西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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選択することが重要で、そして選択肢は多いほうがいい

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<写真の説明>先日の銀行時代のお客さんからなんとうれしいことに第二弾の桃が送られてきた!!例年は数十個しかならないのに今年は200個近くなったそうだ。もしかして私のために神様が・・・!?いやこの場合は仏様であろう。(この意味は分かる人にしか分からない)(^^)

今日の話題は最初コメント欄への返信として書き始めたのだが、普段から私がいろいろな方に同じ内容のことを書いているので、毎回同じことを書くよりはまとめて考えを書いておいたほうがいいと思い、記事にすることにした。

きっかけとなったのは私がゆかぽんさんへ「手術をする前に手術に異を唱えている本を読んだほうがいい」とコメントしたことに対するユキさんの「万が一マインドコントロールされてしまって機会を逃してしまわれることを恐れています。」というコメントであるが、まさに私もユキさん同様の思いであのようにコメントした。おっしゃるとおり私自身がガンを克服していれば何を言っても説得力があり、自分の言葉で言えるのだが、残念ながらそうではないのでそうできないのがいつももどかしい。だからせいぜい私には、本を薦めることぐらいしかできない。

はっきりいって今の私は自然療法にマインドコントロールされている。でも反対に現代日本のほとんどの人は西洋医学の三大療法(抗がん剤、手術、放射線)にマインドコントロールされていると思うのである。マインドコントロールというとイメージが悪いが、いわゆる「信じる道」ということであると思う。当然私は自然療法を信じているので個人的にはこちらをお勧めしたいが、しかし最終的には私は人々がどちらの道を信じ選択してもかまわないと思っている。なぜなら治癒には「信じる」気持ちが重要であり、それに自分で選んだ道であればたとえどんな結果になろうとも後悔がないからである。

よって私がガンに対するアドバイスを求められたときに重要視しているのは「その決断はその人が『選択』した結果なのか」ということである。両方を知っていてどちらかを選択したのであればいいのだが、どちらか一方だけしか知らなくてその道を選択したのであれば、その場合は選択とは言わない。そして選択肢は多ければ多いほどよい。従って、ゆかぽんさんがもし「選択」してないのなら、ぜひ選択して欲しいと思ったので、本をお勧めした次第なのである。

それに実際マインドコントロールなど、そう簡単にできるものではない。ご両親や親戚がガンになり何人かの友人が私にアドバイスを求めてきたので同様に本をお勧めしたが、まったく興味を示さなかったと友人が嘆いていた。私たちの親の世代ぐらい(つまり60代以上)の人になるとますます西洋医学を信じて60年以上生きてきたので、本を読んだ程度で自然療法を選択する人などほとんどいない。私の一番近くにいる私の両親でさえ、自然療法を100%信じきっているわけではないと思う。やはり頭のどこかで、というか西洋医学が身体に沁みこんでいるのであろう。

だから逆に、私がいとも簡単に病院のベッドで本を数冊読んだだけで自然療法に気持ちを切り替えられたことのほうが不思議だと思っている。

ところで世間は「ガン」と一言で言うが、私はガンを語るとき種類も大事だが、それよりもステージなしで語るのは意味がないと思っている。ステージによって大きく判断が変わってくるからだ。そしてこれは完全なる私見だが、ガンの場合、早期がんだけは特別で、ステージ2以上になるとさほど対応に変わりはないと思っている。2以上の場合、ステージによって変わってくるのは治癒のしやすさだけだ。なぜなら治療法はガンの種類に関係なく、玄米菜食や運動や瞑想によるからである。

それから完治の判断基準だが、私は5年生存率はまったく気にしていない。抗がん剤などが奏功すれば2~3年ぐらいは簡単にクリアーできるし、実際に早期がんであれば5年ぐらいはあっという間に過ぎてしまうので完治とは言えないと思っている。私が完治という場合は、最低10年、あとは患者さんの年齢にもよるが、基本的には20年ぐらい何もなかった状態で初めて完治したと言えると思っている。

