この写真に見覚えのある方も多いと思うが、これは9/13の記事に掲載したのと同じ、私の腫瘍の写真である。実は、あの日に今日これから書こうとしていることを書く予定だったのだが、痛みの話だけで長文になってしまったので、あれでやめておいたのだ。写真でお分かりのように、これだけ大きな腫瘍が管をふさいでいるのだから、便もガスも出にくいはずである。この腫瘍が小さくならない限り、この痛みから解放されることはないであろう。
実はさっきオプソを飲んだのだが、今日はそのぐらい痛みが激しい。そして痛みがひどいときにこの話をしたくなるらしい。その理由は、今日のブログを読めば分かると思う。でも今日は痛いという話で終わらないように、その話はここまでで終わりにしておこう。
1/30の記事にも書いてあるが、手術前までは大腸がんでよかったと思っていた。なぜなら大腸がんを調べてみると、他のガンに比べ割と予後のいいガンであることが判明、しかもある有名な医者が書いた本には「自分がもしガンにならなければいけないとしたら大腸がんを選びます」とさえ書いてあったからだ。よって家族にも「大腸がんでよかった。大丈夫、手術してとってしまえば治る」という楽観ムードが漂っていた。
ところが手術後ステージ4、治る見込みのない進行ガンと診断され状況は一転、今に至るわけだが、今となっては大腸がんでよかったなどとは微塵も思わない。それどころか、かえって大腸がんは苦しい部類に入るのではないかとさえ思う今日この頃である。確かに生存率などから言うと、大腸がんは乳がんや子宮がんに次いで生存率の高いガンである。しかし、それはあくまでもステージ1や2で手術で切除できた場合であって、私のように4となると話は別だ。末期がんになるのであれば、私だったら大腸がんは選ばない。だから、その本を書いた医者は、いったいどういうつもりで大腸がんが一番いいなんて言ったのだろうかと思う。そんなことが言えるのは、所詮は当事者ではないということか!!??
もちろんガンはどれも大変なんだから、どのガンが大変、どのガンが楽、なんてことはないということは分かっている。しかし、その中であえて順番をつけるとしたら、毎日しなければならない「呼吸と食事と排泄」に関係する臓器のガンは、かなりつらいような気がする。だから、乳がんの人たちには怒られるかもしれないが、私が同じ治る見込みのないガンにならなければならないとしたら、乳がんあたりがまだましのような気がしてしまうのである。
今日も朝から晩まで一日中排便に苦しんだ。またそれを考えたらいやになってしまったのだが、今日も相変わらずエネマをやるタイミングだけを考えて7時間も経ってしまった。7時間経ってもやれなかったということは、つまり7時間ずっと便、お風呂、便、お風呂を繰り返していたということを意味する。それが原因か分からないが、オプソを飲まなければいけないぐらいの痛みが出てきてしまったし、とにかく排便は毎日関わってくることなので、かなりつらいものがある。でも肺がんも呼吸しなければいけないからつらそうだし、食道ガンや胃がんも、食べなければいけないからかなりつらそうである。そう考えると、乳がんはどういうつらさがあるのだろうか?胸が痛いとかそういうことがあるのだろうか?よく調べもしないで勝手なことを想像で書いているので、乳がんの人たちには申し訳ないが、想像の上では痛み以外の困難がないような感じがするので、つい羨ましいと思ってしまうのである(^^;)。
最後に先に言っておくが、明日はブログはお休みすると思う。というのは、仕事の関係で明日、あさってと家に人が来るので、また私は実家に退避するのだ。ガンになってから初めての外泊である。実家だから気分的には楽だが、しかし細かい点を考えると、いわゆる「私仕様」になっていないので、何かと不便そうだ。ジューサーも持っていかなければならないし、たった1泊とはいえかなりの大荷物になってしまった。そう考えると、我が家はあらゆる面で私を中心にいろいろなっているのだなあと思う。ありがたいことだ。
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