追加 (ついか)
手術前の各種検査
とにかく手術前はいろいろな検査が必要だ。私の場合直腸ガンということもあって、直腸の近くには子宮や膀胱やとにかくいろいろな臓器が至近距離にあるため、そっちへ浸潤していないかを見ておいたほうがいいということで、通常の検査にプラスして婦人科検診もやることになった。婦人科検診は痛かった。またもや大泣き。直腸MRというのは楽だった。よくTVとかでも見るやつで、大きな検査機器の中にずずーっと入っていくやつだ。自分はただ台の上で寝ていればいい。しかし、まさか検査前に痛い注射を打たれるとは思っていなかったので、それがショックだった。
検査の中での最大の難関は大腸内視鏡であった。1月17日の記事に、いかにアメリ [… 続きを読む]
バリアフリーの必要性を痛感
手術後2日目、ようやく立ち上がることができた。足を少しずつずらしながらなんとか前へ進む。その遅さといったら、亀どころではない。足をずずーっと前へ10㎝ぐらいずらすのに30秒ぐらいかかるのだ。だからほんの数メートル歩くのに、何十分もかかる。それでも歩かないよりはいいということで、何十分もかけて身体を動かした。家族が一緒に付き添ってくれたが、恐らく普通の人からすると、とても歩いているとは思えないであろう。ほとんどただそこに立っているのと変わらないのだから。でも本人にとっては、ものすごい痛みと闘いながら、ものすごくがんばって歩いているのだ。私はとにかく痛みに弱いので、痛み止めを何度も追加注入してもら [… 続きを読む]
治療方針の決定、主治医は主人
主人は入院中の2週間でありとあらゆる文献・情報を読みあさり、退院後の治療計画を作成してくれた。それは次のようなものだ。
・徹底した食事療法(=玄米菜食)
・運動をする(1時間の散歩をなるべく1日2回)
・びわの葉温灸 1日2回
・免疫細胞療法
・サイモントン療法(=心理療法)
・フコイダン、AHCCのサプリ摂取
・抗ガン剤でガンを小さくし、時間稼ぎをする
・ヨガ
・イメージ療法
・半身浴
・コーヒーエネマ(=コーヒーによる腸内洗浄)
・リンパマッサージ(これは4月から追加された)
以上が一日で私がこなさないといけないメニューだ。実際退院後1ヶ月経ったが、これをすべてこなすのは至難の業。でもヨガ [… 続きを読む]
エネマと先人の知恵
訳の分からないタイトルに、それとまったく合ってない写真。でも実はちゃんとこの3つはつなっがっているのだ(^^)。 まず写真だが、これは義母が作ってくれた今日のデザート、抹茶寒天である。私のリクエストにより少々濃い目に作ってくれた。本当はこれに黒蜜をかけて・・・といきたいところだが、そこはメープルシロップで代用。でもすっごくおいしかった!先日このブログで写真つきで紹介したフルーツ系寒天はだめだが(あくまでも私の場合)、抹茶であれば大丈夫であろう。これぞ [… 続きを読む]
死闘3日目
予定通り!?死闘3日目に突入した。今日も朝の散歩には出たものの、15分も経たないうちに便意をもよおし家に帰ってきてしまった。でもやはり出なかった。朝ごはんを食べずに、すぐにお風呂に入り、とりあえずいちじく浣腸を試した。30分粘ってようやくほんの少し出たが、焼け石に水程度。昨日同様、ボルタレンを飲み、効くまでの間痛みに耐えた。今日は昨日よりはましだったので、大泣きはしないですんだ(笑)。
もうこの時点で昼近くになっていた。さすがに観念してアメリカの大腸内視鏡をやったときの下剤をとりあえず規定の量(=内視鏡検査をやるときの3分の1)飲んだ。ああ、こんなことなら昨日のうちに飲んでおけばよかった(^^ [… 続きを読む]
かなりブルー入ってます・・・
今、かなりブルーになっている。いったい自分は今どういう状態なのか、いったいどうしたらいいのか分からないのだ。一応1日に10回もトイレに行くような頻便の下痢からは脱出できたが、まだおなかは一日中ぎゅぎゅるしていて気持ち悪いし、下痢も止まっていない。かといって、簡単に出るわけでもなく、かなり力まないと出ない。力んだ末にようやく出るのが下痢というわけだ。しかも自分の感覚としては、なんとなくまだ肛門付近に硬い便が出ないで残っている、すなわち便秘の状態が続 [… 続きを読む]
散歩というよりリハビリ
