ベスト (べすと)
びわの葉温灸初体験
私の治療計画メニュー(詳細は3月5日の記事参照)の一つ「びわの葉温灸」は基本的に自宅で自分でできるものであるが、とりあえず一度プロにやってもらおうということで治療院へ行った。とにかく私は痛いもの、苦しいもの、熱いものは嫌いなので、温灸も最初は気が進まなかった。昔、祖父が家でお灸をやっていたのを見たことがあり、熱そうだったからだ。ところがどっこい、気持ちいいーーーーーーー!!!!熱かったら「熱いです」と言えばすぐにやめてくれるし、じわーっと熱さが肌に染みこんでくる感じで、なんとも心地よいものであった。こんなに気持ちのいい治療なら、喜んで受けられる。抗ガン剤などとは大違いだ。もちろん今でも毎日1日 [… 続きを読む]
痛みと闘い続けた1日②
痛いっ・・・!痛すぎる!!今日は朝から晩まで痛みと闘い続け、他のことが何もできなかった。タイトルに②となっているのは、5/3に同じタイトルで記事を書いていたからだ。その日の内容を読み返してみると、やはりその日も今日と同じように1日中痛みと闘っていたようだ(かわいそうに(^^;))。でもその日は便が硬かったのが原因と書いてある。でも今日の原因は便が詰まっていることによる圧迫痛と私は見ている。どうも最近自力だけでは便が出きらないようだ。だから毎日エネマのお世話になり、なんとか出しているという感じだ。
しかも今日は国立がんセンターの遺伝外来の日だったので、それも生活のペースを乱した。ちなみに遺伝外来 [… 続きを読む]
試行錯誤の日々
1週間前くらいから毎日痛みにかなり苦しんでいるが、なかなかうまく痛みを調整する方法が見つからない。とにかくいろいろと試してみて、失敗を繰り返しながら試行錯誤でベストな方法を見つけていかなければいけないのであろう。毎日つらくて涙が出るが、今ががんばり時であるのだと思う。
今日はその第一弾としてある実験を試みたのだが、見事に失敗、撃沈した・・・(^^;)。おかげで昨日より1時間長く復活に時間がかかってしまった・・・。ある実験とはつまりエネマ(=コーヒー浣腸)をやるタイミングのことである。ここ最近の動きとしては、まず起きたら朝一番にロキソニン(痛み止め)を飲み、その後朝の排便をする。そして圧迫痛解消 [… 続きを読む]
一抹の不安がよぎる・・・
ここしばらく安定していた体重が、再び減少に転じ、とうとう今朝は48キロを割り込んでしまった・・・。身長173センチで48キロだから、私が今どれだけ痩せているか想像できるであろう。はっきりいって骨と皮の状態だ。脂肪という脂肪がすべて落ちてしまい、それによって一番影響を受けているのがおしりだ。ただでさえ肛門が痛いというのに、加えておしりの肉が削げ落ち、尾てい骨が突き出てしまっているため、痛くて硬いイスに座ることもできない。自分のベッドはかなりふかふかにしているのでぎりぎりOKだが、普通のベッドでは仰向けに寝るのも難しい。だから外出するときは、おしりに敷く円座を持参することもある(^^;)。
アメリ [… 続きを読む]
有機野菜の重要性を再認識
ご存知の通り私は食事療法を行っているが、食事療法の重要なファクターとして「有機野菜の調達」がある。これがけっこう至難の業で、なかなか完璧には調達しきれていないのが現状である。私も今回このような事態になって初めて知ったのだが、「有機」と「無農薬」というのはまったく違う。これらの違いについての詳細についてはここでは割愛するが、とにかくベストは有機野菜なのである。
また有機野菜についてリサーチをしていてびっくりしたのは、日本が農薬大国であるという事実だ。以前はアメリカがそうであったのだが、アメリカでは農薬の危険性にすでに気づき、今となっては日本のほうが農薬使用量が多いそうだ。そのような国にいるものだ [… 続きを読む]
楽しいことある?って聞かれて答えられますか?
