西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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大変革のためただいま苦しんでいる真っ最中

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<写真の説明>母の友人がくださった夏みかん。自宅の庭でこんなりっぱなものを収穫できるとは、なんと羨ましい環境なのでしょう!

この2日間私はかなり苦しい生活を強いられており、その状態は今もなお継続中である。昨日も今日も一日中痛くてまったく動けず、正直身体も精神もボロボロだ。今日はさらに痛みが強烈で、信じられないことにレスキューを1時間ごとに3回飲むという事態にまで発展した。それでも痛みはとれず、しかも夕方には再び原因不明の腹痛が発生し大泣きした。

しかしこれはすべて自分で招いたことであり、ある程度予測していたことなのでしょうがない。というのも実は昨日から薬の服用時間を変更したからである。みなさんもご存知のとおり、もう1ヶ月以上(もしかしたらもっとかもしれない)まったく散歩をしておらず、私にとっては散歩をできる状態に持っていくことが急務であった。散歩ができない要因としては、痛みでダウン時間が長いことなのだが、以前はダウンしていたけれども散歩のための1時間ぐらいは確保できていた。なのに最近その1時間がどうしても確保できなくなってしまったのには、実は早寝早起きルール(詳細は4月5日の記事参照)が大きく関わっていた。早寝早起きは良いことなのだが、問題は早く寝ているのに早く起きていない、つまり単純に睡眠時間が長くなっただけになってしまったことにある。正確には寝ているわけではなく、痛みで起き上がれずベッドに横になっているので、睡眠時間が長くなったわけではないのだが、とにかく今までよりも2時間早く寝ているのに起床時間が変わっていないので、単純に2時間ベッドにいる時間が多くなっただけになり、ゆえに散歩の1時間が確保できなくなってしまったというわけである。

よって私は薬を飲む時間を変えることで、起床時に痛みが発生しないようにし、この問題を解決しようとしたのである。長いこと同じスケジュールで過ごしてきたので、変更には多少の痛みを伴うことは覚悟はしていた。しかし時間を前倒しに変更したので、どちらかというとモルヒネの血中濃度は高めになるわけだから、ここまでの痛みが伴うとはちょっと予想外であった。元々モルヒネの増量が必要な時期になっていたのだとも思うが、時間変更による痛み及びその他の変化があまりにも強烈だったので、精神的にもかなりやられてしまった。昨日は私の好きなTV番組「ポカポカ地球家族」を見ていたら急に死ぬのが怖くなり、涙が出てきて止まらなくなって、「まだ私を連れて行かないでください」と泣きながら必死に神にお願いしていた。今日もわけも分からずに涙が出るし、涙は止まらないしで、夕方の激しい腹痛も精神からきた痛みであったと思われる。その証拠に、もう自分でもモルヒネをいくら増量したところでこの痛みはとれないと悟ったので、音楽を聴いて気持ちを落ち着けたところ、30分もたたないうちに痛みが治まったのである。あの感覚はなんとも不思議であったが、この痛みは薬では決して治るものではなく、精神さえ落ち着けば引くものだという確信がなぜか湧き上がってきたのである。いつも今日のように痛みの対処法が分かれば苦労しないのになあ(^^;)。

今、夜の23時過ぎだが、ようやく今日飲みまくったモルヒネが効いてきたのと精神が落ち着いてきたのとで痛みが治まり、いつもの穏やかな夜を過ごせるようになってきた。この2日間本当に苦しかった。まだ明日になってみないと分からないが、おとといの緩和ケアで主治医からも40mgのMSコンチン増量の許可をもらったので、今回はちょびちょび増量するのではなく、一気にがつんと増量して、痛みを完全にとることを最優先にしようと考えている。この2日間で痛みに対してかなり精神が敏感になってしまったというか、ちょっとした痛みでも落ち込むような状況になってしまったので、一度完全に痛みから解放され、再び痛みと闘える精神力をつける必要があるようだ。それだけ今回の変更による精神的なダメージは大きかった。自分でも予想以上のダメージであった。ここのところいろいろなことが重なって、精神的に不安定になっているのであろう。とにかく気持ちを一新して、一からやり直す気持ちでやっていこうと思う。それには朝から痛いとその日一日何もできなくなってしまうので、明日の朝こそ痛みなく起きることが絶対必要条件である。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!