日中は青空が広がり若干蒸し暑いぐらいで、晴れた夏のような天気であった。それが夕方4時ごろに一変、ものすごい突風が吹きベランダの植木鉢を倒したかと思いきや、嵐のような大雨になった。一方私の体調は天気と正反対、朝から夕方4時ぐらいまでは昨日同様便と痛みとの格闘であったが、4時頃から母のマッサージ効果もあって痛みが激減、急に体調が良くなってきた。散歩に出ようかと思ったが、嵐だったし、恐らく1、2時間したら天気が回復すると思ったので、先にびわ葉温灸をやって時間調整することにした。
そして予想通り夕方6時ごろに雨が弱まってきた。そろそろ雨がやんだかなあと思ってベランダに出て空を見上げたところ、ものすごくくっきりしたきれいな虹が出ていたので、慌てて主人に知らせた。それで急いでカメラで撮ったのがこの写真なのだが、写真で見るとあまりきれいに見えないなあ。肉眼で見た虹は、それは色鮮やかで美しかったのだが。こんな美しい虹を見たのは何年振りであろう。というか、そもそも空を見上げるような場面がここ何年もなかったように思う。そんな自然と触れ合わなかった生活が私をガンにしたのかもしれない。
そういえばここ最近季節の変わり目で雨の日が多い。よくみんなに「雨の中散歩がんばってるね」と言われるのだが、今の私にとって雨はさほどいやではない。とにかく何がいやって、私の最大の敵は寒さだ。寒いのだけはどうしても耐えられない。そこでふと思った。前から思っていたが、私ってやっぱりものすごく悪運が強い人なのでは?と。(学生時代に一人で行ったアメリカ旅行で、何度もピンチをチャンスに変えた実績あり(^^)。下手すると死んでもおかしくない状況のときもあった。)同じガンになるにしても、一番いい時期になったのでは?と。
思えば、3月7日に退院して本格的な闘病生活が始まったわけだが、そのときの散歩は寒くてとてもつらかった。寒さに何度もくじけそうになったが、真冬の本格的な寒さに比べればまだ暖かかったので、なんとか乗り切れた。びわの葉温灸をやるにしても、裸同然の格好になるため、寒くて仕方なかった。今はいろいろ改善したためすべての問題は解決されたが、当初は煙はもくもく、窓を開けたくても寒くてあけられないし、これからの季節は暖かくなるからいいけども、いったい冬はどうやって温灸をやったらいいのだろうかと深刻に悩んでいたものだ。まあそのとき(=冬)になったら対策を考ることにし、あまり先のことを考えてくよくよしてもしょうがないということで、そのことを忘れるようにしたものだった。
こうして闘病生活の助走期間はまだ寒さの残る初春であったが、本格的に走り始める頃には最高の季節になっており、肉体・精神・習慣の基盤作りに最も重要な時期を最高の時期に始められたというのは、やっぱり私は運がついていると思う。もしこれが最悪の季節・・・つまり冬に闘病生活が始まっていたら、散歩に行くことがストレスになり、回復も遅れていたのではないかと思う。従って、まさに私は最高の時期にガンになったと言えるのだ(笑)。かくして今までも何度もピンチをチャンスに変えてきた私であるから、今回のこの人生最大の危機もきっとチャンスに変え、うまく乗り越えられるであろう。
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