西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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事務所の引越し

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<写真の説明>実家の庭でとれたアスパラ。早速舞茸とソテーにして食べたが、さすが初物はおいしい!去年も実家のアスパラは大活躍で私を大いに喜ばせてくれたが、今年の成長はどうだろうか?大いに期待したい

今日は事務所の引越しだった。主人が仕事場として去年の秋に借りたばかりのワンルームマンションを引き払い、新たに事務員を雇い入れるため事務所として広めのマンションを借りたのだ。それにしても昔は引越しと言えば、何日も前から荷造りを始めなくてはならず頭の痛い一大イベントであったが、最近は梱包まですべてお任せのらくらく引越しパックを利用するようになったので、引越しがまさに文字通り「らくらく」になった。しかも今回は家の引越しではないので、ほとんど私はノータッチだったから、今回の引越しはなんだか他人事のように終わってしまった。主人は明日から山積みのダンボールの開梱作業で大忙しだが、今回私は「ガン特権」でお手伝いはパスさせてもらった(^^)。

今まで自宅は事務所兼になっていたので、物も多く、インテリア的にもすごく中途半端であった。今日の引越しでリビングを占有していた事務机や事務機器がなくなったので、リビングがすごくすっきりして明るくなったが、そのすっきりしたリビングを見渡しても、ただ広くなっただけで快適な空間と言うにはほど遠い。

今日早速母に「広くなったからといって余計なものを買うんじゃないわよ」と釘を刺されたが(^^;)、少しインテリアを工夫して、素敵な空間を作りたいと思っている。もちろん少々贅沢だとは思うが、特に私のようなインテリア好きの人には、快適な空間作りが精神に良い影響を与えるので治療効果もあると思うのである。かなり都合の良い解釈かもしれないが、自分の好きな音楽を聴いてリラックスする音楽療法というのがあるならば、これはインテリア療法とでも言うのだろうか?(笑)、とにかくリラックスできる心地よい空間を作ることは治療にも役立つと思うのである。

ここから下の話は私の治療には関係ないが、あとでブログを読み返したときに「ああこのときはこんなことで大変だったんだなあ」と思い出せるように、人生の記録として書いておくことにする。

とりあえず事務所を借りたのはマイナスからのスタートであり、まだこれから事務員を雇うことなど、やることは山積みである。しかもここには書けないが、実はつい先日わが社にある難題が降りかかってきて、わが社は現在いろいろな面で苦境に立たされている。数日前にその難題が降りかかってきたときは、会社の存続にも関わることなので二人でかなり悩んだが、持ち前の前向き思考と発想の転換で、ピンチをチャンスにする方法を思いつき、今では二人とも落ち込むどころかむしろ明るい気持ちになっている。よって主人もかなり気合が入っているのだが、人間、上昇しようとがんばっているときのほうが輝くのかもしれない。まだ結果が出ていないから前向き思考だけでいられるというのもあるが、ピンチをチャンスに変えて成功したときのことだけを今は考えていられるので、ものすごく楽しいしわくわくしている。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!