西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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早速リハビリ開始

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手術の翌日は決まって「歩き」の洗礼が待っている。前回の手術のときは、それはもうものすごく一歩を踏み出すのが大変であったが、今回は前回に比べて楽な感じがする。手術自体の大きさも、切った長さも前回とほぼ変わらないのだが、いったいこの違いは何から来ているのだろうか?痛みも軽い気がするし、とにかく全体的に前回より楽なのだ。ただ唯一前回より苦しいのは、気管挿管による喉の痛みだ。これだけは耐え難いものがある。ただこれについては日ごとに良くなってきているので、あと数日でかなり解消されると思う。もう少しの辛抱だ。

本日看護師さんから提示された歩きの目標は2周(=200m)。この目標をクリアーしないと足につけられているマッサージ器をはずしてもらえないので必死になって歩いた(笑)。マッサージ器はエコノミー症候群にならないように寝るときもつけていなくてはならず、ブイーンと音をたてながら夜中中動いているので、これが睡眠障害の原因の一つにもなっていた。しかし私は2周どころか4周歩いて余裕で目標達成。おかげでマッサージ器をはずしてもらって一つ身軽になった(^^)。でも聖路加は「歩く」ことに関しては少々がんセンターに比べて甘い気がした。2周なんてあっという間だし、そんな程度では術後の癒着を防ぐためのリハビリにならない気がした。

入院当日と手術当日のこの2日間、TVすら見る気がおきず、ただただベッドに横たわっているだけであったが、ようやく今日になってTVを見ようという気が起きてきた。これは一歩前進と言えるであろう。久しぶりにミュージックステーションと金スマを見た(^^)。

また日中、緩和ケアのC先生とスタッフがわざわざ病室にお見舞いに来てくれた。連絡がきちんといっていることに感心したと同時に、わざわざ来てくれたことに大変感動した。これは普通のことなのであろうか?過去に経験がないので良くわからないが、私としては聖路加の緩和ケアならではの心遣いのような気がした。ただ先生が声をかけてくれても、喉が痛くてほとんど話せなかったので、かえって申し訳なかった。

とりあえず手術翌日は、痛みもちゃんと抑えられて、まあまあ落ち着いて一日を過ごせた。またさすがに2日間ほぼ一睡もしていなかったので、少し眠ることができたようだ。といっても2時間ぐらいだが。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!