西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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呼吸 (こきゅう)

人間は生かしてもらっているのだろうか?

故絵門ゆう子さんは、毎日朝起きたら「今日も一日生かしてくれてありがとう」とベランダに出て天に向かって感謝していたそうだ。いろいろなガン患者の本を読むと、やはり多くの人が「毎日生きていることに感謝している」と書いている。 実は正直なところ、私は一度もそう思えたことがない。生きていてよかったとか、生かしてくれてありがとうとか、どうしてもそう思えないのだ。これはガンになってからだけではなく、今までの人生において一度もそう思ったことがない。今朝も無理やりそう思おうとしてみたが、やはりだめだった。それは当然だろう。こういうことは無理やり思うものではなく、自然にかつ心の底から思えなくては意味がない。 なぜ [… 続きを読む]

大腸がんが一番いいなんて誰が言った!?

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この写真に見覚えのある方も多いと思うが、これは9/13の記事に掲載したのと同じ、私の腫瘍の写真である。実は、あの日に今日これから書こうとしていることを書く予定だったのだが、痛みの話だけで長文になってしまったので、あれでやめておいたのだ。写真でお分かりのように、これだけ大きな腫瘍が管をふさいでいるのだから、便もガスも出にくいはずである。この腫瘍が小さくならない限り、この痛みから解放されることはないであろう。 実はさっきオプソを飲んだのだが、今日はそのぐらい痛みが激しい [… 続きを読む]

生かさず殺さずももう限界・・・

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今日友人から秋を感じさせるリースが届いた。写真にはないがハロウィーンの飾りつけも一緒に入っていた。ああ、もうそんな時期か。思えば去年の今頃はアメリカにいて、ハロウィーンのキャンディを用意するかしないかという話をしていたっけ。まさか3ヵ月後にガンを告知され日本に帰国するとは夢にも思わずに・・・。 昨日快調に出ていたガスも今日はまったく出なくなり、便のほうも相変わらず出ず、肉体的にもさることながら、いささか精神的にも限界がきたようだ。今日は両親が来る日ではなかったのだが [… 続きを読む]

手術当日―自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!

結局一睡もできずに朝を迎えた。長い長い夜であった。手術は午後の予定。思いのほか気持ちは落ち着いていた。人工肛門に対する嫌悪感はこの時点ではまったくなく、あったのは手術後の痛みにどう耐えていくか、という不安だけであった。 実は私は手術当日の朝に、看護師から医者まであらゆる人にあることを訴えていた。それは「自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!」ということであった。つまり便さえ出れば今回の手術だって必要なかったわけで、便が出なくなってしまったがためにベッドから起き上がれなくなり、食欲もなくなり日常生活に支障をきたし、そのせいで自然治癒力で治す行動ができなくなってしまったのが問題になっただけのことな [… 続きを読む]

肺に水が溜まって息苦しい・・・

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<写真の説明>テニス部一同が送ってくれたガーベラ とうとう4日間ブログを休んでしまいました・・・(^^;)。最近椅子に座っていることがすごく大変で、2時間が限度という状態で困っています・・・。ですから、ちょっと仕事をしたり、メールの返事などを書いているともう限界が来てしまい、ブログを書く時間がぜんぜんとれないのです。それから毎週木曜日にマッサージに通い始めたことはすでにこのブログでも報告しましたが、このマッサージの [… 続きを読む]

ああ、あれがガンだったらいいのになあ・・・

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<写真の説明>大学時代の友人TとMが贈ってくれた有機トマトジュース。写真には5本しか写っていないけど、実はすでに1本飲んでしまったので、実際には6本もらったのでーす。すごくおいしくてあっという間になくなってしまいました・・・。 最近私を悩ませている一番は、肺に水が溜まっていることによる呼吸の苦しさなんですが、二番目は肛門の痛みです。一時期便意があ・・・便意があ・・・と便意による痛みで毎日苦しんでいた [… 続きを読む]

本日より利尿剤服用開始

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<写真の説明>先日自分の庭の桃を送ってくださった方が、今度は同じく庭でとれたぶどうを搾って作った絞りたてのフレッシュぶどうジュースを送ってくださいました。これ以上のものはないというぐらいの贅沢なジュース。お味もこれ以上のものはないという極上のものでした。こういうのをいただいたりすると、ガンになったのも悪くはないかなあなんて思ってしまいます・・・(^^;) この1週間が勝負ということで [… 続きを読む]

