西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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認識 (にんしき)

さらに追い打ちをかける医者からの一言

前日半分抜糸、今日全部抜糸し、明日からはシャワーも浴びていいと言われた。手術からたったの8日で、ものすごい回復力だ。この回復力は別に私にだけ特別備わっているものではなく、どの人間にも備わっているものだ。心も明るく、食欲もあり、元気に散歩や階段昇降もでき、便が出にくいことと夜あまりよく寝られないことだけを除けば、健康な人となんら変わらない。 このように外科的な治療はほとんど終了したところで、私の場合は、今後抗ガン剤治療をしていかなければならないので、外科から内科にバトンタッチになった。内科医から今後の治療方針について説明があるので来てほしいと言われ、主人と母と3人でミーティングルームへ向かった。 [… 続きを読む]

腸閉塞の恐怖。久しぶりの大泣き

ここのところ下痢が続いていたので、酸化マグネシウム(=カマ(緩下剤))を思い切ってストップしてみた。そしたら大変なことに!便が出なくなってしまったのだ。慌ててカマを再開したが、私の場合すぐに効き目が現れないので、2日間便秘になってしまった。そして3日目。精神的にも肉体的にも限界だった。お腹が苦しくて苦しくて、大嫌いなイチジク浣腸をやってみたがそれも失敗。もう精神的に追いつめられていた。というのも、退院してからというもの、常に腸閉塞の恐怖と闘ってきたからだ。私の場合直腸ガンのため、便が詰まったらアウトだ。主治医からも腸閉塞には気をつけるようにと言われていたので、便が出ない=腸閉塞という認識だった [… 続きを読む]

母を見習え

今日は新しい理論で治療をしているクリニックに行った。そのクリニックの院長は、すべての病気の原因は「血の汚れ」にあるという理論を打ち出している。よって「血の浄化」が重要であり、そのためには血を作っている元、すなわち食事の改善が重要だというわけだ。院長先生の本を読んで、私自身共感を覚えたので、一度どんなものかと思い、診察を受けることにした。ただ今日は食事指導の講義を聞く日で、診察は明日なので、このクリニックの話は、明日書くことにする。 ちなみに今日聞いた食事療法の話は、とくに目新しい情報はなく、実際今我が家で実践している食事が完璧であることを再認識するだけのものであった。 今日の体調も昨日と変わら [… 続きを読む]

家族の協力体制の重要性を再認識

今日は残念なことにノーロキソ(=痛み止めを飲まない日)更新ならなかった。朝食後いつものように便が出たのだが、今日は痛みが強く、30分超我慢していたが痛みが引きそうもなかったので、観念して痛み止めを飲んだ。でも正解だったと思う。午後も何度も少量の便が繰り返されたので、恐らく飲んでいなかったらまた泣きが入る痛みで苦しんだであろう。飲んだにもかかわらずけっこう痛かったから。 というわけで、記録更新はならなかったが、でも5日間も飲まずに過ごせたのは快挙だ。前回は4日だったから、1日記録更新だ。また振り出しに戻ったが、今度は6日を目指してがんばればいいじゃないか。 さて今日のトピックは「家族の協力体制」 [… 続きを読む]

モルヒネについて考える

ここ最近の痛みに関して、多くの方からコメントや助言をいただいた。まず始めにご心配くださった方々にこの場を借りてお礼を申し上げたい。 中でも一番意見として多かったのだが、モルヒネの使用であった。昔はモルヒネというと、もう死ぬ間際の人が使うもので、幻覚を見たり、モルヒネ中毒にかかったり、そのうち効かなくなって痛み苦しんだり・・・と、とかくマイナスのイメージばかりが先行していたが、今では違う。今はモルヒネをうまく使用して、QOLを向上させ、投与方法の改善により中毒にもならないとのことだ。昔中毒になったのは、痛みが強くなったときに大量のモルヒネを投与したからであり、今では痛くないときでも投与することで [… 続きを読む]

どうやらボルタレンに期待できそうだ

ボルタレンはロキソニンより強いと言う人もいれば、私の主治医のようにロキソとそんなに大差ないと言う人もいる。いずれにせよ、どうやら今の私にはボルタレンが効くようだ。昨日の夜は寝る前に実験もかねてボルタレンを飲んでみたが、おかげさまで寝つきもよく、2時間半眠ることができた。その後はいつものように1時間ごとに目が覚めたが、痛みはさほどではなく、断続的ではあるがトータルで6時間くらい眠ることができた。 昨日までまさか今日病院へ行くことになるとは思いもしなかったが、朝起きた瞬間に「今日ボルタレンをもらいに病院へ行ったほうがいい」という内なる声を聞いた。そういえばよく考えてみると、今日は主治医の外来の日で [… 続きを読む]

