インターネットのおかげで膨大な情報が簡単に手に入るようになったことはものすごいメリットだが、一方で情報が氾濫し混乱させられてしまうというデメリットも存在する。例えば私がやっている食養生に関して言えば、いろいろな人がいろいろな説を唱えており、同じマクロビオティックでも微妙に内容が違うので、最後にはどれがいいのか悪いのかわけが分からなくなってくる。具体的には、例えば油の使い方とか、生野菜と温野菜どっちがいいかとか、塩を多く摂るべきか減塩すべきかとか、一日2食か3食かとか、朝食を多くすべきか夕食を多くすべきかとか、一物全体食の魚(じゃこなど)はいいとか悪いとか、果物は旬もので日本産のものであれば食べてもいいとか悪いとか・・・とにかく挙げたらキリがないのだが、このように同じ玄米菜食といっても細かい部分で微妙に主張が違うので戸惑ってしまうのだ。いくら細かい部分とは言え、これが単なる健康維持目的でやっている人であればさほど気にする必要はないのだが、私のように末期がんでこれに命をかけているような人にとってはかなり気になる部分である。
またがん克服にかなり有効とされている有名な食事療法の一つに「ゲルソン療法」というのがあるのだが、この存在も少し私を惑わすものとなっている。なぜならゲルソン療法では塩を一切禁止にしているからである。ゲルソン療法にしろ、上で述べたマクロビの各説にしろ、細かい部分ではいろいろ違いがあるものの、肉や砂糖、精白されたもの等を一切禁止にしているところはすべてに共通している事項である。しかしこの塩に関してだけは、今私がやっている玄米菜食と唯一対極にあるものであり、ゲルソン療法がかなり有効な療法であるがゆえに、私を惑わせるのである。未だに私も塩に関してはどっちがいいのか分からないのだが、とりあえず玄米菜食を信じてやっているので、塩は積極的に摂るようにしている。
以上のように、とにかく勉強すればするほど、いろいろな説が出てくるので、誰しも一度は混乱すると思う。私も本を多く読めば読むほど、どれを信じていいのか一時期分からなくなった。しかし、さらに多くの本を読み勉強を進めていくと、案外どれも基本の主張は同じで、本質は2つか3つであるということに気がついたのである。そしてその本質を見抜くコツは、その説を唱えている背景に目を向けること、裏にある条件に目を向けることだということにも気がついた。
ただし、ここにたどり着くまでには、相当な数の本を読みこなす必要がある。2、3冊ではだめだ。一番中途半端で混乱すると思う。やはり10冊ぐらい同じ分野の本を読むと、本質が見えてくると私は思う。
例えば分かりやすい例で説明すると、昨日ブログで紹介した新・食物養生法の本に書かれていたリブレフラワーのことだ。著者は玄米菜食を推奨している一人だが、玄米を粒で食べるのではなく、粉で食べるべきだと唱えている人である。究極を言うと、玄米ごはんを食べるなと言っているようにも聞こえるのである。ただもしそのようにとってしまったのなら、それは文面を浅くしか理解していない人だと思う。確かに本には、玄米は粒で食べると消化に悪いからむしろ食べないほうがいい、と書いてある。しかしよくよく読んでみると、そう言っている裏には「100回噛めないのなら」という条件が隠されているのである。よって著者も100回噛めるのなら玄米ごはんを食べたほうがいいと当然思っている人である。ただ、なかなか100回噛めない人が多いので、であればかえって消化が悪く、身体にいいと思って食べた玄米が悪いものになってしまうので、そうなるぐらいだったら食べないほうがいいと言っているだけなのである。そしてリブレフラワーという玄米を酸化させることなく粉化する食品ができたので、それを食べればいいと言っているのである。
とにかくこのように、その説を唱える背景や条件を無視してしまうと、とんでもない誤解をしてしまうことになる。だから、上で述べたように諸説微妙な違いはあるけれども、必ずその違いを生んだ条件の違いなどが隠されているので、それを知る必要がある。そして最終的に自分に合った方法を選べばよいと思う。というのも、食事療法をするにあたって、まず考慮しなければいけないのは、病気の種類、患者さんの今までの食生活及び好み、現在の体調や状況、考え方、性格などなど・・・とにかくいろいろな要素が絡みあってくるし、またそれを考慮しなければ本当の意味での食養生はできないと思う。それぞれの説に良い点、悪い点、納得できる点、できない点、いろいろあるので、とにかくたくさんの情報に接し、その中から自分にベストと思う方法を選べばよい。そして選んだからには、浮気せず、それを忠実に実行していくことだ。とくにゲルソン療法は、前にも書いたがその療法自体でトータルコーディネートされているので、少しでも違ったことをやってしまうとすべての効力が失われてしまうのである。さらに内容もかなり過激なものなので、指示通りにやらないと変調をきたしかねないので注意が必要だ。一般の本に書かれている玄米菜食やマクロビ食事療法の問題点は、オーダーメイドになっていないことだ。だから上で書いたようなことを考慮しながら、自分でオーダーメイドの食事内容を考えていく必要がある。そして自分で考えて納得したものであれば、結果がどうであれ納得がいくはずだから。自分で考えることに自信がない人は、もちろん食事指導をしてくれる医者にかかるのも良いかもしれない。
