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頭を完全に空っぽにすると言う欲求の体験

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先日結婚したゼミの友人からオレンジ色のグラデーションのとっても素敵なカシミヤのストールをもらいました。

今日は思考を変えてちょっと面白い話をしてみます。

それは一切の音や情報を頭の中に入れたくない、頭を完全に「無」の状態にしたいという欲求の体験です。腎ろう手術の後、脳がおかしくなりトランス状態になっていた私でしたが、それも数日で収まりました。ようやくまともな思考が戻ってきた頃、とにかく世の中の全ての音、情報などが頭に入ってくるのがとてつもなく嫌で、ただただ何も考えずにいたい、頭の中を完全に空っぽにしたい、という状態になってしまったのです。ですから当然テレビもラジオも音楽も全て禁止。家族と会話するなど全く考えられない状態でした。この変な感覚は恐らく体験した私にしか分からず、このブログではうまく説明できていないと思います。

そんな状態が数日続いた後、ようやく音楽だけは聞けるようになりました。そして先日ブログでもお伝えした通り、突如私の中でクラシックブームが起こったのです。このクラシックブームは勿論まだ続いておりますが、最近実はあんなにまるで見ているかのようにピアノを叩く鍵盤の指裁きやバイオリンを弾く弓裁きが想像できていたのに、最近鮮明さが薄れてきてしまいました。すると少し情報系の番組を好んで聞くようになってきました。まだ現在、テレビをみたりなど映像を見る事には興味は湧きませんが、トーク系やニュース系のラジオ番組を聞いて耳から情報を入れる事を好むようになってきました。

如何でしょうか。変な体験でしょう?この変な変遷は、脳が為せる技なのか一体何なのかよく分かりません。

以上今日は私の不思議体験のお話でした。

あ、そうそう、残念ながら昨日のレントゲン検査結果、イレウスがまだ解消されていなかったので、まだ暫くは水分だけの生活が続く事になってしまいました。でも何となく次回のレントゲンでイレウスが解消されているような妙な自信が私にありますので、来週に期待しましょう。それでは次回までさようなら。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!