西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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腎ろう造設手術直前の様子をお伝えします

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大学サークル時代の先輩がフランスのルルドで買ってきてくれたメダイです。

注:今日(月曜日)も主人の代筆にて書いています。

このたったの3日間での急変は物凄いものがありました。まず金曜日の夜ですが、やっと尿道の痛みから解放されましたが、38度の高熱(たった6分平熱より高いだけなので私は微熱だと思っているのですが(^^;))が出てしまい、先生に抗生剤を打つように勧められました。当然ながら私はいつものように、そんなものは自然治癒力で治るものと思っていましたので拒否しました。そしたら案の定、大汗をかいて熱はどんどん下がっていきました。

次に土曜日ですが、今度は右肝臓のあたりに痛みが発生したのでレスキューを使いました。その痛みは最近においても時折発生していたのですが、横を向いて寝たりしていると右脇が痛く、ずっと肺か腎臓からきていると思っていましたが、私の段階では骨からきているのか内臓からきているのか分かりませんでした。で、痛いポイントを看護師さんに指し示したところ骨からではなく、しかも、位置的に肝臓からきているのではないかと言われました。それこそこの日は絶不調極まりなく、前回の腸閉塞の入院時に今まで最大の象足になりましたと書きましたが、そんなものではなく、お尻まで浮腫みがきてカチカチでこんな事は初めてでした。

夜中の4時に定例のMSコンチンを飲むのですが、かなりふらつきが強くなり、MSコンチン服用用のカルピスを作るためにキッチンへ歩くことすらかなり不安な状況で、はじめてカルピス作成をナースコールしました。自分でも意識が遠のいて行くのがよくわかり、眠気も手伝って、目をつむったら完全にアウトという感じでした。もの凄い口渇感で水を飲むのも一苦労でした。

そして日曜日は私の誕生日でしたが、「意識レベル」としては最悪の状態でした。身体全体の痛みとしてはさほど痛くはなかったので、はたから見ると調子が良いように見えたと思います。そして私自身も痛みが無い分楽に過ごしましたので、つい体調が良かった日と思いがちですが、実際には西洋医学レベルでは今迄で一番悪い状態でした。つまり私が先程「意識レベル」と書いたのは、このまま最後を迎える事もそんなに悪くないなあと一瞬思ってしまったのです。今までこの病棟においても同じような患者さんを見てきましたが、つまり私よりも全体の体調は悪いはずなのに私のほうがよっぽど苦しんで見える、正直明日亡くなられてもおかしくないと先生から言われている方なのに、痛く無い苦しいところが無いと小さな蚊の鳴くような声で仰っておられたのが印象的でした。今まで私の頭の中で、食べられなくなって車椅子に乗って酸素吸入をするようになったらはっきり言っておしまい、というふうに思っていたのですが、まさに昨日の私がそれでした。何を食べてもいいと言われていて食事が目の前に出されているのにひとつも食べられないなんて、最後まで食に関するがめつさだけは失われないと思っていた私なのにびっくりです。酸素濃度がぎりぎり下限といわれる91まで下がりましたので、酸素吸入を行うことになりました、確かに気持ちいいですねえ。もしかして今まで夜1~2時間おきに起きていたのも、勿論頻尿によるものもあったと思いますが、酸素吸入をおこなったことによって4時間おきになりましたので酸素が足りなかったのかも知れません。

ところで、今このブログを書いているのは、まさに手術直前の午後です。本人の気持ちはとても安定しており、あとはまな板の上の鯉という感じです。おそらく術後の痛みでしばらくブログは書けないと思いますが、皆さん心配せずに後日の報告を待っていてくださいね。数日で復活できると思います。

(意識が朦朧とする中でこの記事を書きましたので、また後日、意識がはっきりしたら改めて文章を整理しますね)

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!