西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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かなり厳しい現実

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タイトルはみづきが付けました。

実は、前回のブログをアップした翌26日朝はみづきの号泣から始まりました。

朝の回診時に担当医から、腸閉塞の改善は今後も無い可能性があり、その場合は、もう永久的に腸の運動を止める処置をし、口からの食事をせずIVH(中心静脈からの高カロリー投与)の点滴で命を繋ぐ事になるとの話を受けたからです。

もう、一生まともな食事ができないかも知れないという状況は、さすがに精神的なダメージが大きく、さすがのみづきも、かなり落ち込んでしまいました。前日にはブログの記事も書く気力もでて、院内でのウォーキングもスタスタ歩けるくらい、入院はしていても気持ちは前向きで精神的に充足していた状況でしたので、一晩で180度風向きが変わってしまいました。

母校の大学の近くに、その大学の出身者には有名なラーメン屋があり、せめてもう一度だけでいいから、その懐かしいラーメンを食べたいとワンワン泣いていました。私も一緒に泣きました。

みづきと私は結婚してもう8年近くなります。アメリカ在住時にみづきが癌宣告されるまで泣き顔を見たことはありませんでしたが、それ以降は、どうしても泣くことが多くなりました。癌という病気はとても残酷な病です。

なお、もし腸運動を止めてIVHという状況になった場合、みづきはそれを拒否して癌との闘いを終結させる気持ちでいます。根治に向けてであればいくらでも頑張るが、延命はしないという決心は変わらないからです。腸閉塞だけを考えると理論的には外科的処置でいくらでも対応できると思いますが、みづきはそれを望んではいません。

現在の食事は流動食Aという、口にできる食事の第一歩のものです。流動食Aは1日260キロカロリーで、その次に進むと1日980キロカロリーの流動食Bになります。流動食Aを開始してから6日が経ちますが、今のところ吐き気はありません。完全に閉塞していないのであれば、流動食Bにして様子を見て、それで吐き気が来る(閉塞している)のであれば、その時こそ諦めようと話しました。

前回のブログが経過良好な方向で皆さんにご報告出来たのに、今回のブログがいきなり危機的状況というご報告となってしまい、とても残念ですが、まだ現時点ではみづきも私も可能性に賭けて頑張っています。

それでは、また状況が変わり次第アップします。

次回はみづき自身でブログの記事を書ける状況であることを私は望んでいます。

みづきが癌から生還する事で、他の末期の患者さんの希望にもなると思っています。この闘いに是非とも勝ちたい。勝つためには、直面しているこの腸閉塞状態から脱出する必要があります。腸閉塞状態を除けば、利尿剤(アルダクトン)を入院以降服用せずに胸水も減っているようですし、気力も食欲も十分あり、まだまだ闘う事ができるのですが。。。。

P.S. みづきの友人の方、お花を有り難う御座います。ただ、折角自宅にお送り戴いても、現在、私の在宅の時間がかなり限られているので宅配の受領が困難な状況です。もしお花を贈って戴ける場合は、病院に直接お送り戴けると助かります。聖路加国際病院の緩和ケア病室です。



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(493) とりあえず危機は脱出しました
(494) 今日は気力・体力ともに充実しています
(495) なんとか検査に合格しました!
(496) 薬の調節に苦労しています
(497) またもやなんとか危機を脱出
(498) 出口は見えるものの、遠い出口・・・

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!