西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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西洋医学の呪縛

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注:10/18から11/2の記事は退院後に書いています(ちなみに11/2の記事を書いたのは11/19)。11/3からはリアルタイムで書いています。

とうとう明日退院だ。なんだかんだいって今回の入院生活は至極快適であった。モルヒネを常用していることもあり、前回の入院に比べ痛みも軽かったし、普通食(普通の味付けのもの)を食べて、一日中TVやDVDを見たり本を読んだりしてのんびり過ごす快適生活であった。個室もすっかり自分の部屋のようになってきた(^^)。退院したくないという気持ちもかなりあるが、昨日書いたようにもうそろそろ退院しないと元の生活に戻れなくなってしまうので、これ以上ここにいるのは危険だ。

実はこれ以上ここにいると危険だと思う理由がもう一つある。それは西洋医学の呪縛である。毎日の回診で主治医から手術の話をされ、また当然だが会う医者すべてが西洋医学の医者なので、なんとなく手術したほうがいいと思うようになってきている自分に気がついた。すでに主人と両親は手術に対して積極的になってきている。もちろん西洋医学を完全否定するわけではない。ただ私が恐れているのは、西洋医学の側面からしか物事を見られないようになってきているので、また初心に帰り、東洋医学の側面からも今回の手術の件を検討する必要があると感じているのである。

そんなわけで、早速Oクリニックへ予約を入れた。Oクリニックでは手術に関してのセカンドオピニオンがもらえるわけではないが、とにかく「あっち側」の世界に触れたいというのが最大の目的である。提案されている手術は、私の人生を大きく左右する大手術になることは間違いないので、十分に検討した上で手術を受けるか受けないかを決定しなくてはならない。なぜなら間違った選択をしたら、それが即刻命取りにつながるわけだから。

明日の退院は午後にした。なぜなら昼食メニューを見たらまいたけご飯になっていたので、せめてまいたけご飯を堪能してから退院したいと思ったからだ(^^)。まったく、最後の最後まで食べ物にものすごい執着している私なのであった・・・(^^;)。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!