西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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電磁波過敏症

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かなり前だが「電子レンジはよくない」という言葉を耳にしたことがあった。電子レンジがいけない理由は電磁波が身体によくないからだということはおおよそ予測はついていたのだが、とにかく「電子レンジはよくない」という言葉しかなかったので、なぜいけないのか、どのようにいけないのかということは知らなかった。そして恥ずかしいことに機械音痴の私たち母娘は、電子レンジの構造をよく理解していなかったが為に、電子レンジで温めると電磁波が料理に蓄積され、料理を通じて私たちの身体に入ってくるのでいけないのだと思っていた。よってなるべく温めるときはレンジではなくガスを使うように心がけていた(^^;)。

ところが先日電磁波に関する本を読んだところ、電子レンジで温めたからといって料理に電磁波が蓄積されるわけではなく、料理をレンジで温めることは問題ないのであって、電子レンジ使用中に発生する電磁波を浴びることが問題なのだということが分かった。よって使用中に近くにいなければよいということなので、私は最近スイッチを入れたらなるべくレンジから離れるようにしている。そしてチンという音が鳴ったら戻ってくるのである(笑)。

本によれば、とにかく電気製品は多かれ少なかれ電磁波を発生するということである。そして年を追うごとに私たちの周りには電磁波を発生する製品が増えているので、そのリスクは増すばかりである。ここ10年間だけ考えたって、10年前には携帯電話やパソコンというものは身近には存在しなかった。しかもこれらがさらに危険なのは、常に身体の近くにあることである。よって使用しないのが一番なのだが、当然生活上そういうわけにはいかない。じゃあどうすればよいのかというと、それらから離れることで自衛が可能なので、なるべく電気製品の近くにいかないことである。ちなみに1~2m離れればいいそうで、2m以上離れれば大半の製品でリスク回避できるそうである。よって私は最近はなるべく使用しないときは携帯を切ることにし、しかも家にいるときもなるべく遠くに置くようにしている。

ちょっと気にしすぎではないかと思われる方もいるかもしれないが、私はガンと同じことだと思っている。ガンは生活習慣病なので、私がもっと普段から食べ物や生活習慣を気をつけていればガンにならずに済んだはずである。電磁波が直接身体に悪影響を及ぼしているさまが目に見えないのでつい軽く考えがちだが、花粉症と同じでこれも蓄積をさせないようにすることが一番の予防であるようなので、日ごろの心がけが重要だ。また電気製品がこれほど身の回りにあふれ出したのが最近のことなので、電磁波過敏症という病気の発生がさほど多くないだけであって、そのうち花粉症のようにものすごく身近な病気になる可能性もある。とにかく私はもう二度と今回のような苦しい思いをしたくないので、普段の生活の中で予防できるものはできる限りやっていこうと思っている。しかも私が人より免疫力および許容量がないことは明白なので、人一倍気をつける必要があるとも思っている。

私がここまで電磁波に関して神経質になったのには、先日見たTVの影響もある。NHKだったと思うが、かなり前に化学物質過敏症の患者さんの生活を紹介していた。紹介されていたのはかなり重症な患者さんではあったが、その生活といったらそれはもう大変で、ほとんど普通の人が送るような生活は成り立っていなかった。ちょっとした化学物質にも敏感に反応してしまうので、まず住むところを探すところからその苦労は始まる。都会は大気汚染で住めなくなったので田舎へ引っ越したのだが、田舎は田舎で農薬をまいているので、農地が近くにあるとだめらしい。最近の家は建材などに化学物質が使われているので、家選びも相当大変だ。びっくりだったのは、それまで調子よく過ごしていたのに、TVスタッフが近づいただけでその患者さんが倒れてしまったことだ。TVスタッフの着ていた洋服についていた東京からの汚い空気か合成洗剤に反応したらしい。ちなみにどのように症状が現れるかというと、頭痛やめまいや吐き気、ひどいときには身体の力が一気に抜けてしまい自力では立っていられなくなってしまうこともあるという。あの生活を見ると、今の私の生活のほうがましだと思ってしまった。そのぐらい大変な病気なのだ。だからこそ、ガンの予防をするのと同じくらい本気で取り組んでもおかしくないことなのである。

電磁波過敏症は化学物質過敏症とまったく同じロジックである。反応する対象物が違うだけであって、どちらも許容量を超えると発症する。そしてある日突然発症するから怖いのである。だからこそ、何もない今のうちからできるだけ予防しておくことが重要なのである。実際日本ではまだ電磁波過敏症という病名で認知されておらず、神経症のような心因性の病気として扱われているようだが、とっくの昔に欧米では認知されており、電磁波過敏症先進国スウェーデンでは87年に電磁波過敏症協会という団体が作られたそうである。アメリカでは2001年9月から通信会社最大手のAT&Tワイアレス社が携帯電話ユーザー1640万人にイヤホンマイクを無償提供し始めたそうだ。対策をとるどころか、まだ認知すらされていないのだから、相変わらず日本はこういうことに関しては数十年遅れをとっている。

電磁波に関してまとめると、とにかく近くでの使用を避けることが一番なので、逆に言えば身体に近づけて使用するものがもっとも危険な製品であると言える。すなわち携帯電話、電気毛布、電気シェーバー、ヘアドライヤーなどがそうだ。本には飛行機の座席や電車の車両でどれに乗ったらよいかということまでいろいろなことが書かれていたが、あまりにも危険なものがありすぎてここでは書ききれないので、最後に一番多くの方に共通すると思われる携帯電話の危険性を減らす3つの方法をお伝えして終わりにしよう。

本によると、1.イヤホンマイクを使う 2.つながり始めは耳から離す 3.アンテナは伸ばして、バーアンテナ表示が3本のところで使う、ことで危険を軽減できるそうである。少々面倒くさいが、この小さな努力の積み重ねが大病から守ってくれるかもしれないので、ぜひ実践されることをお勧めしたい。少なくとも私は実践していく所存だ。

こう考えると、ガンも結局より良いより快適な生活を追及してきた結果起こった病気であり、この電磁波過敏症も便利な生活を追求してきた結果新たに出現した病気である。自分たちを快適にするためにやったことが、自分たちを苦しめる結果になってしまっている。このなんとも皮肉な現状に、私は現在の限界を見た気がする。いろいろな意味で、全人類が今の生活を改めるべきときがきたのではないかと思うのである。冗談ではなく、今のままでいったら、人類の滅亡、ひいては地球が滅亡するのではないかと最近本気で感じている。自分たちの手で自分たちを殺すことに突き進んでいると感じるのである。なぜなら人間だって自然の、宇宙の一部なのに、自然の摂理に反した行動ばかりとっているからである。いつか、しかもそう遠くない未来に自然からのしっぺ返しが来るはずである。早くそうならないうちに自然の流れに戻らなければいけないのに、誰しもがいいことをしていると思っているのでストップできないのが一番恐ろしい。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!