明け方 (あけがた)
初めて救急車に乗った
ガンを宣告されたその日に帰国を決断、3日で荷物をまとめて日本に帰る準備を整えた。前々から帰ることが分かっていたのではなく、普通に生活していた人がある日突然3日後に帰りなさい、と言われたようなものである。引越しの手配、車の処分、賃貸契約及び公共料金その他もろもろの解約など、目が回る忙しさだったが、それでもけっこうなんとかなるものだなと思った。大腸内視鏡で全部出すものは出してあったおかげで、私の体調もこの3日間だけはさほど悪くはなかったので、本当に助かった。それにしても、今回は長くアメリカに住むつもりで高級家具をそろえたので、それをすべて無料であげてしまうのはなんとも悲しかったが、もうムービングセ [… 続きを読む]
見出せぬ解決の糸口
昨日の夜というか今朝というか、とうとう痛みで発狂した。夜中の1時から明け方6時ぐらいまで、痛くて痛くて一睡もできず、主人も巻き込んでの大騒動だった。寝ても起きても歩いても立っても座っても、とにかくどんな体勢をとっても痛い。足つぼマッサージ、ゆたぽんで温める、お風呂等々、ありとあらゆることを試みたがどれもだめだった。とうとう夜中の3時にびわ葉温灸までやった。それでもだめだった。何度も大泣きし、もう身も心もボロボロであった。
そんな中、唯一少しだけ効果があったのが、主人の「気の注入」だった。おしりに手を当てて気を入れてもらったのだが、それをやっている間だけ、なぜか痛みが少しだけ和らいだ。気の注入は [… 続きを読む]
ボルタレンに期待をかける
相変わらず夜中に痛みが強くなり、眠れない日が続いている。明け方近くになりようやく眠れるというパターンなので、朝起きる時間がどうしても遅くなってしまう。せっかく早寝早起きのくせをつけようと思っていたところだったのに、おかげで最近は朝ごはんも食べられず、朝の散歩もできないような状態になってしまった。
今朝もなんとか8時には起きたものの、それから軽く運動している間にもよおしてき、トイレでがんばること30分、そのあと痛みの緩和のためにお風呂に入り、出てきた頃には10時過ぎ。しかしお風呂から出たとたんに痛みはじめ、痛みに耐えること約1時間半、あっという間に11時半になってしまった。よって散歩も朝食もあき [… 続きを読む]
ボルタレンもだめか・・・
ただ今夜中の2時。今日の体調は最悪であった。実は初めてブログを書かずに寝ようと思い(実際には寝られるわけないのだが、だからといってブログを書く気力もなかったため)一度パソコンを消した。しかし横になっていても痛くて眠れないし、多少ブログを書こうという気になってきたので、再びパソコンを立ち上げた。
午前中まではそんなに体調は悪くなかった。とはいっても結局今朝も散歩にも出れず、朝食も食べれずだったのだが、痛みに関してはそんなに強くなく、むしろ下痢で苦しんでいた。しかしそれでも仕事のメールを返信したり、必要なところに電話をかけたりと、着々とやることをこなしていた。
ところがだ!お昼の排便で状況が一転。 [… 続きを読む]
麻薬の効果はすごい
麻薬なんて書くと「げっ」と思う人もいるだろうが、要するにオキシコンチンのことである。でもこの痛み止めは麻薬系の薬なので、やはり麻薬は麻薬なのである。
とうとう昨日の夜はロキソプロフェンを2錠飲んだにもかかわらず痛くて眠れなかったので、オキシコンチンを服用した。麻薬系の薬に頼ったのは、アメリカで救急車を呼んだ日以来だ。22時にただでさえロキソをいつもの倍の2錠飲んでいたので、夜中の2時半に立て続けに痛み止めを服用していいものか迷ったのだが、もう耐え切れず飲んでしまった・・・。
それにしても麻薬の効果はすごかった。あんなに痛かったのに、ものの10分で痛みが消えた。おかげですぐに眠れた。が、残念なこ [… 続きを読む]
痛くて肛門が触れない!