またがん克服にかなり有効とされている有名な食事療法の一つに「ゲルソン療法」というのがあるのだが、この存在も少し私を惑わすものとなっている。なぜならゲルソン療法では塩を一切禁止にしているからである。ゲルソン療法にしろ、上で述べたマクロビの各説にしろ、細かい部分ではいろいろ違いがあるものの、肉や砂糖、精白されたもの等を一切禁止にしているところはすべてに共通している事項である。しかしこの塩に関してだけは、今私がやっている玄米菜食と唯一対極にあるものであり、ゲルソン療法がかなり有効な療法であるがゆえに、私を惑わせるのである。未だに私も塩に関してはどっちがいいのか分からないのだが、とりあえず玄米菜食を信じてやっているので、塩は積極的に摂るようにしている。
以上のように、とにかく勉強すればするほど、いろいろな説が出てくるので、誰しも一度は混乱すると思う。私も本を多く読めば読むほど、どれを信じていいのか一時期分からなくなった。しかし、さらに多くの本を読み勉強を進めていくと、案外どれも基本の主張は同じで、本質は2つか3つであるということに気がついたのである。そしてその本質を見抜くコツは、その説を唱えている背景に目を向けること、裏にある条件に目を向けることだということにも気がついた。
ただし、ここにたどり着くまでには、相当な数の本を読みこなす必要がある。2、3冊ではだめだ。一番中途半端で混乱すると思う。やはり10冊ぐらい同じ分野の本を読むと、本質が見えてくると私は思う。
例えば分かりやすい例で説明すると、昨日ブログで紹介した新・食物養生法の本に書かれていたリブレフラワーのことだ。著者は玄米菜食を推奨している一人だが、玄米を粒で食べるのではなく、粉で食べるべきだと唱えている人である。究極を言うと、玄米ごはんを食べるなと言っているようにも聞こえるのである。ただもしそのようにとってしまったのなら、それは文面を浅くしか理解していない人だと思う。確かに本には、玄米は粒で食べると消化に悪いからむしろ食べないほうがいい、と書いてある。しかしよくよく読んでみると、そう言っている裏には「100回噛めないのなら」という条件が隠されているのである。よって著者も100回噛めるのなら玄米ごはんを食べたほうがいいと当然思っている人である。ただ、なかなか100回噛めない人が多いので、であればかえって消化が悪く、身体にいいと思って食べた玄米が悪いものになってしまうので、そうなるぐらいだったら食べないほうがいいと言っているだけなのである。そしてリブレフラワーという玄米を酸化させることなく粉化する食品ができたので、それを食べればいいと言っているのである。
とにかくこのように、その説を唱える背景や条件を無視してしまうと、とんでもない誤解をしてしまうことになる。だから、上で述べたように諸説微妙な違いはあるけれども、必ずその違いを生んだ条件の違いなどが隠されているので、それを知る必要がある。そして最終的に自分に合った方法を選べばよいと思う。というのも、食事療法をするにあたって、まず考慮しなければいけないのは、病気の種類、患者さんの今までの食生活及び好み、現在の体調や状況、考え方、性格などなど・・・とにかくいろいろな要素が絡みあってくるし、またそれを考慮しなければ本当の意味での食養生はできないと思う。それぞれの説に良い点、悪い点、納得できる点、できない点、いろいろあるので、とにかくたくさんの情報に接し、その中から自分にベストと思う方法を選べばよい。そして選んだからには、浮気せず、それを忠実に実行していくことだ。とくにゲルソン療法は、前にも書いたがその療法自体でトータルコーディネートされているので、少しでも違ったことをやってしまうとすべての効力が失われてしまうのである。さらに内容もかなり過激なものなので、指示通りにやらないと変調をきたしかねないので注意が必要だ。一般の本に書かれている玄米菜食やマクロビ食事療法の問題点は、オーダーメイドになっていないことだ。だから上で書いたようなことを考慮しながら、自分でオーダーメイドの食事内容を考えていく必要がある。そして自分で考えて納得したものであれば、結果がどうであれ納得がいくはずだから。自分で考えることに自信がない人は、もちろん食事指導をしてくれる医者にかかるのも良いかもしれない。
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