西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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食事療法のキーワードは「省エネ」

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<写真の説明>高校の友人から届いたお花

昨日はまたブログをお休みしてしまった(^^;)。日中は調子よかったのだが、夜になって例のごとく痛み出し、ベッドに横になっていたらそのまま寝てしまったのだ。夜中に目が覚め一度起きたのだが、日中の外出の疲れもあって書く気が起きなかったので、そのまま寝ることにした。疲れたのも無理はない。なぜなら昨日は2ヶ月ぶりのいずみの会(ガン患者の会)の会合に出席するため、普段自宅から2km以上ほとんど離れることのない私にとっては遠出に当たる白金台(シロガネーゼで有名な所)まで行き、3時間講義を聴いた後、銀座に戻って2時間ブーツを探して歩き回ったからだ。ブーツは前から欲しいと思っていたがどうせ外出する機会もないので今シーズンは見送ろうと思っていたのだが、散歩がてら銀ブラしていたら急にブーツが欲しくなってしまい、しかもバーゲン最終日前日だと知ったので慌てて探し回ることになったのだった・・・(ほとんど毎日銀座へは出かけていたがいつも食品売り場ばかりでファッション階にはまったく行かなかったのでバーゲンについて詳しく知らなかった)。それにしてもいざ探してみると、普通のサイズは選びきれないぐらい豊富にあるのに、私のようなビッグサイズ(25cm以上)になると、数が少ないどころか扱っていないデパートがほとんどでショックを受けた(今まで靴はアメリカで買っていたので、あまり日本の靴事情は詳しくなかった)。結局主要デパートをすべて回ったがビッグサイズはなかったので、専門店を回ることにした。しかし残念ながらブランドショップや専門店を回っても気に入ったものは見つからなかった・・・。

昨日のいずみの会の講師は食養内科の女医であった。食事療法の話だったので興味深く聴講した。1時間半の講義であったが、内容を一言でまとめるとタイトルに書いたとおり「省エネ」が重要なキーワードとなっていた。ガン患者の場合は胃腸が弱く消化力が落ちているので、胃に負担をかけないように消化の良い物を多く摂るようにし、とにかく無駄なエネルギーを使わせないようにすることが重要だという話であった。なぜ熱いものや冷たいものを食べたり飲んだりしないほうがいいか、私は知らなかったのでなるほどと思ったのだが、熱いものを食べたり飲んだりすると身体が自分の体温に合わせるように熱を下げようとするためにエネルギーを使うそうだ。冷たいもののときは逆に熱を上げるためにエネルギーが使われる。よって常温のもの(ベストは自分の体温と同じ温度のもの)を飲食すればそれが不要になるので、その余ったエネルギーを消化や他のことに使えるというわけだ。まさに納得!という話であった。

このように省エネを第一に考えると、私の今やっている私流の食事療法はかなりいい線いっていると思う。私流の食事療法とは、簡単に言うと「玄米菜食を一部取り入れたローフード」となるが、つまりローフードで生野菜ばかり食べると生野菜は消化が悪いので胃に負担がかかる。よって一部を玄米菜食、すなわち加熱野菜を摂取することで消化の問題がクリアーでき、ローフードのいいところである酵素も摂取できるわけである。私流の食事療法に対してはどっちつかずの中途半端という声もあると思うが、内容的及び精神的なことから考えても今の私にはベストであると思っているので、ぜひとも暖かく見守って欲しい。しかし、もし私がこの方法でガンを克服した暁には、新しい流派「みづき式食事療法」の誕生だ!!\(^^)/実際存在する数多くの食事療法は、みな自分流に一部を改良し、たまたまその人がそれで治ったからその方法がよしとされているのである。星野式ゲルソン療法などがまさにその例である。正式なゲルソン療法では1日5回のコーヒー浣腸が必須だが、医者である星野氏はとても忙しくてそんな時間は取れなかったのでコーヒー浣腸を省いた。そしてコーヒー浣腸なしでガンを見事に克服したので(実際には食事やサプリメントの内容も少し変更したようだ)、星野式ゲルソン療法が誕生したのであった。

ところでいずみの会といえば、前回の会合で出会った彼女のこと(詳細は11月11日の記事を参照)がすごく気になっていて、昨日は彼女に会うことも楽しみの一つにしていた。うれしかったのは彼女のほうも私と同じ気持ちであったようで、休憩時間に彼女のほうから私に話しかけてきてくれた。彼女は相変わらず元気で明るく強い人であった。私が「最近ちょっと食事が乱れ気味で・・・」という話をしたら、信じられない!!という顔をしていた。そして相変わらずどんなに痛くても絶対に痛み止めは飲んでいないということであった。このブログではみなさんから「そんなに我慢しないで痛み止めを増やしたら?」と言われている私だが、その私が彼女に痛み止めを使用するよう勧めているのには笑えた(^^)。彼女のストイックさは私など比ではない。昨日は彼女よりもむしろお母さんとお話しする時間が長かったのだが、お母さんに彼女がどのぐらいの痛みを我慢しているのか聞いたところ、壁をバンバンたたいて我慢することすらあるそうだ。そんなに痛いのなら薬飲めばいいのに・・・というか、絶対に飲むべきだと心から思った。お母さんも同じように思っており何度も説得を試みたそうだが、頑として聞かないようだ。私も薬嫌いなので彼女の気持ちはとてもよく分かるが、さすがの私でもその頑固さには少々あきれてしまう。しかしそこまで我慢できるその意志の強さというか我慢強さには敬服してしまう。でもそんな強い彼女であるが、やはり彼女も私と同じように悩み、苦しみ、ときには泣くこともあるとお母さんから聞いてちょっと安心した。やっぱり彼女も末期ガンを患っている30代のか弱き女性なのだ。