一応ここで実例として、私が実際にOクリニックで会ったあるガン患者さんの話を掲載しておきたいと思う。Aさんは早期胃がんを完全克服し、今では単なる健康チェックに1年に1度のペースでOクリニックを訪れているのだが、Aさんは手術をしなくて本当によかったと言っていた。私が実際に会ったのはAさんだけで、それ以外はOクリニックの記事からの受け売りだが、手術をしないで克服した人は皆そう言っている。ただそれはOクリニックの考え方が、早期がんは食事療法で治るという考えを持っているからであるので、そういった記事が中心になっているのだと思うから、私はもちろんこれらを鵜呑みにはしていない。

しかしそういう人(=手術をしないで克服した人)はまれで、ほとんどの人は私も含め手術や抗がん剤を経験してからOクリニックに行く人が多いので、なかなかそういうラッキーな人はいない。そして私も含め、やはり皆早くにOクリニックを知っていれば手術をしなかったのに・・・と言っている。

ただし、私はこと「早期がん」に関してだけは、自然療法も西洋医学の手術もどちらも有効であると考えているので、正直非常に複雑な思いである。Oクリニックのように早期だからこそ手術をしなくても楽に治せるという考えもあるし、逆に早期だからこそ手術で完全に切除さえできれば完治する(ちなみに「完全に切除できれば」というのがここでのキーワードである)という考えもあり、私も同様に思うからである。よって私自身もし自分が早期がんだった場合どちらを選択するか、正直今でも悩むと思う。しかし手術、特に開腹手術の場合はかなり術後の後遺症や合併症で苦しむこともあるので(実際私が腸を切除していないのに開腹しただけで苦しんでいる)、開腹手術であれば受けないかなあと現段階においては思っている。開腹しない、例えば腹腔鏡手術であれば受けるかなあと思っている。

私もユキさんもひとえにゆかぽんさんのことを思ってのコメントだったのだが、私のコメントがゆかぽんさんを不安に陥れてしまったことは本当に申し訳ないと思っている。ガンの手術という人生における非常に重要な決断をするにあたり、「申し訳ない」と簡単に一言で済むものだとは思っていない。あのコメントをするかどうかについては、私なりにすごく考えた上での決断だった。医者でもない、ガンを克服したわけでもない私が言うべきではないのではないか、とも当然思って、一度は筆を止めた。しかし目の前に困っている人がいて、みすみす助けずにスルーするほうがいいとは思えなかった。私としては、何も手術をしないほうがいいということを言いたかったのではなく、とにかく「選択」して欲しかったのである。このように一応そういう考えの人たちもいるということを知って選択するのと、まったく知らないで選択するのでは違うと思ったので、私はゆかぽんさんに自然療法の本をお勧めしたのであった。

しかしゆかぽんさんのコメントを見て、私の考えは一方通行だったということが分かった。自分ではいいと思っても、受けて側にとっていいことではないこともある。この前ボランティアの偽善等の話でも出てきたが、まさにそれと同じようなことをしてしまったと思った。ゆかぽんさんは手術をしたかったのであり、どちらかといえばそれを後押ししてくれる、手術をすれば大丈夫だよという意見を求めていたのであろう。それを親切心からとはいえ、まったくその人のためと思ってやったことが逆に不安に陥れることになってしまった。やはりこういうその人の人生を変えるような大事な決断をするときに無責任に関わることは恐ろしいと思った。今後は控えようと思う。

最後に、ゆかぽんさんの場合はかなり早い段階でガンが発見できているので、どちらの方法を選択しても完治の可能性が高いと思う。このように非常にラッキーな状況であるので、過信は禁物だが、ぜひ安心して治療に取り組めばいいと思う。重ね重ね、不安に陥れてしまったこと、ごめんなさい・・・。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!