西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
総アクセス数:15,400,760
253

国立がんセンターでのセカンドオピニオン

次の記事 | 目次
今日は国立がんセンターでのセカンドオピニオンだった。ちなみにセカンドオピニオンをお願いしたA先生は、2月に最初の手術をしたときの私の執刀医である。今日は主人にも一緒に来てもらった。通常の外来は一人で通院しているが、大事な話を聞くときは複数の人間で聞くようにしている。そうでないと、聞き間違えたり、聞き逃したり、主観が入ったりして、医者が言ったことが正確に伝わらないことがあるからだ。

今日のセカンドオピニオンはとても有意義なものであった。主人も同様に感じたようだ。やはりガンのことはガンの専門家に聞くのが一番と感じさせられるものがあった。A先生はぶっきらぼうで一瞬冷たい感じがするが、説明はうまいし、こちらが納得するまでとことん説明してくれるので、私も主人も信頼している。そして気になるA先生の見解だが、結論を先に言うと、「手術はしないほうがいい」という見解であった。

理由は以下の通りである。とりあえず重要な部分だけ列挙しておく。

Q.大きな腫瘍を切除することで痛みは軽減するのか

A.軽減はしないであろう。なぜなら今の痛みの原因が、直腸の大きな腫瘍からだけではなく、むしろ仙骨に入り込んでいる腫瘍から来ているものと考えられるからだ。よって仙骨に入り込んでいる腫瘍も根こそぎ取り切れれば痛みが軽減する可能性も出てくるが、取り切れる可能性がほとんどないため、従って痛みが軽減するとは考えにくい。

Q.起こり得る合併症及び後遺症について

A.腸閉塞が再び起こり得る可能性は非常に高い。すでにあちこちに転移しているため、その腫瘍が大きくなれば再び腸閉塞になる。また子宮にも浸潤しているから子宮も摘出することになると思うが、そうなるといろいろな問題が出てくる。場合によっては最悪膀胱もとることにもなりかねない。そうなったら別途尿用のストーマが必要になってくる。

Q.手術のリスクについて

A.正確な理由は解明されていないが、手術をするとかえってガンが散らばるということがある。実際、そうなった患者を何人も見てきている。(このあたりはやはりガンの専門家だと思った)

Q.主治医は今回の手術で人口肛門を元の肛門に戻すことも考えているようだが、それについてはどう思うか

A.技術的には可能だが意味がないと考える。なぜなら、腫瘍を取りきれない限りは、いったん元に戻れたとしても、また近いうちに同じことの繰り返しでストーマの手術が必要になってくることが十分考えられるからだ。

本日の重要な部分の大まかなやりとりは以上である。とにかくA先生の意見は、仙骨に入り込んでいる部分まで切除することはできないので必ず取りこぼしが出てしまい、よって大きな腫瘍を完全に取り切ることは不可能ということが前提となっている。今回の手術の意義は、大きな腫瘍を完全に取り切ることに意味があるのであって、それができないのであれば、はっきり言って切るだけ損というものである。よってA先生は、まずは抗がん剤で腫瘍を小さくすることが先決で、それができて初めて手術が可能という見解であった。

実は、先週の金曜日Sクリニックに採血に行ったとき、ちょうど担当医が消化器専門の医師だったので、セカンドオピニオンというほどではないが、簡単に手術についての見解を求めてみた。その医師も今日のA先生とまったく同じ事を言っていた。さらに人工肛門を元に戻す手術の追加事項として、リスクが高いので自分だったらお勧めしないと言っていた。普通の人でさえ、このような大手術をする場合は、大腸機能が回復するまで一時的にストーマを作るのだそうだ。だから、私の場合すでにストーマがあるので手術が可能なのであり、それをあえて戻すというのはリスクが高すぎるという話であった。

今日のオピニオンで、手術お勧め派であった主人も、すっかり手術しない派になったようだ。私は元々手術しない派にどちらかといえば傾いていたので、背中をぽんと押された感じでとてもすがすがしい気持ちになっている。もちろん自分の意見と同じ意見を言ってもらうことがセカンドオピニオンでないことは重々承知である。よくありがちな間違ったセカンドオピニオンとして、自分の考えと同じ意見を言ってくれる医者を探すようなセカンドオピニオンをしている人を見かけるが、それではまったく意味がない。冷静に、客観的にならなければだめだ。とりあえず今日のところはこういう結果になったが、最終結論は来週の月曜日の癌研のセカンドオピニオンを聞いてから出すことになる。

最後にまったく話は変わるが、今日の散歩はちょっとおもしろい散歩になった。がんセンターには10時の予約で行ったが、もともと無理やり押し込んでもらったため、最初からかなり待たされることは覚悟していたのだが、案の定受付の人から「今の状況ですと最低1時間はお待ちいただくと思います」と到着早々言われたので、それならば運動がてら歩いてこようということになり、私だけ築地市場を1時間ほど散策することにした。主人は雑誌を買って待合室で読んでいることにした。

そしたらなんと築地市場で2つのTV番組撮影に遭遇!一つは世界バリバリバリュー。タレントのヨネスケが大きなしゃもじを持って、卵屋さんを取材していた。私はすぐに通り過ぎてしまったので、どんな取材内容だったのかは分からない。小さな人だかりを通り過ぎて別の道を行くと、さっきより大きな人だかりを発見。なんだろうと思って近づいてみると、なんとあのレイザーラモンHGがいた!!TV番組名は分からないが、魚屋さんの氷を運ぶ手伝いをしていた。そういえば、昼時の番組で、レイザーラモンHGが力仕事を手伝うという突撃取材的な番組があったような気がする。今日は比較的暖かかったといえ、こっちはコートを着ているのに、相変わらず彼はあの格好で氷を運んでいた。背もものすごく高かった。かなり底の厚い靴を履いていたが、それでも185センチぐらいはありそうだった。

まあくだらない話であるが、でもタレントを生で見たのは初めてだったので、今日はちょっとおもしろい散歩になった。

続きの記事へ
旧コメント | 目次
記事投稿日:
タグキーワード(AIで自動作成しています)
記事公開当時のコメントは上記「旧コメント」から御覧ください。新たなこの記事のご感想やコメントはTwitterハッシュタグ「みづきの記録」もしくは、フェイスブックのコメントへお寄せください。

続きの記事

(255) 夜中に急変で大騒ぎ!
(256) 外出許可が出るほどまでに回復
(257) 便出しにも慣れてきた(^^;)
(258) 今とっても幸せ!!
(259) 余命がさらに1~2年延びた(笑)
(261) 自制心が利かなくなってきたので退院は良い潮時

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!