カリフォルニアにいるアメリカ人の友人ポールからメールをもらった。「調子はどう?」という問いに対し、私は「特に変化ないよ。毎日やるべきことをやっているだけ」という返信をした。すると次のメールに「最近楽しいことある?」と書かれていた。それに対し私は「残念ながら何もないよ。痛いから何もできないよ」と返信した・・・。
そう、何もない。何も楽しいことがない。そう思ったらものすごく悲しくなってきた。アメリカにいたときは、近くのワイナリーに行ってサンドイッチ片手にワインを飲みながらジャス演奏を聴いたり、公園でのんびりしたり、海へ行ったり、ショートトリップに出かけたりが楽しかった。また週に1度の外食デーで、お [… 続きを読む]
食養生シリーズ①-ママが悪いのではないよ、だから気にしないで-
鶴見隆史著「新・食物養生法」という本を今日ようやく読み終えた。なかなか読み応えのある本であった。そしてこの本が、私に再び食事療法及び食事の重要性に関して考える機会を与えてくれた。ブログを書き始める前、自分の考えをまとめようとしたところ、書きたいことが山のように出てきたので、恐らく今日1日では書ききれないと思う。いや、書き終えようとしたら夜が明けてしまうので、シリーズと称して何回かに分けて書くことにした。一応全3回ぐらいの予定だが、場合によってはシリーズが追加されていくかもしれない。
とりあえずシリーズ1回目の今日のサブタイトルは「ママが悪いのではないよ、気にしないで」となった。なぜなら、この本 [… 続きを読む]
食養生シリーズ②-本質を見抜くにはその裏にある条件に目を向けること-
インターネットのおかげで膨大な情報が簡単に手に入るようになったことはものすごいメリットだが、一方で情報が氾濫し混乱させられてしまうというデメリットも存在する。例えば私がやっている食養生に関して言えば、いろいろな人がいろいろな説を唱えており、同じマクロビオティックでも微妙に内容が違うので、最後にはどれがいいのか悪いのかわけが分からなくなってくる。具体的には、例えば油の使い方とか、生野菜と温野菜どっちがいいかとか、塩を多く摂るべきか減塩すべきかとか、一日2食か3食かとか、朝食を多くすべきか夕食を多くすべきかとか、一物全体食の魚(じゃこなど)はいいとか悪いとか、果物は旬もので日本産のものであれば食べ [… 続きを読む]
手術当日―自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!
結局一睡もできずに朝を迎えた。長い長い夜であった。手術は午後の予定。思いのほか気持ちは落ち着いていた。人工肛門に対する嫌悪感はこの時点ではまったくなく、あったのは手術後の痛みにどう耐えていくか、という不安だけであった。
実は私は手術当日の朝に、看護師から医者まであらゆる人にあることを訴えていた。それは「自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!」ということであった。つまり便さえ出れば今回の手術だって必要なかったわけで、便が出なくなってしまったがためにベッドから起き上がれなくなり、食欲もなくなり日常生活に支障をきたし、そのせいで自然治癒力で治す行動ができなくなってしまったのが問題になっただけのことな [… 続きを読む]
主人と父に泣かされた事件
何も食べていないのにけっこう便が出てくる。要するにこれは手術前に溜まっていたものだ。そうそう、手術のときにいったいどうやってあの大量の便を出すのかといらぬ心配をしていたが、聞くところによるとストーマを創設した後そこから出したそうだ。想像するだけでも恐ろしい光景である(^^;)。手術時にかなり出したと聞いたが、それでもまだこうやって毎日けっこう便が出てくるのだから、相当たまっていたのであろう。そりゃそうだ、10日間ほとんど出なかったのだから。
まだ喉は痛いが声はかなり出せるようになってきた。よって自然と会話も弾んだ。私が泣かされたのは、父と主人とちょうどストーマについて話をしていたときである。以 [… 続きを読む]
障害者手帳もらえるかも
私のストマは永久ストマではないので障害者手帳は交付されないと聞いていた。実際に区役所に出向いて尋ねたこともあったが、やはりそういう回答であった。なのに、今日再度区役所の福祉課へ行って聞いてみたところ、障害者手帳がもらえると言うではないか!!なぜ今日再度区役所へ行ったかというと、ある方が教えてくれたブログにとてもいい情報が書いてあったからだ。そのブログの著者も私と同じ直腸がんで一時ストマを造設したそうなのだが、医師に「永久ストマの可能性あり」と診断書に書いてもらったことで障害者認定され、現在ストマ用品購入の補助金として毎月8000円を支給してもらっているという。というわけで、この上ないグッドな情 [… 続きを読む]
