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電車やバスの優先席に対する複雑な思い

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<写真の説明>友人手作りのパン。今回は淡路産玉ねぎのリュスティック(左)とドライフィグ・レーズン・くるみのバゲット。玉ねぎ大好きな私は、袋を開けたときのあのなんとも言えない玉ねぎのよい香りに、ランチ後だったにもかかわらず、ブログ用に写真を撮ってすぐにかぶりついた(^^)。もうおいしくておいしくて、いくらでも食べられる状況だった・・・

昨日は幕張メッセに行ってきた。以前からやるやると言って未だに何も進んでいないリビングのインテリア改装のための家具を買うためだ。ブログで報告したかどうか分からないが、一時期ほとんど決まっていたのだが、最終段階で買うつもりで訪れた大塚家具で、現物を見てあまりの違いにショックを受け振り出しに戻ったのだった。そしてその後私の体調があまり良くなくなったことと、まったく悪いことは続くもので、会社の業績悪化でそれどころではなくなったことで、一時期(というか今でも)インテリア改装そのものを見直す必要が出てきてしまい、しばらくこの件に関しては中断していたのだった。それに私のインテリアコーディネート熱が一時期に比べかなり冷めてきてしまっているというのもある。

そんなわけでまだ現時点でも気持ちは揺れているのだが、とりあえず家具大バーゲンのイベントがあったので、買うのであればそういう激安のときに買ったほうがいいし、ちょうど散歩に無理やり出るチャンスにもなると思い、気合を入れて行くことにしたのであった。

それにしても昨日の私の気合の入れようはすごいものがあった。八丁堀からJRに乗ったのだが、案の定我が家から八丁堀駅までの徒歩10分だけでけっこう痛くなってしまった。しかし電車に乗って座ってしばらくすると痛みは治まった。ほんと不思議なぐらい、動かないと痛くないのである。よって、ちょっとでも歩くと痛くなるのが最近の傾向なので、とてもじゃないがイベント会場を何時間も歩くことは不可能だと思った私は、なんと予防のために前もってレスキューを3錠も飲んでおくほどの気合の入れようだったのである。しかし電車の中で飲んでおいたレスキューがまったく効果を発揮せず、海浜幕張駅から幕張メッセまで歩いている途中、ものすごく痛くて、腰は何度伸ばしても歩いているうちに曲がってきてしまう始末、目には涙もたまってくるしで、メッセ到着前にくじけそうだった。しかしせっかくここまできたのだし、恐らく私のことだから大好きな家具を見れば痛みが吹き飛ぶだろうと思い、痛みで腰を曲げながらしかめっ面をしながらなんとか会場までがんばって歩いていった。

しかし私の予想ははずれた・・・。家具を見てわくわくしてもぜんぜん痛みは消えなかった・・・。しかしここまで来てしまったらもうとにかく見て帰ろうと思って、あまりにも痛いときはソファーに腰掛けて休みながら、結局2時間ぐらい見て回った。残念ながらお眼鏡にかなう家具は見つからなかったが、やっぱりインテリア大好きな私にはとても楽しい時間だった。そしてさらに楽しかったのは、その後のショッピングだった。なんと海浜幕張駅前にアウトレットモールがあったのだ!帰る頃にはレスキューが多少効いてきたのか!?到着したときよりはかなりましだったので、まだ痛みはけっこうあったが洋服やバッグを見て回った。

というわけで、帰ってきて自分でもびっくり。なんだかんだでトータル5時間も外出していたのである!でも朝早起きしたおかげで、それだけいろいろやってもまだ14時半。いつもは朝ごはん食べてちょっとメールチェックしたりしているとそんな時間になっていることが多いので、昨日はものすごく得した気分になった(^^)。と同時に、いかに日々の生活がだらけているかが分かり、反省した・・・(^^;)。

ところでいつもはすいている時間帯にばかり電車に乗っていたのでこのような思いをすることは今までなかったのだが、昨日私は障害者としてある複雑な思いを抱いた。今までの私の優先席に対する取り扱い方が良かったのかどうか、なんだかよく分からなくなってなってしまったのである。

まずは障害者としての私だが、上にも書いたように、八丁堀駅に着いたときは痛くてかなりしんどかったので、とてもじゃないが昨日は座らないでいることは不可能であった。よって「すいてますように」「座れますように」と祈っていた。到着した電車はすいてはいなかったが、ものすごく混んでいるというわけでもなく、とにかく私は幸運にも座ることができた。しかし実際には座れたといっても、何とか確保できたという感じであった。つまり、ちょっと怖い感じのお兄さんが幅を取って座っていたので、いつもだったらあきらめて立っていたところだが、昨日の私はそんなことにひるむ私ではなかった・・・というよりは痛くてあきらめきれなかったので「すみません、つめてください」と言って自分でスペースを確保したのであった。

