西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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人から愛されたかったら、大事にされたかったら、まずは自分が人を愛すること、大事にすることである

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<写真の説明>銀行時代の友人が大好きなさくらんぼを贈ってくれた!甘くて超おいしかった!!!

普段目覚ましなんてかけることのない私が、昨日は目覚ましを8時半にセットして早起きした。ラウンジの予約をするためだ。実は8月5日に高校テニス部で集まることになっているのだが、その会場としてうちの事務所が入っているマンションのラウンジを使うことになったのだ。うちのマンションはいわゆるタワーマンションなので、タワーマンションならではの共同施設として19階にビューラウンジがあるのだが、私も遠出はできないしみんなに来てもらえると助かるのでそこを使おうということになったのだ。

事前に確認したところ、ラウンジの予約は利用日の1ヶ月前の朝9時にフロントで受付開始とのことであった。つまり希望日時を確実に押さえるには、朝9時に並ぶ必要があるわけだ。もちろん普通であれば、受付開始初日であればおおよそ確保できるだろうし、ましてや9時にフロント前に並んでいる必要などないであろう。

主人も言った。「何もそこまでしなくてもいいんじゃない?2時間あと(=11時)でいいのなら、どうせ僕が事務所に行くのだから予約しておいてあげるし。それに最悪5日がだめでも他の日なら取れるわけだし」。しかし私は断った。万が一私の他に8月5日を狙っている人がいたらどうするのだ?私は何がなんでも8月5日の予約を死守したかった。もちろんこれが予約のために例えば(ありえないが)大阪まで行かないとだめとかであればあきらめたであろう。しかし今回の場合は、いつもよりちょっと早起きするだけで100%可能になるのである。そんなちょっとの努力を惜しんだばかりに予約がとれなかったなんてことだけは絶対に避けたかった。

なぜ私がここまで死守にこだわったのかというと、この日であれば全員出席が可能だからである。この年になるとなかなか集まろうといっても、結婚式でもない限り全員出席することは難しい。地方に住んでいる子はもちろん難しいし、子供や家庭の事情で出て来れないことも多い。なのに5日だけは不思議なぐらいうまくみんなの都合がついて、岡山と大阪と栃木に住んでいる子も、他のママたちもみんな出てこれるというのだ。それもみんな私に、そしてみんなに会いたいという気持ちから都合をつけてくれたのである。

このブログを読んでくださっているみなさんは既知の通り、高校テニス部は毎月私にプレゼントを贈り続けてくれている、私にとってかけがえのない友人たちである。私を入れて総勢13人、人数的にも少なすぎず多すぎずでちょうどよかったのか、とにかく仲が良い。そんな友人たちのために、私は自分の可能な限りの努力をしたかった。

今回ガンになって私は本当に幸せなことに多くの友人から励ましやねぎらいの言葉をもらい、たくさんのプレゼントをもらい、いかに自分が幸せな状況にあるのかということを再認識した。私はあまり友人のためにしてあげた記憶はないので、いろいろな人から「みづきはすばらしい友人たちに囲まれて幸せだね。でもそれはみづきの人徳だね」と言われても、なんでこんな私にみんなこんなに良くしてくれるのだろうと少し不思議な感じもあった。

しかし自分で言うのもなんだが、今回のこの件で、少しだけそれが分かったような気がした。けっこう自分の気がつかないところで、友人のために必死になっていた自分がいたのかもしれない。そして自分が本気になればやっぱり相手も私に対して本気になってくれるのだ。

思えば2年前の親友の結婚式のときも、私は当時アメリカにいたが、結婚式に出席するために帰国した。そして友人もその私の愛に応えてくれた。わざわざ披露宴の場で私のことを特別ゲストとして紹介してくれたのである。

今の私がこうしてすばらしい友人に支えられているのも、こういう私の友人を思う熱い思いが、友人にちゃんと伝わった結果なのだと思う。先日15年ぶりに再会した先輩との話にも出たのだが、やはり人から愛されたかったら、大事にされたかったら、まずは自分がその人を愛すること、大事にすることである。そしてこれは人間関係だけでなく、すべてのことにも通ずるものである。昨日主人とも話していたのだが、仕事においても、ちゃんと手を抜いた分だけ結果に反映される。努力を惜しまないで全力投球すれば、結果にもきちんと跳ね返ってくるのである。

よく、相手が愛して/○○してくれないからこっちも愛さない/しない、と言う人がいるが、そういう考えではいつまでたっても誰からも愛してもらえないし、してもらえないだろう。まずは自分のほうから相手に愛を与えることだ。

なんか最後は説教っぽくなったが、実はこれは私自身に対する教訓でもあるのである。つい先日までは、私もまず最初に相手からの愛を求める傾向があったからだ。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!