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有機野菜の重要性を再認識

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ご存知の通り私は食事療法を行っているが、食事療法の重要なファクターとして「有機野菜の調達」がある。これがけっこう至難の業で、なかなか完璧には調達しきれていないのが現状である。私も今回このような事態になって初めて知ったのだが、「有機」と「無農薬」というのはまったく違う。これらの違いについての詳細についてはここでは割愛するが、とにかくベストは有機野菜なのである。

また有機野菜についてリサーチをしていてびっくりしたのは、日本が農薬大国であるという事実だ。以前はアメリカがそうであったのだが、アメリカでは農薬の危険性にすでに気づき、今となっては日本のほうが農薬使用量が多いそうだ。そのような国にいるものだから、なおさら有機野菜などを確保するのは困難で、無農薬野菜があればまだまし、せいぜいいいところ最近流行の「特別栽培野菜」というやつだ。

もちろん現在も食事療法はかなり厳格にやってはいるが、食事療法を始めた頃に比べると、有機野菜の調達に関しては、少したがが外れてきていたように思う。なぜなら上述の通り、有機野菜の確保はかなり難しいので、多種多様な野菜を確保しようとすると、どうしても有機だけにこだわっていては不可能なのだ。特に最近にんじんジュースと青汁を作って飲むようになったため、ものすごい量のにんじんと緑の野菜が必要になり、ますますそれが顕著になってきた。

しかし、今日主人が見つけたある記事で、改めて有機野菜の重要性を再認識し、気が引き締まった。それは、昆虫館の昆虫たちにスーパーで買った野菜を与えたところ、あっという間に死んでしまったというものだ。よってすぐに有機野菜に切り替えたところ、元に戻った(=死ななくなった)そうだ。それを聞いてぞっとした。私たちが普段口にしている野菜は、昆虫を殺すほどのものだったのだ。じゃあなぜそれらを食べている人間が死なないのかというと、恐らく許容量の問題であろう。つまり身体の大きさの違いである。だから人間の場合すぐには死なないが、農薬が身体に蓄積されていって年をとったとき、何らかの病気となって出てくるのである。よって今からそういう危険な野菜を食べないようにすれば、かなりの予防効果があるであろう。

しかし、実際に有機野菜生活をしてみると、調達の難しさもあるが、金銭的な問題にも直面する。我が家はなんとかぎりぎりやってはいるものの、やはり子供がいたりする若い家庭では実際問題無理かもしれない。野菜だけでなく、調味料に至るまですべてをそういうものにすると、倍ならまだましだが、金額的には3倍ぐらいになってしまうから。

しかし考えてみて欲しい。何よりも健康が一番大切なはずだ。よってもし例えば子供の教育にお金をかけているのであれば、それを削ってでも良い食品を大切な子供たちに与えるべきなのではないだろうか。いくら良い大学、良い会社へ入ったとしても、健康を損なったのでは元も子もない。私がこの身をもってそれを証明している。

ただ、私がこうして声高にいくら訴えても、農薬の恐ろしさが目に見えない(つまりそれらを食べていても長生きしている人はたくさんいる)ので、なかなか頭では分かっていても実行に移せないと思う。私だって恐らくガンになっていなければ有機野菜など買っていないと思う。実際今までがそうだったから。アメリカに住んでいたとき、一時期オーガニックスーパーで買うようにしていたが、あまりの高さに途中で断念した経験がある。

しかしあえて言いたい。できる範囲でいいから、口に入れるものはなるべく安全なものにしよう。またそうやって多くの人が有機野菜を購入するようになれば、有機野菜農家も増え、コストも下がっていくことであろう。

我が家の場合、ありがたいことに、自家農園をやっている父の友人が、定期的に新鮮な野菜を送ってくださるので、かなり助かっている(本当にありがとうございます!)。いい野菜は何もつけなくてもそれだけで甘くておいしい。オーガニック野菜にすると顕著にその違いが分かる。ぜひみなさんにも身体によく、かつおいしい野菜を食べる喜びを知ってもらいたい。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!