西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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MRIの結果報告および今後の治療について

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<写真の説明>高校の友人が送ってきてくれたハガキです。書き損じや余った年賀ハガキを555円支払って111枚もらうより11枚の年賀ハガキ+5円を支払って100枚の官製ハガキに取り替えたらどうかと郵便局員に言われてそれに同意したそうです。その活用先として私にこうして毎回手の込んだ励ましのハガキを送ってくれています。

前回のブログは主人からの脳転移したという衝撃的な話でしたが、今日は自分ではパソコンのキーは打っていないながらも私自身の言葉で書いています。まずMRIの結果報告ですが、脳髄膜炎でガンマナイフの治療適用外まで進行しているとの事でした。従いまして私どもの選択肢としては特に無く、とにかく苦しみ無く最後を迎える事に重点を置いた治療を続けることになりました。結果を聞いての私の気持ちは、まさか脳に転移すると思っていなかったのでショックでしたが、かえって諦めが付いたという感じで気が楽な部分もあります。ただ、気が楽な部分もある反面、もう諦めたら最後、完全復活は100%無くなってしまうと思うと、まだ諦めてはいけないと思う部分もあり、まだ現時点では複雑な気持ちです。今までの私は完全復活を信じる気持ちの方が大きかったので、いちいち病院の治療内容をチェックしてはそれに抵抗し、先生たちもかなりやりにくかったと思いますが、本件以降、一切私が口を出さなくなったので、先生たちはかなりやりやすくなったでしょう。今後の私はどうなって行くかもう少し経たないと分かりませんが、現時点だけで言えば日毎に悪くなって行くので、かなり早い感じがします。自分でも驚くぐらい倒れて痙攣を起こして以降、目が見えなくなっており、三日前まではスプーンが自分で掴めたのに、その翌日には掴めなくなってしまいましたし、文字も完全に書けなくなってしまいました。じゃあ現時点で何が出来るのかというと、識別機能はそんなに落ちていないので、何か物を見てそこに何が書いてあるのかが分かるのと、思考能力もそんなに落ちていないのでこうして自分の言葉でブログを書ける事です。

とにかく自分の中で一番出来なくなったなぁと思う行動は、物の位置を見定めてそれに対して手を伸ばして何かをしようとする事です。それがあっという間にできなくなり、さらに日を追うごとに悪くなって行くのには驚きました。そんな訳で現時点の進行具合を見るともの凄い早い感じがしますが、今までの私の生命力を見ると長くなる事も考えられ、実際のところはよく分かりません。それに、さっきも書いた通り、実際の自分がどちらを望んでいるかも分かりません。ただし、昔から今まで一貫しているのは、痛いとか苦しいとかだけは無いようにする事で、先生に聞いたら、かえって脳転移の場合のほうがその可能性が高くなるという話なので、ちょっとほっとしています。今日の報告は取りあえずこのくらいにしておきましょう。

それでは今日はこの辺で。次回またお会いしましょう。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!