西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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またもやなんとか危機を脱出

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<写真の説明>小さいころから私のことを知っている父の友人が送ってくださいました。いつもありがとうございます。

キザミ食になってから丸4日たちましたが、その間まったく排便がなく、実は今朝まで私は肉体的・精神的に限界ぎりぎりまできておりました。最初の2日間は食欲もあって元気だったのですが、当然入れるばっかりで出るものが出ないわけですからお腹はパンパン、胃まで膨らんでカチカチの状態になり、だんだん食欲もなくなってきて、それでも昨日の夕食まではなんとか食べられていました。かなり大量の下剤を飲んでいるので、お腹はかなり激しくギュルギュルしているのですが、どうしても出ず、昨日は苦しくて1日中歩くこともままならず、ただひたすらベッドに横たわってぐったりしていました。肉体的に苦しいのはもちろんのこと、再び精神的にも追い詰められていました。

そして今朝6時ぐらいのことです。激しい胃痛が私を襲い、変な汗も出てきてナースコール寸前でした。でもまた下手にナースコールすると、やれレントゲンだ、胃薬だと言われるだけで、結局は原因もわからず胃痛も治まってしまう・・・というパターンが過去2回の経験から目に見えていたので、とりあえず胃薬を飲んでじっと我慢していました。すると案の定、まだ痛むものの激痛からは解放されたので、これぐらいならなんとか耐えていけると思い、看護師さんには報告せずそのままにしていました。でもさすがにそういう状態でしたので、8時になっても朝食を食べる気になど到底なれず、入院中初めて食事を遅食扱いにしました。

胃痛と戦いながらひたすらベッドで耐えること1時間半、午前9時半になったときです。とりあえず痛み止めだけは飲まないとと思って、つらい身体を起こしたら・・・。もりっと大きな波がストーマに押し寄せました。むむっ!?もしかしてこれは排便かああああ!!???期待しながらパウチを覗いてみると、しっかり出てましたあああ!!!!いやったああああああ!!!とりあえず危機を脱出したぞおお!!!!!!パウチを確認しながら喜んでいたら、すぐさま超ビッグウェーブ第二弾が押し寄せ、もうまさに文字通りパウチがパンパンになって破裂寸前でした。そのあとすぐ第三弾が来ていたら確実にアウトでしたが、すぐにトイレに行けたので破裂だけは免れました。いったい破裂していたらどうなっていたのだろうと思うと、もう想像するだにあまりにも恐ろしい地獄絵図ですね。私の病室は立って10秒でトイレに行けるので、そこは本当に個室で助かりました。

とりあえず危機を脱出できたところで肉体的にも精神的にもすっきりしたら、急にお腹がすいてきたので遅食扱いにしておいた朝食を無事摂ることが出来ました。今日はその後も順調に排便があり、まだまだ完全に便秘が解消されたわけではありませんが、半分ぐらいは解消されましたし、また回復の見込みが見えてきたので、とにかく精神的には立ち直れました。まだまだお腹は張っていて、胃も苦しいですが、今後下剤をうまく調節していけばいい感じになっていくと思います。ただし一つちょっとショックなのは、ラキソベロンからはどうやら一生解放されなさそうだということ。先生曰く、恐らく今後自分の力だけで腸を動かしていくことは難しいだろうと言われました。よってラキソベロンとカマは一生使用していくことになりそうです。でもまあ、それらを使っていけば普通に生活していけるならいいじゃないか、と前向きに捉えております。ああとにかく今はまた食べられるようになったのでほっと一安心しておりますが、それまでは苦しかったあ・・・(涙)。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!