正確な記録がないのでなんとも言えないが、もしかしたら最後に散歩したのは義母に引っ張り出してもらった8月6日かもしれない。だとすると、もうかれこれ3週間近く散歩していないことになる。とにかくベッドに横たわっている日々が長すぎた。体力が落ちているのもさることながら、せっかく良いくせがついていた散歩の日課が完全になくなってしまい、気力を保つことからまた始めなければならなくなってしまった。
今日の夕方、ようやく痛みが落ち着いてきたので、久しぶりに散歩に出ることにした。図書館で借りていた本が返却期限を過ぎていたので、それを返したいという気持ちがなんとか私の重い腰を上げたのだ。私の律儀な性格が役立った(^ [… 続きを読む]
食養生シリーズ①-ママが悪いのではないよ、だから気にしないで-
鶴見隆史著「新・食物養生法」という本を今日ようやく読み終えた。なかなか読み応えのある本であった。そしてこの本が、私に再び食事療法及び食事の重要性に関して考える機会を与えてくれた。ブログを書き始める前、自分の考えをまとめようとしたところ、書きたいことが山のように出てきたので、恐らく今日1日では書ききれないと思う。いや、書き終えようとしたら夜が明けてしまうので、シリーズと称して何回かに分けて書くことにした。一応全3回ぐらいの予定だが、場合によってはシリーズが追加されていくかもしれない。
とりあえずシリーズ1回目の今日のサブタイトルは「ママが悪いのではないよ、気にしないで」となった。なぜなら、この本 [… 続きを読む]
術後経過 その2
その後のみづきの術後経過です。 点滴はすべて外され、身軽になりましたので歩行量もぐんと多くなりました。食事も先日より通常食となり食欲も旺盛なようです。あとは、ストーマの装着練習が残っているくらいの状況で、5~6日後には退院する模様です。 それと、先日は骨転移しているかどうかを見極めるための骨シンチ検査をしました。検査系は、入院している時にやると、外来より遥かに楽ですね。検査準備が整った段階で病室に呼びに来て [… 続きを読む]
採血もできないほどの低血圧
今日はリンパ球療法のSクリニックに採血だけに行った。通常はリンパ球注入の点滴の針を腕に刺すときに一緒に次回分の採血もしてしまうため、あえて採血のだめだけに行く必要はないのだが、前回のリンパ球注入の時点では入院中だったため、次回いつクリニックに行けるか分からなかったので、とりあえずリンパ球注入だけしておいて次回分の採血をしなかったからだ。
そして採血時に問題が起きた。リンパ球用3本と血液検査用3本の合計6本採血する予定だったのだが、1本採り終わり2本目に入ったあたりから急に血の出が悪くなり、2本目はそれでもなんとかチョロチョロ出ていたので採れたものの、3本目に入ったらとうとう出なくなってしまった [… 続きを読む]
国立がんセンターでのセカンドオピニオン
今日は国立がんセンターでのセカンドオピニオンだった。ちなみにセカンドオピニオンをお願いしたA先生は、2月に最初の手術をしたときの私の執刀医である。今日は主人にも一緒に来てもらった。通常の外来は一人で通院しているが、大事な話を聞くときは複数の人間で聞くようにしている。そうでないと、聞き間違えたり、聞き逃したり、主観が入ったりして、医者が言ったことが正確に伝わらないことがあるからだ。
今日のセカンドオピニオンはとても有意義なものであった。主人も同様に感じたようだ。やはりガンのことはガンの専門家に聞くのが一番と感じさせられるものがあった。A先生はぶっきらぼうで一瞬冷たい感じがするが、説明はうまいし、 [… 続きを読む]
痛み発生のパターンが読めない
最近、痛みが発生するパターンが読めず困っている。以前は圧迫痛とか通過痛などと称していたように、痛みの原因がはっきりしていたのだが、最近はいろいろなパターンで痛みが発生するので、まったく原因が分からない。
今日もそうだった。日中は1日を通じて安定していた。食後に多少痛みが強くなるが、30分も経てば回復した。それでも時には食後に激痛が来ることもある。しかし、今日はそういうことはなかった。今日問題が起きたのは夕食後だ。夕食後お腹が落ち着いた頃を見計らって散歩に出かけたのだが、50メートルぐらい歩いたところで急に痛み出し、あえなくUターン。しかもかなりの激痛だったので泣きが入った。雨が降っていて寒かっ [… 続きを読む]
こんなに痛いの、久しぶり(涙)
こんなに痛いなんていったいどうしてしまったのだろう???
