西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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中断 (ちゅうだん)

聖路加の外来

今日は抗がん剤投与からちょうど2週間たったので、本来であればまた投与する日のはずであった。しかし、私の場合は白血球の数が少なく、第一回目ですら抗がん剤を打てるぎりぎりの状況(白血球数3000)だったので、2度目のときはまず血液検査をしてから、ということになっていた。そして今日採血をして、白血球の数がOKであれば抗がん剤を翌日以降投与するという計画であった。 しかし私としては血液検査の結果いかんに関わらず、もう抗がん剤は二度とやらないとすでに心に決めていた。抗がん剤の副作用(私の場合はイリノテカンの副作用の下痢)があまりにもすごかったからだ。しかしここからが難しいところで、正直にそれ(もう二度と [… 続きを読む]

大泣きの意外な効果

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今日は昨日ほど強い精神力を発揮できる動機となるものがなかったせいか、痛みを押さえ込むことができず、一日中痛みと闘っていた。痛みで母のマッサージを中断したのは初めてだ。マッサージを中断し、お風呂に飛び込んだが効果なし。またもや精神が限界に到達し、夕方に大泣きした。 しかし、そのとき意外な効果を発見した。大声をあげて思いっきり泣くと、なぜか痛みが和らぎ、精神的に落ち着きを取り戻した後はかなり痛みが軽くなっているのだ。今日もそうだった。 実は、 [… 続きを読む]

ようやく脱毛が止まった

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いやはや、抗がん剤の副作用とはまことに恐ろしい。3月28日にたった1回投与しただけで、今の今まで副作用が続いていたのだから。脱毛が始まったのが投与後1ヶ月ぐらいしてからだったので、かれこれ3ヶ月間抜け続けたことになるが、さすがに生えるスピードが追いつかなかったのであろう。この3ヶ月間で頭のてっぺんだけちょっと薄くなってきた。しかし見た目には分からない程度で、しかも私の173センチの長身を、上から覗き込める人はそうはいないので(^^)、基本的には誰も気づいていないと思う。 写真の帽子 [… 続きを読む]

痛みを前にするとつい麻薬に手が伸びてしまう・・・

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いきなり超グロテスクな写真で気分を悪くされた方はいないだろうか?少々心配だ(^^;)。これはアメリカで受けた大腸内視鏡検査のときの私の直腸がんの写真である。確かにこれだけ大きい腫瘍が管を塞いでいるのだから便も通りにくいはずである。 今日は昨日とは打って変わって、一日中痛みとの闘いであった・・・。朝11時に起床、ちょうど夜の11時に今日一日何をしたかと思い返してみたら、12時間も経ったというのに、散歩に1時間、昼食に1時間(ちなみに夕食は食欲がなくて食べられなかった) [… 続きを読む]

あるはずのない激しい便意と出ないはずの便

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昨日友人宅ではしゃぎすぎたのか、昨晩1時ぐらいに寝たのに今日は正午まで寝てしまった。8時に一度起きようとしたのだが、なんとなく眠かったので、いったいどのぐらい寝れば眠くなく起きられるのかと実験したみたのだ。そしたら結局際限なく眠れることに気がついた。正午に起きたのも、義母が来たので実験中止となっただけのことであった(^^;)。中止とならなかったらいったいいつまで眠り続けたのであろう。無駄な実験であるが、こんなときでないとできない実験でもあるので、いつの日かまた挑戦してみよう [… 続きを読む]

主人が外に部屋を借りた

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ふふふ、今日はドキッとさせるタイトルであろう。みなさんによからぬ想像をしてもらおうと思い、タイトルで遊んでみた(^^)。でもこれはうそでもなんでもなく、事実は事実なのである。本当に主人は外に部屋を借りたのだ。まさか主人が部屋探しをしているとは、私も考えもしなかった。そしてなんと私に知らされたのは、不動産屋から鍵を渡される前日であった。つまりなんの相談もなく事後報告だったのである。恐らく途中で私に言うと、間違いなく開口一番文句を言われ、なぜ部屋が必要なのかをいろいろ説明し [… 続きを読む]

食養生シリーズ⑥-要はおいしく食べることが重要-

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大分の親戚から届いた大量のカボス とりあえず今日でこの食養生シリーズは終わりを迎えるが、なんだかんだうるさいことを言っても、結局は「おいしく食べることが重要」という言葉に尽きる結果となった。マクロビオティックだのローフードだの玄米菜食だのといろいろな流派があるが、最終的にはこのことができていなければ一生懸命良い食べ物を摂取しても意味がない。ある本にそう書いてあったが、私もそう思う。 そしてこれは私個人の意見だが、この考えを逆手に取ると、おいしいと幸せを感じながら食べるのであ [… 続きを読む]

病気にならない人に対する説明がない

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<写真の説明>私から主人へ贈った「年忘れオードブルー美味十二樂膳ー」(クリックして拡大) 今日が年末だなんて未だに信じられない。私はほぼ毎日銀座へ出かけているので、デパートのディスプレイなどでそれなりに季節や各種イベントを感じることができているが、会社勤めをしないでほとんど外出しない主人にはまったく実感が沸かないのも無理はない。「今日が大晦日だなんて信じられないよ」と言いながら、主人は今日も [… 続きを読む]

