西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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私の今の気持ちを何回かに分けて綴っていきます・・・(その5)

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私の誕生日に気功マッサージ師がくれたチューリップ。カスミソウは緩和ケアの誕生日ケーキサービスに一緒に戴きました。

ステロイドが効いたのか、あの激しかったお腹の張りと痛みがこの三日間落ち着いてくれているお陰で、こうして三日連続ブログ更新という快挙を成し遂げることができました。今日のテーマは「何故こんなに良い人達が存在するのか」です。術後私が最も苦しんでいた時、主人、両親、先生、看護師さん達、ボランティアさん達等々・・・多くの人と関わっている中で、苦しくて苦しくて言葉には発することができませんでしたが、やってもらう事全ての事に心の中で有難うと言っておりました。主人は何も話さない私の傍らにだまって座って、ただただ何時間も無言のまま座ってくれていました。毎日毎日ただそうしている事がどんなに苦痛なことか、でもそれが私にとってどんなに有難い事か、言葉では言い表せません。両親は、本当は私が頭の中で死ぬことばかり考えているのに、一生懸命一生懸命足を擦ってくれ、ほんの少しの改善にも大喜びしてくれ、ただただ私の復活を信じ看病してくれました。このただ傍にいるだけで私に安心感を与えることが出来るのは家族以外にはありません。申し訳無いですけどこればっかりは友人でも先生たちでもボランティアさんたちでもだめなのです。先生や看護師さん達に関しては私以上に検査結果の改善や体調の回復を喜んでくれ、ボランティアさんたちは言葉にも顔にも感謝の気持ちを表さない私のために嫌な顔一つせずお世話をしてくれました。

「何故こんなに良い人達が存在するのか」その言葉が暫くの間私の頭から離れませんでした。そして、そういう人達に触れその事を知れただけで私は大きな財産を得たと確信しています。それとちょっと話は変わりますが、多くの人達に甲斐甲斐しくお世話を受ける中で、勿論全ての人甲乙付けられないぐらい同じなのですが、でもほんのちょっとだけ各人微妙に得手不得手がある事が分かりました(笑)。でもそのお陰で、最高のトータルバランスが保たれているという事も分かりました。とにかく今私が毎日関わっている人達は超が付く善人ばかりで、最近少し世の中に落胆していた私でしたが、再び世の中に希望を見出すことが出来ています。

それでは今日はこの辺で。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!