西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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この痛みは喜ぶべきものなのか、それとも悲しむべきものなのか

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<写真の説明>いつも自家栽培の新鮮な野菜をくださる八王子在住の母の友人から今回は春菊、野良坊菜(のらぼうな)、しいたけをいただいた。忙しい中私の為にいつも収穫してくださって心から感謝だ。それにしても巨大シイタケにはびっくり。マッチ箱と見比べるとその巨大さがお分かりいただけるであろう

4月20日の記事であのように書いたので、恐らくみなさんは私が快適な日々を暮らしているものだと安心していると思うが、結局翌日から痛みでダウンし、快適な日々はストップしてしまった。しかも今日なんかは最悪で、久しぶりに泣きが入るほどの痛みであった。しかしだからといってまだ私はあの快調ぶりがたまたまのものだったとあきらめてはいない。もしかしたら、むしろ今の痛みのほうがたまたまの可能性があるとさえ思っている。というのも3日前から発生した痛みが、ガンの疼痛ではなく生理痛の可能性があるからだ。多少ガンの疼痛である仙骨付近も痛いのだが、それよりは下腹部の痛みが強く、その痛みが私をダウンさせている。よってもしそうであれば生理さえ終われば快適な日々に戻れるので、別の波に乗り移れた可能性はまだ現時点で残っているのである。

この下腹部の痛みが生理痛なのかどうかは分からない。しかしとりあえず現在生理中であることと痛みの質が生理痛と同じなので、自分としては生理痛だと思っている。しかし同時に変だと思うのは、もし生理痛であるならばボルタレンやモルヒネでがっちりブロックされるはずではないかと思うのである。私は昔から生理痛がひどく、必ず生理初日は痛みでダウンしていた。そして時には薬を飲まないと生活できないほど痛むときもあり、そんなときはバファリンやイブといった痛み止めを飲んでいたが、1錠飲めばがっちり効いた。よってそんなバファリン程度の薬で治まる生理痛が、それより強いボルタレンで治まらないはずがないと思うのである。となると、この下腹部の痛みは生理痛ではないかもしれないが、だとしたらなんの痛みなのであろう。かえって生理痛じゃないほうが心配だ。それこそ子宮がんの痛みとかだったらいやだな。しかしすでに1年前の最初の開腹手術の時点で卵巣に転移していたので、仮に子宮に転移していたとしても今更驚かない。驚きはしないが、新たな痛みを私に与えるのだけはやめて欲しい。それだけが心配だ。

タイトルが「この痛みは喜ぶべきものなのか、それとも悲しむべきものなのか」となっている理由は、この痛みがもし生理痛であったとしたら一応喜べる痛みかなと自分では思っている。なぜなら実はもう何ヶ月も生理が来ていなかったので、生理が来るようになったということは多少身体の機能が回復してきたと言えるからである。一方悲しむべき痛みの場合は、この痛みが結局はガンの疼痛であった場合である。その場合はあの快調さはたまたまであったということになるので、また振り出しに戻ってしまう。もしかしたら振り出しに戻るだけでなく、またさらなるモルヒネの増量が必要になるかもしれない。そうなったら本当に悲しいことだ。とりあえずこの痛みについてはしばらく様子見だ。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!