東京いずみの会存続を断念

2月20日の記事に書いたとおり、早速私はいずみの会本部宛に会場手配のお手伝いの申し出のファックスを送った。そして昨日ご丁寧に中山会長からお電話を頂戴した。先に結論を申せば、残念ながら東京いずみの会の存続は断念することになった。20日の記事には会長の高齢と多忙が休会の理由と書いたが、私の書き間違えで、正確にはお知らせには「多忙」ではなく「過労」と書いてあった。私も恐らくそうではないかと思っていたのだが、やはり休会の理由は会長の過労であり、会場についてはなんとかしようと思えばなんとかなるとおっしゃっていた。 そんなわけで私がちょっとがんばったぐらいではどうしようもできないことが分かったので、非常に [… 続きを読む]

約束を守るのに四苦八苦(^^;)

なんだか冗談ではなく本当に1日おきのアップになってしまいそうだ(^^;)。別にブログは夜書くものと決め付けているわけではなく、やることさえ終わればいつでも書ける体制になっているのだが、日中やるべきことをこなしていくとあっという間に夜になってしまうのである。そしてそうなってしまう原因に、当然痛みによるダウンでかなり時間を無駄にしていることは言わずもがなである。 最近食後に痛みが生じることが多いのだが、昨日もそのパターンで貴重な4時間を無駄にした。昨日は義母が来てくれる日であったのだが、ちょうどお腹がすいてきたこともあり、私は義母が来るのを心待ちにしていた。義母の作ってくれる料理がおいしいのと体調 [… 続きを読む]

電車やバスの優先席に対する複雑な思い

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<写真の説明>友人手作りのパン。今回は淡路産玉ねぎのリュスティック(左)とドライフィグ・レーズン・くるみのバゲット。玉ねぎ大好きな私は、袋を開けたときのあのなんとも言えない玉ねぎのよい香りに、ランチ後だったにもかかわらず、ブログ用に写真を撮ってすぐにかぶりついた(^^)。もうおいしくておいしくて、いくらでも食べられる状況だった・・・ 昨日は幕張メッセに行ってきた。以前からやるやると言って未だに何も進んでいな [… 続きを読む]

活性リンパ球療法はしばし中断で様子見

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<写真の説明>テニス部の集りで、ある友人の子供たちからかわいい手紙をもらった。私の病気のこともきちんと子どもたちに説明して手紙を書かせたらしい。いい教育をしているなあと思った。 迷いに迷ったが、昨日一つ大きな決断をした。昨日の点滴を最後に、しばらくの間活性リンパ球療法をしばし中断して様子見することにしたのだ。1年半前に始めた当初はとりあえず1クール、まあよくても2クールだと思っていたが、なんだかんだでもう20回以上 [… 続きを読む]

血液検査の結果が悪くCT検査をすることに

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<写真の説明>いつもの友人からの今回のパンは、ココアとフルーツのリュスティックとアップルのパンです。アップルのほうはりんごジュースを生地に練りこんであるのですがそれが大成功。本当にいつもおいしくてアイディア満載で感心します。 残念ながら祈り届かず、今日の血液検査ではまた炎症反応を示すCRPの値が悪化していました。今までは腸が炎症を起こしていると思っていたのですが、どうもそうではなさそうだということで、造 [… 続きを読む]

退院が延期となりました

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<写真の説明>我が家の幸福の木に花が咲きました(^^)。幸福の木に花が咲くのは珍しいそうです。私に幸福が訪れるという予兆だと思いたいのですが、現実は悪いニュースばかりで・・・ぐすん・・・。 私があまりにも退院を嫌がったからこんなことになってしまったのでしょうか。4連休前に採尿した検査結果で緑膿菌とMRSIが検出され、昨日39度の高熱を出しまして、再び抗生剤の点滴が始まってしまいました。私はどうも抗生剤という [… 続きを読む]

薬剤の話

20080727.jpg 【写真】妙法寺のお守りと、ケーキのようなタオルのセットです。 今日は患者さんに必要な情報をお伝えしますので、普通の人には面白くない話かも知れません。先ずはコロプラストという皮膚の保護材の話をします。私のように腎ろうがある患者さんが恐らく良く使う物だと思うのですが、これは私には全然合いませんでした。腎ろうのガーゼ交換が週に二回あり、何度もテープを貼ったり剥がしたりする上、皮膚がかなり弱くなっているので、テープの張替えの都度可也の痛みを伴います。よってその防止策としてコロプラストをクッションの代わりに [… 続きを読む]

闘いの終焉

2008end.jpg 【写真】オーストラリアの自然遺産フレーザー島で撮りました。美しい自然が豊富にあり、また行きたい場所のひとつでした。 みづきが亡くなってから一週間が経ちました。厳密には、今記事を投稿している15分後に、みづきの人生最後の呼吸を終えました。 みづきが病院を出る際、今までみづきに携わってくださった先生方、看護師さん、ボランティアさん皆さんが最後のお別れに来てくださいました。悔いの残らない闘病とする為の要素のひとつとして、病院や医療スタッフからの接され方も重要だと思います。納得が行くまで辛抱強く説明してくれた [… 続きを読む]