西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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合理主義者である私のはずが・・・

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<写真の説明>友人がプレゼントしてくれた「生菜食健康法」という本。まだ中身は読んでいないが、ゲルソン療法より厳しい内容の療法らしい(怖)。ひえ~!

今日の東京はものすごい豪雨だった。ニュースによると、今日一日だけでこの時期の1か月分に相当する雨が降ったそうだ。この雨の中私は外出したのだが、さすがの銀座も人はまばらだった。クリスマスだった昨日はそれこそ芋洗い状態で、銀座三越の地下食品売り場などは歩けないぐらいの混雑ぶりであった。昨日に今日みたいな雨が降らなくて本当に良かった!!ただでさえ銀座の中央通りはまともに歩けないぐらい人が多かったので、あの人ごみでさらにみんなが傘をさしていたらと思うと、想像するだけで恐ろしい。毎年のことだが、ミキモトのクリスマスツリーの前などは、完全に交通マヒ状態であった(^^;)。私はミキモトとは反対側を歩いたので何とか前に進むことはできたが。

豪雨の中無理して出かけたのは、例の障害者手帳申請で区役所に行く必要があったからだった。今月中に申請しないとまた1ヶ月損をしてしまうので、なんとしても今月中に申請しておきたかったのである。前回の外来から1週間経っても診断書が用意できたという連絡が病院から来ないので、今朝こちらから確認の電話を入れたところ、ちょうど今日できあがったとのことだったので(ほんとか!?)、早速聖路加に取りに行き、その足ですぐに区役所に提出しにいった。書類のほうは無事受理された。診断書に「永久」の文字がちゃんと記載されていたし、主治医の見解として「4級が妥当」と書いてあったので、間違いなく4級は認められそうだ。しかしそれは言い換えれば、3級と認められる可能性は低いということになる。よって障害年金のほうはあきらめることにした。当初はだめもとで出すだけ出そうと思ったが、出すには診断書が必要であり、診断書には1万円ぐらいかかるので、99%無理なものに1万円かけるのはもったいないからだ。まあとにかく2ヶ月遅れてしまったが障害者手帳はもらえそうなので、それだけでもよしとしようではないか。

天気がよいのであればまだしも、さすがに今日のような豪雨であれば、普通は用事が済んだら家に帰るであろう。なのに私はそのまま散歩を続行した。この豪雨の中!!である!!自分でもなぜそこまでがんばるのか分からなかった。散歩は私にとって重要な治療の一部なので、雨でも嵐でも関係なくがんばるのは当然といえば当然である。しかし、もしどうしても豪雨の中の散歩がいやなのであれば、いつもみなさんが私にコメントしてくださっているように、あまり肩に力を入れてがんばりすぎなくてもいいはずである。ほとんどの日にきちんとやっているのであれば、たまには散歩をお休みしてもいいはずである。

しかし、今日の私にいやだという感情はなかった。むしろ変な話、豪雨という悪条件であるからこそ散歩をしたいという感情すらあったのだ。一瞬自分はマゾなのでは?(^^;)と思ってしまったが、歩きながら考えていたら、どうやらそれに近いものがあるようだ(^^;)。痛めつけられて喜ぶわけではないが、苦境の中がんばっている自分に酔っているふしがあるようだ。これだけがんばっているのだからいいことがあるだろう、きっとこの努力は報われる、みたいな。しかしこの考え方は、徹底的な合理主義者である私にはあまり似合わない考え方である。なぜなら合理主義者の考え方は、経過より結果を重んじるからである。よってがんばっていようが楽していようがそれはあまり重要ではなく、結果が出ればそれでよし、と考えるからである。よって、そんな私がスポ根(=スポーツ根性)ドラマよろしく、雨の中一生懸命歩いている自分に酔っているというのが、なんともおかしく、自分でも笑ってしまった。

区役所へ行くために家を出ようとしていたとき、すでに少し痛みが発生していたが、無理して外出した。散歩の途中でも何度か痛み出したが、歩いているうちに治まってしまった。その抑えていた分が一気にきたのだろうか・・・。家に帰って、主人の夕食を出し終わった途端、一気に痛みが爆発し、レスキューの塩酸モルヒネを飲む事態となってしまった。そして夕食もまともに食べることができなかった。これで2日連続レスキューを使用している。やはりもう一段階のベースアップを考えなくてはいけないかな・・・

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!