西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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段階 (だんかい)

手術前の各種検査

とにかく手術前はいろいろな検査が必要だ。私の場合直腸ガンということもあって、直腸の近くには子宮や膀胱やとにかくいろいろな臓器が至近距離にあるため、そっちへ浸潤していないかを見ておいたほうがいいということで、通常の検査にプラスして婦人科検診もやることになった。婦人科検診は痛かった。またもや大泣き。直腸MRというのは楽だった。よくTVとかでも見るやつで、大きな検査機器の中にずずーっと入っていくやつだ。自分はただ台の上で寝ていればいい。しかし、まさか検査前に痛い注射を打たれるとは思っていなかったので、それがショックだった。 検査の中での最大の難関は大腸内視鏡であった。1月17日の記事に、いかにアメリ [… 続きを読む]

ノー泣きの日々

毎日体調記録をつけている話は前にしたが、今日それを眺めていてふと気づいた。そういえば最近泣いてない・・・!!記録によると、最後に泣きが入ったのは5月25日であった。まさにあのボルタレン(ロキソニンより強い痛み止めの薬)をもらいに病院へ行った前日、すなわち一日中ベッドで泣いていた日だ。しかもその頃はほぼ毎日泣きが入っていた。 しかしその日を最後に、今日まで一度も泣いていない(泣きそうになったことはあるが、とりあえず涙は出ていない)。3週間泣きが入っていないとはすごいことだ。これを見ただけでも、いかに生活の質が改善したかが分かる。あえて「快方に向かった」と書かず「生活の質が改善した」と書いたのは、 [… 続きを読む]

脱毛がストップした本当の意味を考える

今日は義母に2度感謝した日であった。まずは今日の議題「脱毛がストップした本当の意味」を教えてくれ、私のマインドをアップしてくれたからだ(ちなみにその後の佐藤さんからのメールでさらに確信を強めた)。つまりどういうことかというと、私は脱毛が終わったことを単なる「事象」としてしかとらえていなかったのだが、脱毛がストップしたということは、すなわち「ようやく身体から抗がん剤の毒素が抜け切った」ということであり、佐藤さんの言葉をそのまま借りると「脱毛が終わったということは、やっと抗ガン剤の毒が薄まって、髪の毛を育てるエネルギーが出てきたという事を意味し、よって、今までは抗ガン剤の解毒で、これからが本当の癌 [… 続きを読む]

痛み抑制の功罪ーその2

9月12日の記事で、あまりにも痛みを抑制すると、本来感じるであろう感覚までをも失うのである意味危険もはらんでいる、という話をしたが、痛みの軽い快適な生活の裏には、まだまだ別のデメリットも隠されていた・・・。 先日ちょっとそのことにも触れたが、デュロテップパッチ(医療系麻薬)の注意事項として「お風呂に長く浸かると血行が良くなり必要以上に吸収されてしまうため、40度以上のお風呂に10分以上浸からないように」というのがあるため、お風呂での半身浴が制限されてしまったのだ。つまり私の一番のお楽しみである「バスタイム読書」の制限をされてしまったのだ。実際今日もお風呂に入ったらすぐにのぼせてしまって気持ち悪 [… 続きを読む]

術後経過 その2

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その後のみづきの術後経過です。 点滴はすべて外され、身軽になりましたので歩行量もぐんと多くなりました。食事も先日より通常食となり食欲も旺盛なようです。あとは、ストーマの装着練習が残っているくらいの状況で、5~6日後には退院する模様です。 それと、先日は骨転移しているかどうかを見極めるための骨シンチ検査をしました。検査系は、入院している時にやると、外来より遥かに楽ですね。検査準備が整った段階で病室に呼びに来て [… 続きを読む]

とうとう入院

注:10/18から11/2までの記事は退院後に書いています。 13時起床。便がほとんど出なくなってから10日経ち、起きて早々に圧迫痛あり、さすがにもう限界のようだ。まだぎりぎり数日ぐらいなら我慢できそうではあるが、話したり考えたりできる余裕があるうちに主治医とコンタクトしておいたほうがよいと思い、聖路加に電話した。すると主治医は私の話の様子から、今すぐ入院の準備をして病院へ来るよう言った。入院とはすなわち人工肛門の手術を意味する。多少覚悟はしていたものの、まだ今日の段階では診察してもらってそのことについて相談するぐらいだと思っていたので、あまりの急な話に少々度肝を抜かれた。しかし、もう10日が [… 続きを読む]

夜中に急変で大騒ぎ!