有機野菜の重要性を再認識

ご存知の通り私は食事療法を行っているが、食事療法の重要なファクターとして「有機野菜の調達」がある。これがけっこう至難の業で、なかなか完璧には調達しきれていないのが現状である。私も今回このような事態になって初めて知ったのだが、「有機」と「無農薬」というのはまったく違う。これらの違いについての詳細についてはここでは割愛するが、とにかくベストは有機野菜なのである。 また有機野菜についてリサーチをしていてびっくりしたのは、日本が農薬大国であるという事実だ。以前はアメリカがそうであったのだが、アメリカでは農薬の危険性にすでに気づき、今となっては日本のほうが農薬使用量が多いそうだ。そのような国にいるものだ [… 続きを読む]

楽しいことある?って聞かれて答えられますか?

カリフォルニアにいるアメリカ人の友人ポールからメールをもらった。「調子はどう?」という問いに対し、私は「特に変化ないよ。毎日やるべきことをやっているだけ」という返信をした。すると次のメールに「最近楽しいことある?」と書かれていた。それに対し私は「残念ながら何もないよ。痛いから何もできないよ」と返信した・・・。 そう、何もない。何も楽しいことがない。そう思ったらものすごく悲しくなってきた。アメリカにいたときは、近くのワイナリーに行ってサンドイッチ片手にワインを飲みながらジャス演奏を聴いたり、公園でのんびりしたり、海へ行ったり、ショートトリップに出かけたりが楽しかった。また週に1度の外食デーで、お [… 続きを読む]

ボラギノール軟膏にMとAがあったって知ってました?

またもや私の薬に対する無知が露呈してしまった。とにかく薬嫌いで病気知らずだった私は、この35年間で飲んだ薬といったら、ほとんど生理痛のときのバファリンぐらい。あとは歯を抜いたときと急性気管支炎になったときと首ぎっくりになったときに医者から処方された薬ぐらいなもんだから、情けないぐらいに薬のことを知らない。 ところでTVでさかんに宣伝されている「痔に~はボラギノ~ル!」ってやつだが、みなさんはボラギノール軟膏にMとAがあることをご存知だろうか?けっこう知らない人もいると思うが、実際使うとなったら注意するべきことがあるかどうかは恐らくみなさん知っているのであろう。しかし私は知らなかった(^^;)。 [… 続きを読む]

漢方薬初体験

一時期腸の調子が良くなった実感がありすごく喜んでいたのだが、ここ数日の調子を見るにつけ、まだまだ調子は良くなっていないようだ。パッチ(麻薬)の副作用のせいか?便秘気味で、相変わらず便もガスも出が悪い。今日はとくにガスが出ず、かなりの圧迫痛で泣きまで入った。 もうかれこれカマ(緩下剤)を飲み始めて8ヶ月になるが、なんとか腸閉塞にならず過ごせてはいるものの、ばっちり効果があるという感触がない。下剤と痛み止めを比較するのには無理があるのかもしれないが、例えば、緩和ケアを始めてからは確実にガン性疼痛は抑えられている実感がある。すべての痛みはとれなくても、痛みが半減し、特に夜寝るときの痛みが緩和されたお [… 続きを読む]

痛み抑制の功罪

昨日デュロテップパッチ(麻薬の貼り薬)を増量した効果がばっちり出て、今日一日ほとんど痛みなく過ごすことができた。痛みがないとこんなにも有効に時間を使えるのかと、再認識させられた一日であった。 仕事の件でちょっとトラブルがあり、対応しなければならないことが出てきたのだが、それにもなんなく対応できた。いつもだったらメールに張り付いていることはとても不可能だったので(そもそも日中パソコンを立ち上げる余裕がまったくない!)、変な話だが、トラブル発生が今日でよかったと思った(^^;)。 また、いつもだったら必ず痛みが発生する食後や排便後も、今日に限ってはほとんど痛まなかった。よって痛みをやり過ごすために [… 続きを読む]

MUSTではなくWANTで

今日のタイトルは、以前コメントにどなたかが書いてくださった言葉である。昨日佐藤さんがくださったメールにも、代替医療で有名な船戸先生の言葉「~べきではなくて、~したいと思うことをしなさい」と書いてあった。というわけで、今日は徹底的にこの方針で生活してみた。なぜなら朝起きた瞬間から、言いようもない無気力感に襲われたからである。いつもであったら進んでひまし油の準備をするのに、なぜか今日はやる気が起きなかった。ひまし油温湿布は気持ちいいものであって、決して苦しいものではないのに、それさえやる気が起きなかったのである。よって今日はほとんど何も食べず、散歩もせずの、ひたすらベッドで横になっている生活だった [… 続きを読む]