・・・って、答えは明らか、やはり麻薬の絶対量が足りないのだろう。今朝の分から早速モルヒネを10mg増やしたが、その効果が現れるまでは2、3日かかるのかもしれない。今日は午前中から痛くて動けず、ようやくお昼過ぎに復活したので散歩に出かけたが、夕方帰ってきてからは再び痛みで動けなくなった。夕飯の時間になっても痛みがまったく引かなかったので、今日もまたまたレスキュー(オプソ)に頼る結果に・・・。にもかかわらず1袋ではあまり効果がなく、結局痛くて食欲までなくなってしまい、さらにオプソをもう一袋追加。効果は多少あったものの、それでもまだなんとなく [… 続きを読む]
あるはずのない激しい便意と出ないはずの便
昨日友人宅ではしゃぎすぎたのか、昨晩1時ぐらいに寝たのに今日は正午まで寝てしまった。8時に一度起きようとしたのだが、なんとなく眠かったので、いったいどのぐらい寝れば眠くなく起きられるのかと実験したみたのだ。そしたら結局際限なく眠れることに気がついた。正午に起きたのも、義母が来たので実験中止となっただけのことであった(^^;)。中止とならなかったらいったいいつまで眠り続けたのであろう。無駄な実験であるが、こんなときでないとできない実験でもあるので、いつの日かまた挑戦してみよう [… 続きを読む]
分かってはいるけどきつい質問だった・・・(^^;)
<写真の説明>デュロテップパッチ(貼るタイプの医療用麻薬)を貼った私の足。貼った日と交換の日を書いておくのが笑える(^^;) 今日は緩和ケアの外来だったのだが、話の中で懐かしのデュロテップパッチの名前が出てきたので写真を掲載してみた(^^)。この写真でどのようにデュロテップパッチを使うのかみなさんも分かったと思うが、そう、本当に貼るだけなのだ。身体に貼るだけで麻薬が皮膚から吸収されて痛みがとれるなんてまったく驚きであろ [… 続きを読む]
カマゼロの夢は捨てた
<写真の説明>いつもの友人からのパン。ブルーベリーのリュスティック、シナモンレーズンロールとそれのアプリコットソースかけバージョン 先日ブログに書いたように、毎日のコーヒー浣腸で排便がうまくいっていたし、便もまだまだ軟便だったので、これはもしかしてカマゼロまでもっていけるかも!!??と淡い期待を抱いていたのだが、やはりそれは無理だということに気がついた。過去に何度もカマ減量に挑戦しては失敗し、今回は慎重に減量し [… 続きを読む]
コメント欄について
今日は記事ではなく、最近コメント欄において、本文とは関係ないことで議論がなされたり、私がコメントを無視している/軽く扱っている、あるいは返信に偏りがあるという意見が多くなってきたことを受けまして、ここで私のコメントに対するスタンスを明確にしておくとともに、皆さんへのお願いを書いておこうと思います。よってこの文章はいつでも皆さんが確認できるように、ブログ右側の「プロフィール」の下の「リンク」の中に置いておきます。そして今後必要に応じて随時内容を追加していきます。
まず私のコメント欄に対するスタンスですが、ブログ記事同様、「皆さんの役に立つ情報発信の場」にしたいという思いがあります。よってコメント [… 続きを読む]
友人たちが見せた一瞬の表情が脳裏に焼きついている
<写真の説明>テニス部の集まりに使用したビューラウンジ。こんなバーカウンターがあっておしゃれ。製氷機が備え付けられており、氷が使いたい放題というのがうれしい。ただし冷蔵庫とガス設備はなし。 昨日は予定通り高校テニス部の集まりに参加した。うれしいことに全員参加で、さらに子供たちやご主人連れの子もいたので(私の主人も参加)、総勢24名の賑やかな会となった。ここのところ痛みのコントロールが不安定だったので [… 続きを読む]
最悪な4日間でした
<写真の説明>大学ゼミの友人からもらいました。マンシングウェアのかわいいマフラー ここ最近痛い話しかしていなくてすみません。でも痛くてしょうがなくて、今の私にはそれ以外の話題がないんです。そんなに痛いのならレスキューを飲めばいいのですが、やっぱりまだこの痛みは良い痛みなのだと信じていて、限界までは飲まずに我慢していたくて・・・。そんなわけでここ最近調子が悪い私ですが、この4日間はその中でも最 [… 続きを読む]
水腎症の恐怖・・・再び!!
<写真の説明>友人からバラと懐かしのサンフランシスコの写真をもらいました。再びアメリカ・ベイエリアに戻れる日を夢見て・・・がんばります! 一時期私を恐怖に陥れた水腎症。せっかく忘れかけていたのに、ここへ来て再び私を恐怖に陥れています・・・。しかも今回はかなり深刻で切羽詰った状況です。 私はずっと異常な低血圧で、だいたい上が90、下が50という人だったのですが、1ヶ月ぐらい前から血圧が上がりだし、途中はや [… 続きを読む]
今朝は朝から大騒ぎ!
母のいとこがヒーリング系のCDをくださいました。スペイン語のヒーリングミュージックというのも良いものですね。 今日は特にブログを書く予定は無かったのですが、急遽大きなトピックが出てきましたので、タイムリーにご報告しておいた方が良いと思い書く事にしました。毎日の更新を楽しみにしている方にとっては、話題が提供できてかえって良かったと思います。今朝は朝から大騒ぎを起こしてしまったのですが、内容は転倒騒ぎです。昨晩は久し振りにぐっすり眠れ、朝9時20分からのリハビリに向けていつも [… 続きを読む]