西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
総アクセス数:25,258,193
415

仕事のストレスかなあ

次の記事 | 目次
ガンになってから私は掃除・洗濯以外の家事を一切やっていない。食事作りも食器洗いもすべて母と義母にやってもらっている。少しでも私の負担を減らし、時間を治療に有効に使えるようにと協力してくれているのだ。本当にありがたいことで、心から感謝しているし、ゆえに私もそのように作ってもらった貴重な時間を1分でも無駄にしないようにしているのだが、ご覧のとおり痛みのせいでなかなか散歩もできないし、ブログも満足に書けないような毎日である。さらにここのところやらなければいけない仕事もあって、普段以上に時間が足りない状況となっている。時間に余裕があれば洗い物ぐらいしてあげたいなとは思っているのだが、とにかく日々まったく時間に余裕がないのが実情なのである。

今日はこの週末2日分の食器がたまっていたのでいつもより洗い物の量が多かった。当然私もなるべく洗いやすいように水につけたり、ほとんどよごれがなくさっと水洗いで済むような場合はその場で洗ったりして少しでも洗い物を減らすように努力はしているのだが、さすがに2日分たまっていたので水にうまくつかっていない食器があったようだ。さらに悪いことにそれが主人のお弁当箱だったので、このぽかぽか陽気で悪臭をはなっていたのだ。そこで母が「洗い物ぐらいたまにしてくれると助かるんだけどねえ」と私に言ったのだ。母がそう言いたくなるのは当然で、いつもの私であれば「そうね、ごめんね、できなくて」という感じで済むはずなのだが、今日の私は変だった。その言葉に強烈に反応してしまい、急に泣き出して「そんな時間があったらとっくにやってるよ!」と母に当たってしまったのだ(反省(^^;)。自分でも明らかに母に当たるのはお門違いだと頭では分かっていたのだが、身体が言うことを聞かず、勝手に言葉と涙が出てきてしまったのだ。

5分ぐらい私は悲しみと興奮で泣いていたが、しばらくしてようやく落ち着いてきた。そしてなぜあんなことを言ってしまったのだろうという反省とともに、なぜあんなふうになってしまったのだろうと考え始めた。答えは明瞭で、毎日やりたいこと(=やるべきこと)があるのに時間がなくてできないというストレスがある上に、さらに時間を使わなければならないことを要求されたからだ。せっかく暖かい季節になって散歩には最高の時期になったというのになかなか散歩できない、ブログも毎日書きたいのに時間がなくて書けない、スーパーに買い物に行きたいのに行けない、気功もやりたいとずっと前から思っているのに未だにできていない・・・。とにかく時間がないことでやりたいことができないのが最大のストレスになっている。しかしこのようなストレスなどはずっと前からあったことである。ではなぜ急にストレスが増えたのか?ということを考えたら、どうやら仕事が原因のようである。私が今までやっていた仕事はほとんど主人に引き継いだので今は仕事はほぼない状態なのだが、唯一アメリカのほうの仕事で私でなければどうしてもできないものがあり、その仕事は一種の季節労働的なものでちょうど毎年この時期に発生するのである。よってさらに時間がなくなってしまったのでインテリアを考えることもできなくなってしまった・・・。今日は比較的調子が良かったので本当は散歩に出たかったのだが、仕事があったので散歩にも出られなかった。先日は痛くて寝ていたかったのに、お客さんにメールしなくてはいけなかったので痛い痛いと言いながら仕事をしていた。ここ最近の仕事によって引き起こされる諸々の事が私にかなりのストレスを与えていたようだ。

しかしこのぐらいのストレスは乗り越えなければいけないものだと思っている。というのも、すでに私は家事をやってもらったり、仕事だってしないで生活させてもらっているので、これ以上甘えるのは行き過ぎだと思うからである。世の中、自分で治療費を稼がないといけない人、家事も自分でしなければいけない人はたくさんいる。それに実際問題、お客さんに対しても会社に対しても責任というものがあるので、仕事したくないからしないというわけにはいかない。だからこのぐらいのストレスは甘んじて受け入れ、自分で何とかマネジメントしていかねばなるまい。

続きの記事へ
旧コメント | 目次
記事投稿日:
タグキーワード(AIで自動作成しています)
記事公開当時のコメントは上記「旧コメント」から御覧ください。新たなこの記事のご感想やコメントはTwitterハッシュタグ「みづきの記録」もしくは、フェイスブックのコメントへお寄せください。

続きの記事

(416) この変化をどう捉えるべきか悩みどころ
(417) 私を天国にも地獄にも行かせるもの、それはうんち。
(418) やっかいな鈍痛・・・
(420) 思えばストーマにすれば痛みとおさらばできるはずだった
(421) すべてがずれていて冴えない一日だった・・・
(422) とうとうCT検査を受けることにした

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!