口内炎のメッセージを読み取れ
<写真の説明>義母からのクリスマスプレゼント。手編みのベスト&帽子と布の帽子。手編みのベストはとってもデザインが素敵。 最悪なことにさらに口内炎が増えた。かなり痛いが、まだ現状なんとか食事は摂れているので、食事がまったく食べられないなんていう最悪の事態にならないように今のうちになんとかしなければならない。以前の超健康体だった(と実際には勘違いしていた頃の)私は、こういう身体からの大事なメッセージ [… 続きを読む]
撃沈時間がなんと7時間
<写真の説明>友人が贈ってくれた本。左の絵本は糖鎖について調べていて見つけた本らしい。糖鎖という新たな言葉が興味深い 今日は午前中にブログが書けなかったのが運のつきであった。今寝る前にようやく起き上がって書いているが、結局この時間になると痛い話になってしまう。しかも今日に至ってはタイトルの通り、7時間も撃沈するほど調子が悪かった一日であった。もちろんレスキューの塩酸モルヒネは飲んだ。にもかかわらず今日はまっ [… 続きを読む]
食事療法のキーワードは「省エネ」
<写真の説明>高校の友人から届いたお花 昨日はまたブログをお休みしてしまった(^^;)。日中は調子よかったのだが、夜になって例のごとく痛み出し、ベッドに横になっていたらそのまま寝てしまったのだ。夜中に目が覚め一度起きたのだが、日中の外出の疲れもあって書く気が起きなかったので、そのまま寝ることにした。疲れたのも無理はない。なぜなら昨日は2ヶ月ぶりのいずみの会(ガン患者の会)の会合に出席するため、普段自宅か [… 続きを読む]
良い食事をしていれば睡眠時間は短くても大丈夫な身体になる
今日はあまり調子の良い一日ではなかった。せっかく治っていた口内炎がまた復活、しかも大っきいのができてしまい痛くてしょうがない(>_<)。おしりの痛みも激痛ではないにせよ夕方5時ぐらいから痛み出し、2時間起き上がれなかった。唯一良い報告があるとすれば、昨日に引き続きコーヒー浣腸が成功したことぐらいだ。
ところで最近やたらに眠くてしょうがない。夜中に何度もトイレに起きるので、実際の睡眠は7時間ぐらいだと思うが、最近9時間ぐらいベッドに寝ていることが多いのである。
そしたらOクリニックが発行している月刊誌の中で、断食と睡眠時間の関係について書かれた記事が掲載されていた。断食をすると1時間ぐらいの睡眠 [… 続きを読む]
家族の努力を無駄にしたくないからこその判断だった
<写真の説明>長野県白馬村の知人から届いた自家栽培の野菜(かぼちゃ、じゃがいも、白菜、ヤーコン、キャベツ、大根)とりんご。かぼちゃは早速味付けなしでただ蒸かしただけで食べたが、ものすごく甘くておいしかった 今日の内容は、おとといの記事のコメントに対する返信としてコメント欄に最初書き始めたのだが、書いているうちにかなり長文になってきたので急遽場所を移し、本日の記事として掲載することにし [… 続きを読む]
惣菜の怖さ
この1年、主人はよく私の玄米菜食につきあってくれたと感謝/感心しているが、そんな主人も最近とうとう普通の味付けを欲するようになってきた。肉を食べない生活というのはなんとかなるのだが、味付けだけはいかんともしがたいようだ。私もそう思う。もうちょっといろいろな調味料が使えたらどんなに楽かといつも思う。
よって主人には食べやすいようにと必ず1品は普通の味付けのものを出すようにしているのだが、スーパーで主人の大好きな春巻きを見つけたので買っていってあげることにした。ところが家に帰って原材料名のところを見て驚愕した。ちなみにその春巻きには次のように書いてあった。
トレハロース、調味料(アミノ酸等)、乳化 [… 続きを読む]
初心に戻る
最近少しずつ過去の記事を最初から読み返している。読み返し始めた当初は内容及び誤字脱字のチェックが目的だったが、読み進めていくうちにそれらに加え、私に初心に戻って再びがんばる気持ちを与えてくれることに気がついた。毎日の記録を読むと、1年前も今と変わらず毎日痛みと闘っている私がそこにいた。そして一所懸命散歩やびわの葉温灸などの治療メニューをがんばってこなしている私がいた。ちょうど今日で4月10日まで読み終わったが、内容としては、アメリカでガンの告知を受け急遽日本に帰国、手術でさらに余命1年の宣告を受けどん底に落ち、一度だけ抗がん剤を投与した後西洋医学と決別し食事療法を開始・・・というところまでだ。 [… 続きを読む]
主人とお花見散歩
<写真の説明>月島のリバーシティの桜並木 やっと今日主人とのお花見散歩が実現した。本当はこの辺はおとといが満開のピークで天気も最高だったので、お花見散歩をするにはおとといがベストだったのだが、残念ながら主人が税理士さんとのアポが入っていたので昨日を予定していたのだが、昨日は天気が悪かったのでやめにした。昨日の夜のすごい風で桜が散ってしまったのではないかと心配したが大丈夫だった。写真のリバーシティの桜並木の下では [… 続きを読む]