相変わらず家族のタッグがばっちりな彼女の家庭だが、さらに昨日驚いたのは、お母さんが仕事をしているという事実であった。昨日の会合にも相変わらずついてきており、とにかく時間のすべてを彼女の為に捧げているお母さんだが、まさか仕事をしているとは思わなかった。お母さんの話によると、朝起きてすぐに娘さんのためにニンジンジュースを作り、朝食の用意をし、仕事に出かけるのだそうだ。そして帰宅後はすぐに彼女にびわの葉温灸をやってあげるのだそうだ。いやはや本当に頭の下がるお母さんである。この1年で7キロ体重が減ったとおっしゃっていたが、そうなるのもうなずける。今月末にCTを撮ると言っていたが、前回同様さらにガンが退縮していることを私も切に願う。またお互いに元気な姿で2ヵ月後会いましょうと誓って別れたが、言いながら本当にそう思ったし、口に出すだけでも活力となった。

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<写真の説明>絵画展でもらったTシャツ

すでにかなりの長文だが、今日は調子がいいし気分も乗っているので、今日の報告も続けてしてしまおう(^^)。

日中は東銀座で開催されていたノーマン・ロックウェル展に出向いた。私のことを知っている人は、私が絵画展に行くなんてびっくりしていると思うが、ポイントは「見に行った」と書かず、単に「出向いた」と書いたことである。実は恥ずかしながら、クーポンランドの記事で先着10名にTシャツをくれるとあったので、Tシャツ欲しさに行ったのだった・・・(^^;)。そして無事ゲットしたのが写真のTシャツなのである。以前にこのブログでも書いたが、このように私のクーポン&お得情報探しは継続中である(^^)。でも今日私が到着したとき、私と同じクーポンランドの記事の切抜きを持ってきていた人を見かけたので、けっこうみんなちゃんと見ているんだなあと思った(^^)。

しかし行った理由はTシャツをもらうためだけではない。前からこの人の絵は好きだったので、単なるTシャツではなく彼の絵がプリントされているTシャツだからこそ欲しかったのと、あとたまには絵画鑑賞もいいかなと思ったということもある。Tシャツと引き換えに販売員の営業攻勢に遭う羽目になった(30分話に付き合わされた(^^;))が、しかしいろいろと為になる話も聞くことができ、絵画鑑賞などという慣れないことをしたおかげで、なかなか有意義かつ優雅なひと時を過ごすことができた。たまには突拍子もない行動を起こしてみるのも良いものだ(^^)。

今日気分が良いのは、当然痛みが軽く体調が良かったのが一番の理由だが、久しぶりにコーヒー浣腸がやれた満足感というのもある。結局なんだかんだ体調と便とパウチ交換のタイミングが合うときがなく1ヶ月間できていなかった。それが今日ようやく3拍子そろったのだ。排便的には完璧でないが、1000cc入れることができたので、まあコーヒー浣腸の意味としては十分あったのではないかと思う。しかし、寒いトイレに30分こもっていたのですっかり身体が冷えてしまい、夕方あたりから寒気がしてきてちょっと心配になった。熱はとりあえず今のところ出ていないが、用心しなければならない。また冷えはガンの治療においても最大の敵なので、次回コーヒー浣腸をするときは対策をとる必要がある。

コーヒー浣腸後7時間以上たってからようやく身体が温まってきたが、今日驚いたのは、暖房を最強にし、足浴、手浴で身体を温めようと試みたものの、完全に芯から冷え切ってしまった身体はまったく元に戻らなかったことだ。こんなに身体が冷え切ってしまったのは生まれて初めてだ。普通の人であればそれこそ半そででいられるぐらいの部屋の温度にしているのにぜんぜん温かくならないのだから、やっぱりまだまだ私の身体は問題があるようだ。ちなみにお風呂に入れば解決すると思うであろうが、最近の私はお風呂に入ってもちっとも温まらないのである。自分でもなぜだか分からないのだが、ストーマになってからお風呂に入っても温まらない身体になってしまった。お風呂大好きな私にとっては、このことが一番悲しいことである。

さて今日はこのぐらいにしてそろそろ寝ることにしよう。明日も今日ぐらい調子が良いことを祈って・・・。

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(318) 種類より質重視で。そして小食を心がけるべし
(319) 待望の宿便解消か!!??
(320) 一瞬だったが久々にぺっちゃんこのプルプルお腹になった\(^^)/
(321) ようやく痛みのコントロールができてきた
(322) 子供のうちに健康チェックの癖をつけさせることが重要
(323) やるべきことをやれていないと思っているがん患者は治らない

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!