないかと前から感じていた。だからといってもちろん死んでもいいとは思っていないし、生きたいとは思っているのだが、子供がいる人ほどは強烈に思えないのが事実である。

この彼女のすごいところは、精神力で痛み止めも一切飲むことなく過ごしてきているということだ。痛み止めを飲むほどの痛みがないということも考えられるが、そのように私が質問したところ、かなり激しく痛むときもあるそうで、でもどうしても薬を飲むのがいやで、それこそ「痛みよなくなれー!!」と念じて精神力でなんとかやっつけたり、あとはびわ葉温灸が彼女の場合すごく効果があるらしく、痛くなったらすぐに温灸を始めるのだそうだ。薬嫌いは徹底していて、CT検査のときの造影剤ですら拒否したとの事。そんなことが可能であるとは思わなかったのでこれにも驚いたが、造影剤を使わなくても多少精度が落ちるものの不可能ではないらしい。

家族の協力体制がこれまたすごい。我が家も相当家族の協力は得られていると思うが、彼女の家族、特に母親の協力は目を見張るものがあった。今日の会にも一緒に参加していたが、カート付の大きな荷物を持っていたので、地方からの参加で宿泊でもしたのかと聞いたところ、2食分のお弁当とポット2本、それから痛くなったらいつでもどこでもできるように、びわ葉温灸セットが入っているとのこと。外出するときはいつもこのぐらいの大きな荷物を持ち歩いているとの事で、これには本当に恐れ入った。現在同居中で、3度の食事の世話からびわ葉温灸まで、すべて母親がやってくれているらしい。またさらに驚きなのは、その母親の勉強ぶりだ。彼女が勉強するのは当然だとして、母親も彼女と同様、すべての本を読んでいるらしい。だから私が何を言っても知っていたし、意識が同じレベルにあることが何よりもいいなと思った。

このように、今日はものすごいパワフルな女性に出会えたおかげで、私もまたがんばろうという気持ちが持てた。実際腫瘍が小さくなった人の話を聞けたことの意義も大きい。と同時に、やはり私に足りないものは、以前から言っているように精神的なものであると再度感じた。なかなか瞑想をやる時間がとれていない現状であるが、なんとか明日から時間をとるようにして、イメージ療法に力を入れていこうと思う。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!