今回の腸閉塞騒動を振り返って思うこと

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今日は痛みも比較的軽く食欲もばっちりで(むしろ食べ過ぎの傾向 !?)、体調よく過ごすことができた。つくづく思うが、普通におなかがすいて、おいしく食べられて、食べた後痛むことも苦しむこともなくて、排泄もきちんとできて、夜はちゃんと眠ることができて、朝は気持ちよく目覚めることができる・・・こんなごく当たり前のことができるだけで人間こんなにも幸せな気持ちになれるのだと。これもガンになってそんな当たり前のことすらできない体験をしたからこそ、幸せを感じ [… 続きを読む]

食養生シリーズ⑥-要はおいしく食べることが重要-

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大分の親戚から届いた大量のカボス とりあえず今日でこの食養生シリーズは終わりを迎えるが、なんだかんだうるさいことを言っても、結局は「おいしく食べることが重要」という言葉に尽きる結果となった。マクロビオティックだのローフードだの玄米菜食だのといろいろな流派があるが、最終的にはこのことができていなければ一生懸命良い食べ物を摂取しても意味がない。ある本にそう書いてあったが、私もそう思う。 そしてこれは私個人の意見だが、この考えを逆手に取ると、おいしいと幸せを感じながら食べるのであ [… 続きを読む]

手術の怖さを再認識

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<写真の説明> 勤めていたときのお客さんが贈ってくれたラフランスとマンゴーと無農薬野菜(クリックして拡大) 今日は私の話ではないのだが、母の友人から怖~い話を聞いたので、今後みなさんが手術をするときの参考になればと思い掲載することにした。母の友人が腸閉塞で入院した。聞けば、今まで便秘知らずでとてもいい便が出ていたそうだが、最近になって便やガスの出が急に悪くなり、忙しいのを理由に [… 続きを読む]

食物は生きている

今日のトピックは「何を今更」というようなものだが、今日改めてそれを再認識したので書くことにした。あまりにも当たり前の話すぎてちょっと恥ずかしいのだが、私としては忘れかけていたことでちょっとした再発見だったので、どうか今日はこのくだらない再認識話にお付き合い願いたいと思う。 実は数日前、まだちょっと早いかなと思ったが、つい待ちきれずキウイをむいて食べようとした。しかしやはりあまりにも硬すぎて酸っぱかったので食べることができなかった。結局そのキウイはラップに包んで冷蔵庫に入れておいた。たとえ冷蔵庫の中でも少し時間をおけば多少熟れてくると思ったのである。 そして本日、剥かずにそのままにしておいた別の [… 続きを読む]

夫婦二人三脚での仕事

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<写真の説明>アメリカの友人から届いた素敵な絵本 今日はクリスマスイブだというのに、朝から痛みがひどく憂鬱なスタートを切った。午前中は痛みで動けずずっとベッドでダウン、このままでは昼食もままならないと思い、とうとうレスキューのオプソを服用した。オプソ服用でようやく動けるようになったので、急いでお昼を食べ、体調が良いうちにと仕事を開始した。 ここ最近の我が家は仕事で少々慌しい。久しぶりのビッグ [… 続きを読む]

惣菜の怖さ

この1年、主人はよく私の玄米菜食につきあってくれたと感謝/感心しているが、そんな主人も最近とうとう普通の味付けを欲するようになってきた。肉を食べない生活というのはなんとかなるのだが、味付けだけはいかんともしがたいようだ。私もそう思う。もうちょっといろいろな調味料が使えたらどんなに楽かといつも思う。 よって主人には食べやすいようにと必ず1品は普通の味付けのものを出すようにしているのだが、スーパーで主人の大好きな春巻きを見つけたので買っていってあげることにした。ところが家に帰って原材料名のところを見て驚愕した。ちなみにその春巻きには次のように書いてあった。 トレハロース、調味料(アミノ酸等)、乳化 [… 続きを読む]

血管内治療を前向きに検討してみようと思う

まったく神様はいじわるだ。昨日は散歩に出ようと気合を入れたとたんに私に痛みを与え外出を阻止したし、今日は友人が来てくれることになっていたのに、今日に限っていつも以上の痛みを私に与え久しぶりの再会を阻止したのだから。そして今日は痛みだけでなく朝から調子が悪かった。モルヒネは増量していないので副作用ではないと思うのだが、薬の副作用のような強い倦怠感と眠気が一日中あり、痛みもけっこう強かった。思わず精神的な辛さから久しぶりに泣いてしまった。 そんなわけでダウン時間が長かったので、一気に血管内治療の本を読み終えてしまった。ちなみに今回購入したのは松永光明著「転移ガン!!諦めないでください 克服できる  [… 続きを読む]

最近イライラしなくなったのは玄米菜食のおかげ?

