<写真の説明>高校テニス部一同からの花束のプレゼント。いつもありがとう!!
映画の試写会のチケットが当たったので、土曜日は久しぶりに義母とデートしたのだが、デートは単なる映画観賞だけにとどまらず、予想外のイベントやプレゼントありで、とても楽しく充実したものとなった。場所が新木場で近かったので、せいぜいトータル3時間ぐらいの外出かと思っていたのだが、結局14時に家を出て帰ってきたのは19時!私にとっては本当に久しぶりも久しぶり、病院の外来以外で出かけたのすら数ヶ月ぶりだったのでさすがに疲れたが、でも疲れなど吹き飛ぶほど楽しいものであった。
映画の試写会だけだと思っていたので、私は当然映画館で観るものだと思っていたのだが、到着したその場所はイベントスペースだった。まず着いて早々に、マクドナルドから来場者全員に今夏新発売のヨーグルトのデザート配布といううれしいプレゼントがあった。もちろん食事療法中の私は食べてはいけないものではあるが、お義母さんが2つは食べられないというし捨てるのももったいないので、私が責任を持って食べることにした(相変わらず意志の弱い私・・・(^^;))。
会場はステージがあって、どちらかというとコンサート会場のようであった。よって椅子も、小・中学校の体育館で行われる卒業式の父母席として使われる、いわゆる折りたたみ式の安っぽい椅子がぎゅうぎゅうに並べられているという状況であった。
眺めの良い席を確保してマックのヨーグルトを食べながら待っていると、ステージに司会者の男性とマクドナルドのキャラクターのドナルドが出てきてトークショーが始まった。私はとにかく映画を観るだけだと思っていたので、トークショーが始まったことさえ驚きだったが、司会者が「第一部と第二部がある」と言ったときにはもっとびっくりだった。なんと第一部はミニライブだというではないか!えーーー!!映画の2時間でさえギリギリなのにそんなに私のお尻もたないよぉーーー!!私はすごく心配になった。と同時にすごくいやだった。私は映画を観たくて来たのに・・・という思いであった。しかし結果的にはこのライブがすごくよかったのだ。ミニライブなので3曲しか歌わなかったが、とても素敵だった。コブクロのようなすごく良い曲に恵まれさえすれば一気にトップアーティストの仲間入りもできそうなバンドであった。それもそのはず、Scoop on Somebody(スクープ オン サムバディ)はあとで調べたら、武道館コンサートをやるぐらいの実力の持ち主だったのである。そう言われてみれば、私も一度ぐらいは名前を耳にしたことがあるような気がする。まあとにかくこのミニライブも予想外のプレゼントであった。
第一部は1時間ぐらいで終わった。外出するときに円座を持っていくかどうか迷ったのだが、2時間じっとしていなければならないので万が一のことを考え結局持っていくことにしたのだが、持っていって大正解だった。円座がなかったらとてもじゃないけど耐えられなかった。しかし円座があったとはいえ、カチカチの椅子で足も伸ばせないような劣悪な環境だったので、第一部が終わったときには痛みがけっこう限界に近づいていた。帰ろうかどうしようか迷いながら10分間の休憩中に会場を見渡すと、なんと3階席がガラガラではないか。私たちは速攻で荷物をまとめて3階に移った。3階席は境目のない長いすが据え付けられているだけだったので、隣に人さえ来なければ横にもなれる状況であった。しかし残念ながら私たち同様に気づいた人たちが続々と押し寄せてきたので、横になることは叶わなかった。しかし靴をぬいで足を伸ばしてリラックスしながら見ることができたのでかなり楽だった。おかげでラスト30分あたりで再び痛みが限界に近づいたのだがなんとか乗り越えることができた。
それにしても今回観たフリーダム・ライターズ、実話を基にした映画だったが最高だった。さすが2度のアカデミー主演女優賞を受賞しているだけあって、主演のヒラリー・スワンクがとてもいい味を出していた。そしてなんといってもストーリーがよかった。実際にはストーリーがいいというよりは、実話だけに、アメリカの差別社会そのものを考えさせられたというか、彼らの生きている世界の過酷さに驚愕したというか、とにかく日本で育った私たちには考えられないような緊張強いられる世界であり、それをかなりリアルに描いているところにこの映画のすばらしさがあると思った。
このように土曜日は予想外の長時間デートになったが、すばらしい映画を観て、すばらしい音楽を聴いて、おいしいデザートを食べて、これらがしかもずべて無料!!!と、とにかくいいこと尽くめの楽しい1日であった。
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