電車やバスの優先席に対する複雑な思い
<写真の説明>友人手作りのパン。今回は淡路産玉ねぎのリュスティック(左)とドライフィグ・レーズン・くるみのバゲット。玉ねぎ大好きな私は、袋を開けたときのあのなんとも言えない玉ねぎのよい香りに、ランチ後だったにもかかわらず、ブログ用に写真を撮ってすぐにかぶりついた(^^)。もうおいしくておいしくて、いくらでも食べられる状況だった・・・ 昨日は幕張メッセに行ってきた。以前からやるやると言って未だに何も進んでいな [… 続きを読む]
みなさんすごいです!おかげでさらにもう1m登れました\(^^)/
<写真の説明>カリフォルニア在住の友人がたくさん持ってきてくれて写真に納まりきれないので、とりあえずその中からほおずきとワインを掲載。こんなに大きなほおずきを見たのは初めてでびっくり!ワインはもちろんカリフォルニアワイン。私はカリフォルニアの香りだけ堪能して、ワインは主人と母へということで(笑)。 先日の友人同様、子供たちを日本の学校に体験入学させるために一時帰国中のカリフォルニア在住の友人 [… 続きを読む]
胸水なくすために奮闘中です
<写真の説明>私のブログを読んでくださっているサポーターの方が、素敵な写真が撮れたので、とメールをくださいました。本当に心洗われる素敵な写真です。 みなさん、コメント&応援メッセージありがとうございます。 とにかく現在の目標は「胸水をなくすこと!」ということで、家族一丸となって毎日がんばっています。生姜湿布、里芋パスタも毎日やっていますが、やはりどうしても自然療法は時間がかかりますので、まずは西洋医学の力(=利尿剤)を借り [… 続きを読む]
あけましておめでとうございます!
<写真の説明>毎年恒例の年越しそば あけましておめでとうございます!思えば去年1年だけでも私には多くの困難がありましたが、何とかそれらを乗り越えて無事にお正月を迎えることができました。苦しいときにいつもあったのがみなさんからの励ましのメッセージです。それらのコメントにどんなに励まされたことか。本当にありがとうございました。 さてここ数日の私の体調ですが、実はかなり厳しい状況でした。痛 [… 続きを読む]
恐る恐る食事を開始しました
緩和ケア病棟ですっかり親友のような関係になったNさんから戴いた手作りのアクセサリー。遠くから見るとどこかの高級ブランドの物にそっくりなような・・・(笑) 丸々二週間完全に水分だけで過ごした私は完全にカロリー&パワー不足に陥いっておりました。もうこれ以上食事を食べずに過ごす事は不可能と感じた私は、食事開始を先生に強く依頼する事にしました。先生は例えポタージュスープのような物でも腸閉塞が治っていない現状においてはかなりの負担になり、詰まる恐れがあるあるいは痛みや吐き気を引き起 [… 続きを読む]
自己導尿に苦労して毎日泣いています
本当に今となっては泌尿器科でのビギナーズラックが嘘だったかのようです。あの日以降もう既に自己導尿を8回経験していますが、尿道を感覚で探し当てるなどいつになったらできる事やら、鏡を使ってでさえ出来なくて困っています。それはひとえに私の筋力および体力の無さが原因で、その無さがもどかしくて泣いているのです。でも涙とももう今日でおさらばです。先ずは感覚でやる事は当分諦めて、ベッドの上で鏡を使って楽に出来る方法を編み出すことを最優先にする事にしました。楽にする方法さえ編み出せれば、導尿自体は痛くも痒くもないので何も憂うことはありません。確かに感覚で出来るようになればそれがベストですが、それは外出する機会 [… 続きを読む]
ようやく浮腫改善の兆しが見えてきました
<写真の説明>大学テニスサークルの友人達が贈ってくれました。オーロラの素晴らしい写真を見ながら癒しのCDを聴くと最高です! 水分が体に溜まるのを恐れて水分摂取を控えるのではなく、逆に水分摂取を増やして循環させ代謝を良くする方法をとったのが成功しました。自分の力を信じて辛抱強く待った甲斐がありました。利尿剤を使わずに、ようやく昨日おとといと2日続けて約1リットル尿量が水分摂取を上回り、その結果今日から浮腫が少 [… 続きを読む]
結局お小水が出ないまま迎えた週明けの心境を綴ります・・・
<写真の説明>ゼミの先輩が素敵な花束をナースステーションに預けていってくださいました。花束とお気遣いをありがとうございました。 ただいま月曜日の朝7時半、結局お小水が出ないまま迎えた週明けの心境を書いてみようと思います。腎ろう造設するかどうかはこの週末のお小水の出具合が勝負の鍵だったのですが、結局私の願い届かず・・・現時点ではやはり腎ろうは避けられそうもありません・・・。判断の指標に [… 続きを読む]