帰りはラッキーなことにガラガラだったので余裕で座ることができた。こうして昨日は常に無事座ることができたのだが、仮にもし座席が一杯になっていたとしたら、そのときには優先席に行って「すみませんけど席を譲ってもらえますか?」と言うつもりでいた。

以上は障害者としての私であるが、一方今までの私はどのように優先席を取り扱っていたかというと、優先席というのは何も健常者や若者が座ってはいけない場所という意味ではなくて、あくまでも助けが必要な人がいたらその人に必ず席を譲る場所、というふうに捉えていた。よってよく普通席には座るけど優先席には座らない人とかがいたが、私はそれは違うと思っていたので、躊躇することなく優先席に座っていた。もちろんお年寄りや身体の不自由な人がくればすぐに席を譲ったし、それはもちろんシルバーシートだけに限ったことではなく、普通の席でもそうすることは当たり前のことである。だからそもそもシルバーシートの存在そのものにクエスチョンであった。

昨日私は座りながらとても複雑な心境であった。もしかしたら私の今までの優先席に対する考え方は間違っていないかもしれないが、そうするべきではなかった、即ち座るべきではなかったのではないかと思ったからである。なぜなら障害者の私として上に書いたことを、いったい何人の人が同じようにできるだろうか、言えるだろうかと考えたとき、恐らくほとんどの人ができないだろうと思うからである。怖そうな人に「つめてください」と言うことも、優先席に行って席を譲るようにお願いすることも、普通の人にはなかなかできないことであろう。どんなに自分がつらくてもじっとがまんしてしまう場合が多いだろうと思うからである。

そう考えると、やはり優先席は初めから「あけておくべき」なのかもしれない。というより、優先席自体があるべきなのか、という疑問も持ち上がってくる。下手にシルバーシートなどを作ったがために、それ以外のところは関係ない、みたいな錯覚を生む可能性もある。本当はそんなものを設けなくても、すべての席においてみんなが気持ちよく座ることができ、助けが必要な人がいたらすぐに譲ってくれ、そして私のように外見ではそうと分からない人でも助けが必要な人は躊躇することなく言える雰囲気があるといいのだが、なかなかそうもいかないので何らかの対策が必要になってくるわけだが、他に何か弱者を守るよい方法はないのか・・・と私の思いは尽きない。最近妊婦さんには妊婦さんシールをメトロが無料で配布しているようだが、そういうシールを少なくとも外見では病気と分からない人にも配布するといいなあと思う。障害者や病気の人は証明できるが、その日だけものすごく具合が悪い人はどうするのかなど、運営上細かい点でいろいろと問題が出てくるとは思うが、とにかくこのシールのいいところは、対象者が全員そうしなくてはいけないのではなくて自己申告制なので自分の希望でそうしてもらえることと、大変な状況なのだと外見では分かってもらえない人で、自分で口で言いたくても言えない人の助けになるということだから、妊婦さんマークを始めたことはとてもいいことだと思うし、その対象を少しずつ拡大していってくれることを私は希望する。

話がなんだかどんどん大きくなってしまったが、とにかくそんなわけで昨日私は優先席に対して複雑な思いを抱いたのであった・・・。しかし長々と書いている間に、優先席とはむしろ健常者に対して作られたものではないか?と思うようになり、とりあえず現状においてはセカンドベストなのかなあと思えてきた。つまり私のように物怖じしない人にはあまり効果がないのだが、上にも書いたように中には優先席に座るのは気が引けるという人もいるので、その心理を利用しているのである。少しでもそうやって優先席に座る人が減ることで、本当に必要な人に席が回ってくるというわけである。

いずれにしても繰り返しになるが、一番理想なのは先に書いたような状況である。どのようにしたらそういう社会になれるのか、それとも人間として実現不可能な世界なのか・・・?追究しだしたらものすごい時間が必要になるのでこの辺で終わりにしておくが、私にとってはとにかく昨日はよい体験となったし、いろいろと考えさせられた一日であった。

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記事投稿日:

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(442) これぞ真の友人。やっぱり友人ていいなあ。
(443) 教育のためにもっとこういったすばらしい番組を!
(444) 15年ぶりの先輩との再会
(445) 人から愛されたかったら、大事にされたかったら、まずは自分が人を愛すること、大事にすることである
(446) ガンからのメッセージ
(447) みなさんすごいです!おかげでさらにもう1m登れました\(^^)/

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!