26日の夜中に胃が痛くて目が覚めた。しばらくしたら治まるだろうとベッドの中でじっと我慢していたが、治まるどころか痛みはどんどん増してき、30分後には耐えられないぐらいの痛みになってきた。よってナースコールで看護師さんを呼んだのだが、そのときには涙が出るほどの痛みで、脂汗まで出てきた。看護師さんが急ぎ当直の先生に連絡をするが、5分経っても先生が来ない。看護師さんも血圧や脈、熱といった一通り調べるものは調べ終えてしまったのでそれ以上どうしようもなく、何かあったらまた呼んでくださいと言い残し、いったんナースステーションへ戻ってしまった。痛い痛いと泣きながらベッドで待っている間、、一瞬「緊急手術!!? [… 続きを読む]

今日の緩和ケア外来の報告

今日は2週間に一度の緩和ケアの外来だった。痛みさえなければ2週間に一度も行く必要ないのだが、2週間どころか1週間ももたないぐらいのペースで痛み方が変わるので、当面はこのペースで通う必要がありそうだ。 痛みに関してはやはり予想通りベースアップによる対応であった。放射線とか神経ブロックの話もちょっと出たが、現時点ではまだその段階ではないという話であった。C先生は私がきちんと自己管理していることを尊重してくれており、また信頼もしてくれているので、薬の投与方法については提案はするが、最終的な判断は私に一任している。よって先生はMSコンチンを1.5倍の1日150mgに増やし、レスキューも倍の2錠飲むこと [… 続きを読む]

「運動になる」「読書ができる」と思うことでほとんどのことが解決

最近の私は「運動になる」「読書ができる」と思うことでほとんどのことが解決できるようになった(^^)。今日も昨日に引き続きイライラ因子がたくさん発生したが、この2つのプラス思考によりイライラせず穏やかに過ごせた。ちなみに今日のイライラ因子は銀行だ。以前ブログにも書いたが、おかげさまであるアメリカの会社との契約が無事成立し、支払いをする段階になった。金額が大きいし、その会社への支払いは初めてなので、支払日当日に書類の記入ミスで送金できなかったなんてことにならないよう、前もって外国送金依頼書を完璧に作成しておくために何度も銀行に足を運んだ。 ちなみに当社の取引銀行は三菱東京UFJだが、口座保有店は旧 [… 続きを読む]

TFKというサプリを目下検討中

昨日ブログがアップされなかったのは調子が悪かったからではない。途中まで書いていたのだが、早速主人と約束した早寝早起き2日目にして時間切れとなってしまったのだ。あともう少しというところだったので、約束の1時になってしまったときはとても残念だったが、でも一方でメリハリがついて良いとも少し思った。 それはそうと昨日母から聞かれて笑ってしまったのだが、私と主人はこの早寝早起きの件で喧嘩はしていないのでご心配なく(^^)。主人が事務所で寝ると言い出したと書いたので、すっかり母は主人が私にぷっつんきてしまったのだと心配したようだが、この件でまったく言い争いはしていない。単純に主人が「早寝早起きして欲しい」 [… 続きを読む]

電車やバスの優先席に対する複雑な思い

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<写真の説明>友人手作りのパン。今回は淡路産玉ねぎのリュスティック(左)とドライフィグ・レーズン・くるみのバゲット。玉ねぎ大好きな私は、袋を開けたときのあのなんとも言えない玉ねぎのよい香りに、ランチ後だったにもかかわらず、ブログ用に写真を撮ってすぐにかぶりついた(^^)。もうおいしくておいしくて、いくらでも食べられる状況だった・・・ 昨日は幕張メッセに行ってきた。以前からやるやると言って未だに何も進んでいな [… 続きを読む]

選択することが重要で、そして選択肢は多いほうがいい

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<写真の説明>先日の銀行時代のお客さんからなんとうれしいことに第二弾の桃が送られてきた!!例年は数十個しかならないのに今年は200個近くなったそうだ。もしかして私のために神様が・・・!?いやこの場合は仏様であろう。(この意味は分かる人にしか分からない)(^^) 今日の話題は最初コメント欄への返信として書き始めたのだが、普段から私がいろいろな方に同じ内容のことを書いているので、毎回同じことを書くよりはまとめて考えを書いておい [… 続きを読む]

痩せると耳が聞こえなくなる!?

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<写真の説明>いつもの友人の手作りパン。黒ゴマペーストロール プルーン入りとフルーツバゲット 利尿剤をストップしてから2日経ち、薬の効果が完全になくなるのも明日ぐらいからと思われるので、本当の意味で安心できるのは明日からだと思いますが、うれしいことにとりあえずこの2日間でまた胸水が減った実感があります(^^)。今までだったら苦しかった動作が苦しくなかったりと、ちょっとした動きで実感できるのです。完全にゼロに [… 続きを読む]

とりあえず危機は脱出しました

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<写真の説明>高校テニス部一同から病室に素敵なお花が届きました。いつもありがとうね! 大変お騒がせしております。私の今の状態はまさに身体状況、精神状況ともにジェットコースターに乗っているかのようです。とりあえず排便があったので、今すぐにIVHうんぬんということにはならずに済んでいますが、まだまだ腸の動きが完全ではなく、最大限の薬を使ってようやく動かしているという状態です。ただ昨日あたりからだいぶ動きが出 [… 続きを読む]

なんとか検査に合格しました!

