西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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まさにここが正念場

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いやはや参った・・・(^^;)。昨日の午後から少し出始めたので楽観視していたのだが、見事にその期待は裏切られ、今日はほとんど出なかった。酸化マグネシウムは通常マックスで1日2グラムまでと言われているそうだが、昨日から医者の指示で3倍の6グラム飲み(かなり危険な量)、水も2-3リットル飲んでいる。私の場合薬の効き目が遅いので、カマ増量の効果が現れるのは3日後になると思うが、そうだとしても現時点でもうちょっと出てくれないとまじでやばい。便が出てないので痛みがないのだけが唯一の救いであるが(従ってノーロキソ!)、精神的にかなり追い詰められてきた。出たとこ勝負!が持論の私も、さすがに出たとこ勝負で人工肛門になるとなれば、そう悠長に構えてもいられない。その焦りがかえって便秘を加速してしまうこともあるので、前向きに前向きにと自分に言い聞かせるが、かえってそれが焦りを助長しているような気もする。

とにかくこれ以上どうしようもないので、医者の指示通りやってあとは祈るしかない。ただこれだけ出ていないのに、さほど圧迫痛がないのが不思議である。もちろんあることはあるのだが、一日中苦しくてしょうがないというほどではないのだ。まあそのおかげで多少気持ちにゆとりもあるのだが、とにかくこの数日間が正念場だ。

今日がんセンターで同室だったS姉さんから電話をもらった。私のブログを読んで、いてもたってもいられなくなったとのこと。というのも、まさに彼女も腸閉塞の恐怖を現在味わいつつあるらしい。なんという偶然だろうか。でも話を聞いていて、私よりも彼女のことのほうが心配になってしまった。なぜならガスも便も出ない上に、吐いてしまったというからだ。吐くというのは腸閉塞の前兆で、かなり危険だ。かといって、私のように吐かなくても不完全腸閉塞というのもあるらしいから、私も彼女も同じぐらいの危険性があるのかもしれない。とにかく彼女も医者からカマと大量の水を飲むようにと言われたそうなので、やはりそれぐらいしか方法がないようだ。またしばらく絶食したほうがいいと言われたそうなので、やはり私も食べないことにした。今日は朝と昼は食べなかったが、さすがに一日中にんじんジュースと水だけで空腹に耐えられなくなってきたので、夜ご飯だけ低残渣食(玄米パン1枚、にんじんスープ、ほうれんそう、大根おろし)を食べた。昨日の感じで出ていれば今日の夜ぐらいから普通食が食べられると期待していたので、かなりがっくりだが、とにかく便が出るようになるまでは、にんじんジュースだけの生活が必要のようである。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!