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<写真の説明>友人が私の治療に役立つ本を贈ってくれた 玄米菜食の勉強をして驚いたことが一つあった。それは、食事はその人の体質を改善するだけでなく、性格をも改 [… 続きを読む]

CEAが少し下がった(喜)

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<写真の説明>大学のゼミの友人からの誕生日プレゼント。いかにも春!って感じの花束だ 昨日は久しぶりにブログを書かずに寝てしまった。便秘気味だったのでカマ(緩下剤)を増やしたら、またもやお腹がギュルギュル状態になってしまい、気持ち悪くてブログを書くどころではなくなってしまったのだ。とりあえず一晩寝てお腹のギュルギュルは治まったが、便秘はまだ解消されていない。今夜のコーヒー洗腸が勝負だ。痛みのほうは [… 続きを読む]

人から愛されたかったら、大事にされたかったら、まずは自分が人を愛すること、大事にすることである

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<写真の説明>銀行時代の友人が大好きなさくらんぼを贈ってくれた!甘くて超おいしかった!!! 普段目覚ましなんてかけることのない私が、昨日は目覚ましを8時半にセットして早起きした。ラウンジの予約をするためだ。実は8月5日に高校テニス部で集まることになっているのだが、その会場としてうちの事務所が入っているマンションのラウンジを使うことになったのだ。うちのマンションはいわゆるタワーマンションなので、タ [… 続きを読む]

水腎症の恐怖・・・再び!!

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<写真の説明>友人からバラと懐かしのサンフランシスコの写真をもらいました。再びアメリカ・ベイエリアに戻れる日を夢見て・・・がんばります! 一時期私を恐怖に陥れた水腎症。せっかく忘れかけていたのに、ここへ来て再び私を恐怖に陥れています・・・。しかも今回はかなり深刻で切羽詰った状況です。 私はずっと異常な低血圧で、だいたい上が90、下が50という人だったのですが、1ヶ月ぐらい前から血圧が上がりだし、途中はや [… 続きを読む]

私の今の気持ちを何回かに分けて綴っていきます・・・(その1)

注:主人の代筆にて書いています。 皆さん、多くのコメントを有難うございます。 ステントを入れた後もそうだったのですが、腎ろう造設でこんなにも状況が変わるとは思いもよりませんでした。主人の先日の報告で概略は分かっていると思いますけど、とにかく頭が完全にいっちゃっているのが自分でも認識できるし、全身水脹れになるという事がこんなにも人の生活を不自由にさせるという事だとは驚く事ばかりです。正直、この一週間自分の意思ではどうにもならない状況下で物事が動いているように感じます。ですから基本的に全ての事を一つも拒否せずここの治療方針に従っています。悪い言い方をすれば投げやりになっているということにもなってし [… 続きを読む]

やはりもう私は一生食事の摂取はできないようです・・・

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<写真の説明>高校テニス部の友人からの手紙とプレゼントの第2弾はラベンダーです。第3弾にパイナップルセージの葉っぱが入っていたのですが、私が写真を撮らずにもたもたしている間に枯れてしまいここに掲載できませんでした。ごめんなさい! 腸の動きを止めて絶食を続ける治療は相変わらず続いています。ですので当然便もガスも出ませんが、今のところそれに伴う痛みについてはおかげさまで出てきていないのでまあ [… 続きを読む]

音楽会に参加できました

夫の代筆です。 ブログの更新が空いてしまいました。と言いますのも、ここ数日、私自身がダウンしてしまいました。 みづきの危篤状態以降、きちんと睡眠がとれていなかったからなのかも知れません、38度5分まで熱が上がると、看病に行きたいと思っていても身体が動かないものですね。みづきと結婚して今日で8年と6ヶ月になりますが、どんなに身体が動かなくともご飯を作ってくれる人が居ないという状況は独身時代以来、久々の体験でした。身体もそうですが、同時に頭も動かないので、かえってあれこれ考える事無く、寝続ける事ができたのは、この状況下に於いて、却って良かったのかも知れません。幸い、ダウンしていた間に、みづきの異変 [… 続きを読む]