胸水はおかげさまで3分の1になりました

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<写真の説明>いつもの高校テニス部一同からのお花です。ありがとう!! 今日外来に行ってきました。私の主治医のH先生がお休みだったので代わりにY先生の診察でしたが、めでたく胸水が3分の1に減ったようです。レントゲンを撮るようにも言われなかったし、しかも利尿剤も漢方のほうで飲むのであればもうアルダクトンは飲まなくてもいいとも言われました。利尿剤を飲みすぎると今度は腎臓に悪影響が出てくるので、 [… 続きを読む]

最悪な4日間でした

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<写真の説明>大学ゼミの友人からもらいました。マンシングウェアのかわいいマフラー ここ最近痛い話しかしていなくてすみません。でも痛くてしょうがなくて、今の私にはそれ以外の話題がないんです。そんなに痛いのならレスキューを飲めばいいのですが、やっぱりまだこの痛みは良い痛みなのだと信じていて、限界までは飲まずに我慢していたくて・・・。そんなわけでここ最近調子が悪い私ですが、この4日間はその中でも最 [… 続きを読む]

反応する程度まで復活しました

夫の代筆です。 驚くほど多くのご声援をありがとうございます。 皆さんや家族の想いがみづきに届いたのか、利尿剤による頭蓋内圧降下の治療の効果もあって、声を掛けると、ごく簡単な言葉で反応する程度には復活しました。まだまだ声を掛けた半分程度、「うん」と言えるくらいで、もう半分は聞こえているのか聞こえていないのか分からない程度ですが、最低限のコミュニケーションをする事は可能な状態です。床ずれ防止のため定期的に寝る体勢を変えるのですが、その際に急に体勢を変えて痛かったのか、「いてっ」という言葉も発しました。 脳転移が進行している限り、厳しい状況には変わりは無いのですが、現時点においていは心拍・呼吸・血圧 [… 続きを読む]

そろそろ苦痛から解放されるかも知れません

20080820.jpg 【写真】パシフィックエッセンスというエッセンススプレーをいただきました。毎朝、私(夫)がこのスプレーをみづきにかけるのが最近の日課となっていました。みづきもリラックスできていたようです。 夫です。皆様の数多くの励ましのコメントを有難うございます。 このブログを通じて、多くの方に支えられて、みづき、家族ともども大きな心の支えとなっています。 さて、みづきの病状ですが、金曜日あたりから耳管開放症の症状がかなり強くなり、頭の中で鐘を鳴らされているような状態となりました。外からの声より、自分自身の声がさら [… 続きを読む]

セデーションの確認前に昏睡状態になりました

20080822.jpg 【写真】ハーブを戴きました。このまま部屋に置いていると自然な芳香剤となりリラックスします みづきの夫です。 先日、最後を迎えるまで眠らせて置く処置について書きました。この処置のことを「セデーション」と云います。セデーションには、一時的なものと、今回のみづきのケースのような終末期に行う継続的なものがあります。 今まで、夜きちんと眠れるようにする為にドルミカムを点滴で投与していましたが、みづきのケースでセデーションの第一段階としても、やはり同じドルミカムを使用するとの事です。 セデーションの開始に際し [… 続きを読む]

安らかに息を引き取りました

200808002.jpg 【写真】みづきが書いた七夕短冊です。昏睡状態から覚醒した直後あたりの時期で意識朦朧や手足麻痺が残る中、自分の事ではなく「願い事はただ一つ。家族の健康と幸せ」との願いが書かれてありました。 先日(8月23日)午後6時43分。みづきが他界しました。 私、夫と父母の3人が見守る中、あまりにも安らかな死でした。その日の朝6時頃、血圧、体温、脈拍も計測困難で呼吸が浅くなり、そろそろかもという段階まで一度は行ったものの、その後自然に持ち直して、日中、一時は血圧92までにも回復し、一度だけこちらに話しかけて [… 続きを読む]

闘いの終焉

2008end.jpg 【写真】オーストラリアの自然遺産フレーザー島で撮りました。美しい自然が豊富にあり、また行きたい場所のひとつでした。 みづきが亡くなってから一週間が経ちました。厳密には、今記事を投稿している15分後に、みづきの人生最後の呼吸を終えました。 みづきが病院を出る際、今までみづきに携わってくださった先生方、看護師さん、ボランティアさん皆さんが最後のお別れに来てくださいました。悔いの残らない闘病とする為の要素のひとつとして、病院や医療スタッフからの接され方も重要だと思います。納得が行くまで辛抱強く説明してくれた [… 続きを読む]