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<写真の説明>これがBから昇格したキザミ食です。今日のメニューは左から時計回りで、五分がゆ、豆腐入りシュウマイ、大根炒り煮、ほうれん草の中華和え、ほうじ茶、具なし清汁、でした。 みなさん、本当にありがとうございます!!みなさんの祈りが通じたのだと思います。完全ではありませんが、レントゲン検査の結果、1箇所を除きすべてのイレウスが解消されていたので、おかげさまで本日の夕食からさらに段階が上がり、キザミ [… 続きを読む]

腎ろう造設手術直前の様子をお伝えします

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大学サークル時代の先輩がフランスのルルドで買ってきてくれたメダイです。 注:今日(月曜日)も主人の代筆にて書いています。 このたったの3日間での急変は物凄いものがありました。まず金曜日の夜ですが、やっと尿道の痛みから解放されましたが、38度の高熱(たった6分平熱より高いだけなので私は微熱だと思っているのですが(^^;))が出てしまい、先生に抗生剤を打つように勧められました。当然ながら私はいつものように、そんなものは自然治癒力で治るものと思 [… 続きを読む]

腎ろう造設後の状況

腎ろう造設後の状況のご報告です。本当はこの段階でみづき自身で良い報告ができれば良かったのですが、残念ながら代筆でさえなく夫の私が書いています。腎ろう手術前の記事は辛うじて本人が文章を組み立てる事ができましたが、今日の時点ではそれもままなりません。腎ろうの造設自体は完了し尿の出も悪くは無いようですが、モルヒネ濃度が濃いせいか、常時、意識が朦朧としています。例えば1から10まで数える事も困難なくらいです。腎臓から体内のモルヒネを排出するので、今の時点では体内のモルヒネ排出が追いついていないと思われます。しかしながら毎日ほんの少しずつは回復しているような感じなので、このまま行けば1週間後位には腎ろう [… 続きを読む]

正直疲れ気味です

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写真は「アラゴナイト」という石で、リラックス効果があるそうです。 皆さん応援メッセージ有難うございます。 それなのにこんな弱音を吐いて本当に申し訳ないのですが、正直、私自身かなりこの長期にわたる闘病生活に疲弊しきっています。 左を向いても右を向いても痛み止めを使っても何をしても痛みは取れず、そしてその解消法が見出せないので、イライラが募るばかりです。 あんなに薬嫌いだった私が処方されるまま薬を使って何とかしようとしているにもかかわらず痛みが解消されません。 少し [… 続きを読む]

そろそろ苦痛から解放されるかも知れません

20080820.jpg 【写真】パシフィックエッセンスというエッセンススプレーをいただきました。毎朝、私(夫)がこのスプレーをみづきにかけるのが最近の日課となっていました。みづきもリラックスできていたようです。 夫です。皆様の数多くの励ましのコメントを有難うございます。 このブログを通じて、多くの方に支えられて、みづき、家族ともども大きな心の支えとなっています。 さて、みづきの病状ですが、金曜日あたりから耳管開放症の症状がかなり強くなり、頭の中で鐘を鳴らされているような状態となりました。外からの声より、自分自身の声がさら [… 続きを読む]

セデーションの確認前に昏睡状態になりました

20080822.jpg 【写真】ハーブを戴きました。このまま部屋に置いていると自然な芳香剤となりリラックスします みづきの夫です。 先日、最後を迎えるまで眠らせて置く処置について書きました。この処置のことを「セデーション」と云います。セデーションには、一時的なものと、今回のみづきのケースのような終末期に行う継続的なものがあります。 今まで、夜きちんと眠れるようにする為にドルミカムを点滴で投与していましたが、みづきのケースでセデーションの第一段階としても、やはり同じドルミカムを使用するとの事です。 セデーションの開始に際し [… 続きを読む]

安らかに息を引き取りました

200808002.jpg 【写真】みづきが書いた七夕短冊です。昏睡状態から覚醒した直後あたりの時期で意識朦朧や手足麻痺が残る中、自分の事ではなく「願い事はただ一つ。家族の健康と幸せ」との願いが書かれてありました。 先日(8月23日)午後6時43分。みづきが他界しました。 私、夫と父母の3人が見守る中、あまりにも安らかな死でした。その日の朝6時頃、血圧、体温、脈拍も計測困難で呼吸が浅くなり、そろそろかもという段階まで一度は行ったものの、その後自然に持ち直して、日中、一時は血圧92までにも回復し、一度だけこちらに話しかけて [… 続きを読む]