西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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今できることをとにかく実行すればいい

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やっぱり昨日あの時間にブログを書いておいたのは正解だった。昨日はかなり体調がいい一日であったが、それでも夜9時ごろには痛みが強くなってきて2時間ほどダウンしたので(レスキューはなし)、もし午前中にブログを書いておかなかったら、また痛い話のブログになってしまったに違いないからだ。

というわけで、今日も濃い内容で書きたいことがあるので、今のうち(現在午前11時半)に書いてしまおうと思う。昨日は私の最近の揺れる心を思いっきり吐露できたので自分としては大満足だった。そしておかげさまで皆様から有意義なご意見を頂戴することができ、これまた大満足であった。コメントしてくださった方の真意をできるだけ正確に汲み取るには一字一句を大事にしなければいけないと思い、一つ一つのコメントやメールを3回ずつ繰り返し読んだ。おかげでものすごく励まされたし、何か今までのもやもや感が晴れていくのを感じた。「なに情けないことを言っているんだ!!そんなことだからお前はだめなんだ!!」というお叱り・批判のコメントを頂戴すると思っていた(というか半分期待していた!?(^^))のだが、それがなかったのが少々意外であったが・・・。

もしそういったコメントを書くことを躊躇している方がいらっしゃったら、私は気にしないし、むしろありがたく批判意見も受け取めるのでぜひ投稿して欲しい。ただ一つ、批判ではないが注意をしてくださった方がいたな。「よほどの幼子でない限り、家族や自分の健康を祈るのは当然…というより、ごく自然なことだと思っていたので、正直驚愕しました。今まで、何かおごりがあったのではないでしょうか?」と書かれていたが、まさにその通りで、私自身ガンになってから気づいた重要なことの一つである。そしてこれがガンからのメッセージの一つであると思っている。

昨日ある友人からのメールに「みづきのブログに書かれているコメントは、どれも為になることばかり書いてあって、すばらしいコメントばかりだね。中傷とかもほとんどなくてすごいよね」と書いてあったが、私もそう思う。彼女も自身のブログを立ち上げているが、悪意のあるコメントを書かれることが多く、とうとうコメントを書き込めないようにしてしまったそうだ。それに比べ、ほんと私のブログは不思議なぐらい良いコメントばかりで、しかも会ったこともない私の為に真剣に考えてコメントしてくれる方たちの存在は、感謝という枠を超えてむしろ尊敬にすら値すると私は思っている。

今回もらったどのコメントもいつもながら心に染み入ってくるものがあり、おかげでもやもやしていたものが吹っ飛び、一筋の光が見えてきた。そして私が探していたものを一言で代弁してくれていたのがタイトルにある「今できることをとにかく実行すればいい」であった。これは佐藤さんが直接メールでくださった文章に書かれていた言葉である。佐藤さんからのメールにはまた潜在意識についてこう書かれてあった。

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「潜在意識はいつまでも答えを探し続け、結果疲労する。」「潜在意識には”今、この瞬間”しかない」「潜在意識は”ないもの”が理解できない」。だから具体的に言うと「どんな状況にあっても、”今、できること”だけを考え、それを実行する」。

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私は潜在意識が理解できない”ないもの”を探していたからいつまでも答えの出ない無限ループにはまり、疲れてしまっていたのだ。この地球上に存在するほとんどのものに理由があり、その理由や原因を突き止めることで結果を改善することができるという信念を持ってきた私だが、今回の問いに関してはそれは不可能であった。なぜなら「病気」という非常に難解で、科学的に証明できない(一部はできているがすべてはできていない)もので、あまりにも複雑にいろいろな要因が絡み合っている故すべての人類に共通しない、あまりにもすごすぎるもの(事象)を相手に答えを見出そうとしていたからだ。初めて答えのないものに遭遇した。そのことがようやく佐藤さん他みなさんからのコメントで分かった。

もうこれからは自分がなぜガンになったのかなどと考えるのはよそう。そして今自分ができること、やるべきことを精一杯やっていくことにしよう。それは何か。良い食事を摂取し、身体を動かし、あらゆるものに感謝しながら楽しく生きていくことである。

こうして言葉にしてしまうと「なーんだ、こんな簡単なことか」と思うが、私はこのたった3行ぐらいで表せてしまうことを、かなり長い期間悶々と悩み続け、探し求めてさまよっていたのである・・・。

こうして「自分がなぜガンになったのか」とか「病気にならない人はなぜならないのか」という理由探しをしなくてもよくなったことで一筋の光を見出し、昨日、今日とものすごくすっきりしてさわやかな気持ちになっている私だが、それにはもう一つ別の理由がある。それは佐藤さんから指摘される前に自分で気づいていたのだが、さすが佐藤さん、私の気持ちをビシーッと言い当てた。それが同じメールに書かれていた以下の文である。

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みづきさんのブログを読むと、みづきさんの問いは別の所にあるように思います。

それは、何故、自分がこんなに若くしてこんなひどい病気になるの?

他にももっと酷い生活や性格をしているひとが沢山いるのに、どうして?

私はそんなに酷くなかった。

という事が言いたいのだなと思いました。

ごもっともです。

ガンになったことに納得がいかないということでしょうね。

じゃあ、もっとその納得がいかないというのを正直に言ってみたらどうでしょう? そういう気持ち(感情)を隠していることが、痛みや病気の元だったりするんですよ。表現できずにため込んでいることなんです。

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私が「なぜ病気にならない人がいるのか」と並んで納得いかなかったものに、カウンセラーに言われた「若くしてガンになったことをむしろ喜ぶべきである」という言葉があった。確かにガンになって気づかされたことはたくさんあるので、ガンに感謝している気持ちにいつわりはない。しかしやはりどう考えてもガンになったことはいやなことであり、ましてやこんなに若くして末期がんなどを患わなくてもいいじゃないか!というのが正直な気持ちである。それを今まで「喜ばなくてはならない」とか、さらには「これを喜べるようにならないとガンの治癒はありえない」と頑なに思っていたことが自分の正直な気持ちとの間にギャップを生み、それが悩みとなっていたのである。しかしとうとう昨日のブログで、納得できないものはできない!!ということを書けたので、ものすごくすっきりできたのだ。こう書くことができたのも「もうガンになった原因を考える必要はなくなった」からである。ガンの原因を考えることを止めない以上、恐らくずっとこのことに関しても自分を納得させるようあらゆる努力をし、そしていつまでも納得できない自分に悩まされ続けていたであろう。

年明け三が日は痛みに翻弄され、また精神的にもふらふらしており、正直この1年どうなることやらと不安に思っていたのだが、ようやく4日目にして吹っ切ることができ、また以前の自信がよみがえってきた。この精神ならきっとガンを克服できるだろう。今、心から自信を持ってそう言える(喜)。

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(310) 撃沈時間がなんと7時間
(311) ガン克服の共通キーワードは「マインド」
(312) 私の大好きなお正月モードも今日で終わり
(313) びわとともに私も成長した1年だった
(314) 便意さえなければ快適なのに
(315) 最高の環境を与えられているのだから治らないはずがない

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!