今日は肛門の痛みが最高潮に達した。紙で拭けないのは当然のこと、薬を塗るために肛門を触ることすらできないぐらい痛くなってしまった。原因は下痢。今日はなぜかものすごい下痢で、ぜんぜん止まらないのだ。これほどの強烈な痛みは、ここ最近味わっていなかったかもしれない。いつもブログに書いているように、毎日かなり痛いのだが、この裂けるような強烈な痛みとはちょっと違う。
ただこれだけ痛いのに、涙がそんなに出なかったのは、やはりこの痛みが割りと前向きな要素を含んでいるものだからだと思う。一つは、この痛みと引き換えにけっこう便が出てくれたこと、そして痔の痛みであれば時間がかかっても治癒できるという希望があること、 [… 続きを読む]
散歩というよりリハビリ
正確な記録がないのでなんとも言えないが、もしかしたら最後に散歩したのは義母に引っ張り出してもらった8月6日かもしれない。だとすると、もうかれこれ3週間近く散歩していないことになる。とにかくベッドに横たわっている日々が長すぎた。体力が落ちているのもさることながら、せっかく良いくせがついていた散歩の日課が完全になくなってしまい、気力を保つことからまた始めなければならなくなってしまった。
今日の夕方、ようやく痛みが落ち着いてきたので、久しぶりに散歩に出ることにした。図書館で借りていた本が返却期限を過ぎていたので、それを返したいという気持ちがなんとか私の重い腰を上げたのだ。私の律儀な性格が役立った(^ [… 続きを読む]
便秘で苦しい・・・
昨日「下痢便秘」といったが、今日は特に便秘の傾向のほうが強く、ますます最悪な状況へと突入しつつある・・・。朝というか、昨日の夜から相変わらず下痢は続き(しかも量は少量)、明け方にお風呂に入る始末。何度も下痢で夜中に起こされたため、今朝はひまし油湿布をやる気力もないほど疲れ果てていた・・・。それでもなんとか日中は2箇所の病院へ行き、さらに診療所の1時間の待ち時間を利用して、髪の毛も切りに行ってさっぱりしてきた。
病院へ行っている間は不思議なぐらい下痢が治まっていたが、家へついたとたん今まで我慢してきたものが一気に出るかのように、下痢の応酬。しかし相変わらず回数だけで量は少量。夜になると、下痢より [… 続きを読む]
人工肛門(ストーマ)を違った角度から考えてみる
昨晩は案の定、ブログを書き終えてからの闘いが長かった・・・。結局痛みがかなり激しかったので大泣きして悩んだ挙句オプソを飲むことにしたのだが、1包(5ml)では効かずさらにもう1包飲んだ。そしてようやく痛みが落ち着いてきたので夜中の3時過ぎてからエネマ(コーヒー浣腸)をやって(でも排便はゼロ!(涙))、寝たのは明け方の4時半であった・・・。
今日も相変わらずの下痢便秘状態だが、痛み的には昨日とは段違いに軽く、比較的楽に過ごせた。
さて今日は、人工肛門(ストーマ)を違った角度から考えてみたいと思う。今まで私は、「人工肛門は腸閉塞を起こしたときにとられるやむをえない措置」、つまりそうしないと便が出な [… 続きを読む]
今とっても幸せ!!
入院前は明け方に寝て昼に起きるという昼夜逆の生活をしていたが、今回の入院のおかげで早寝早起きの生活が身につき、とても気持ちよい。入院前は、寝ていれば痛みを忘れることができたので、起きてまた苦しい1日が始まるかと思うと朝起きるのがとても嫌だった。毎朝「ああ、このままいつまでも寝ていられたらなあ」と思っていた。
しかし今は違う。起きれば今日もおいしいものが食べられ、気持ちよく散歩でき、TVを見たり本を読んだりしてリラックスできると、毎朝すがすがしい気持ちで起きられている。まさに生きている喜び、食べ物をおいしく食べられる幸せをかみしめている。これが今まで私が味わいたくても味わえなかった、そして多くの [… 続きを読む]
激しい便意の正体
昨日の夜は一時間ごとの激しい便意であまりよく眠れなかった。さらに昨日の夜いつもより早めにボルタレンとMSコンチンを飲んだ分、当然切れる時間も早くなるので、それもあって明け方から痛み出し、ほとんど眠れないまま朝を迎えた。 今日は朝一番で予定通り聖路加のO医師の外来に行った。激しい便意について聞いたところ、便かすと腸の粘液の両方考えられるとの事。私のストーマはS字結腸のところにあるのだが、そこから肛門までの間の腸は使っていなくても腸自体は生きているので、やはり組織の入れ替わりな [… 続きを読む]
朝からレスキューの最悪な一日
<写真の説明>大学の友人が贈ってくれた健康ドリンク「LIMU」 今日は初めて朝からレスキューのお世話になるほど調子が悪い最悪な一日であった。痛みは昨晩から続き、昨晩はほとんど眠れなかった。それでもなんとか夜中のうちはレスキューを飲まずに途切れ途切れに眠ることはできた。しかし、さすがに薬が切れてくる明け方になるとかなり痛みが強くなってきた。朝に痛むのは毎朝のことだから慣れているのだが、今日の痛みはいつもより数倍強く、とうとう耐 [… 続きを読む]
私の今の気持ちを何回かに分けて綴っていきます・・・(その3)
高校テニス部一同からもらった造花です。 体調の良し悪しが気力に与える影響というものは本当に凄いものです。再び腸閉塞の兆候が出てしまい、昨日の夜から絶食になってしまったのですが、でもその代わりに私の気力を根こそぎ奪っていた腹部の膨満感および痛みが和らいだことでかなり楽になり、少し気力が出てきている私です。なぜなら腎ろうの手術以降何一つ自分の意思で行動する事の無かった私が、今日初めて自分からCDを聴きました。 昨日の明け方から午前中は、それこ [… 続きを読む]
直腸膀胱神経障害という新たな病名の出現
大学サークルの友人達が元気の出る黄色のアレンジのお花を贈ってくれました。 何とか今日は気力を取り戻しブログを更新する気になりましたが、昨日は再び悪いニュースの出現で、どうしようもなく落ち込んでおりました。イレウスの方もほんの少し良い兆しを見せているとはいえ解消にはほど遠い状況なのに、昨日担当医の口から膀胱炎を起こしている上に神経障害が起きているだろうと、そしてそれは当然治らないし悪化していくのみだろうと言われました。一番手っ取り早い対応策としては導尿カテーテルを付ける事な [… 続きを読む]