西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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F岡歯科万歳!!

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今日は午前中は歯医者、午後は緩和ケアと、医者通いの一日であった。外出が多かったので気が紛れたせいもあるかもしれないが、久しぶりに一日を通じて痛みが軽く快適に過ごせた一日であった。痛みのない中でブログを書くことができているのはほんと久しぶりだ。いつもブログを書く直前までベッドで横になっていて、ぎりぎりの状態でブログを書いていることが多かったので、今日は気分も良く筆も進みそうだ(^^)。

それにしても今回から通うことにしたF岡歯科だが、予想以上にすばらしい歯科医院だった。なぜならこの泣き虫な私を初めて泣かさなかった歯医者だからである!!なんとも恥ずかしい話なのだが、私は歯医者の治療で泣かなかったことは過去に一度もなく、30歳を超えてからでさえ、たかだか虫歯の治療に涙する情けない人間なのである。さすがに33歳のときに麻酔の注射で泣いたときは、この程度で泣かれたら治療ができない、と先生から怒られた(^^;)。とにかく痛みと針に弱く、健康診断の採血でも泣くことが時々あった。さすがにガンになってからは採血だの点滴だのでしょっちゅう針を刺すようになったので、ようやく最近は採血と点滴では泣かないようになったが(^^;)。とにかくこのようなひ弱な人間なので、今日の治療でも泣くことは確実だと自分自身思っていた・・・。こんなに針と痛みに弱い私が、それらを最も多用する病気になってしまったのは、なんとも皮肉なことである・・・。

さて治療が開始された。まず最初に気に入ったところは、先生が丁寧にこれからやることを前もって言ってくれるところである。「今から風をかけますねー」とか「今度は触るだけなので痛みません」とか「熱いものを乗せますよー」とかあらかじめ言ってくれるので心の準備ができた。特に痛くないと最初に言ってもらえると、すべての動作に対して「痛いのではないか」とびくびくする必要がなくなるので安心していられる。これは患者さんが安心して治療を受けるのにとてもいいことだと思った。患者が安心して肩の力を抜けば痛みも和らぐし、ビクッと変な動きをすることもないので治療もやりやすくなるだろうから、結果的に安全に快適に治療を行うことができ、双方にとってメリットとなる。今まで通っていたE歯科も重要なことは言ってくれてはいたが、今日ほどはすべての動作に対して説明はしてくれなかったように思う。

さて消毒などの前準備が終わり、とうとう恐怖の麻酔が始まった・・・。私の肩に自然に力が入る。先生はゆっくりゆっくり丁寧に麻酔をしていく。傍らでは助手の女性が私の肩を指で押さえたり離したりを、麻酔をしている間中ずっと繰り返していた。これは果たして何のための動作であったのだろう?押さえ方が中途半端だったのでよく分からなかった。私が動かないように押さえていたような感じもしたが、ホメオパシー効果を狙ってのものであった感じもする。なぜならなんとなく指圧をしてくれていたような感じがしたからだ。もし後者だとしたらすばらしいサービスである。

しかし何よりも驚いたのは、麻酔がぜんぜん痛くなかったのとその時間である。今までの歯科医院では3箇所ぐらいポンポンと針を刺して30秒ぐらいで麻酔が終わってしまったが、今日は麻酔だけで3分ぐらいかかったのではないだろうか?とにかくものすごくゆっくり丁寧に麻酔をかけていった。あまりにも痛くないので先生に尋ねたら、やはり短時間で麻酔をするとその分痛みも強くなるらしい。道理で今までの歯医者の麻酔は痛かったわけだ。

麻酔さえ効いてしまえば、当然あとの治療は痛くないからもう安心だ。というわけで、今日初めて「痛くない歯科治療」というものを体験し、そのおかげで初めて泣かずに治療を終えることができ、私としては大感激&大満足であった。なのに、これだけ丁寧に治療をしてもらって、しかも私の場合麻酔はセミオーダー、さらに口内炎の塗り薬ももらって、今日のお会計はたったの540円。3割負担で540円だから実際の治療費は1800円だったということになるが、果たしてこんなに安くていいのだろうか?先生の時給にもならないと思うのだが・・・。その代わり次回歯をかぶせるのに使用する材質は、結局セラミックとプラスチックを合わせたハイブリッドセラミックにすることにしたので、それがしめて52,500円。こっちのほうで儲けるからいいのかな(^^)?

以上のようにすっかり今日の歯医者さんが気に入ってしまったので、前回のブログでははっきりと名前を出したが、今日はF岡歯科医院と名前を伏せることにした(笑)。今でさえ予約が一杯で入りにくい状況なのに、これ以上お客さんが増えたらますます予約が取れなくなってしまうからだ。自分さえよければいい的な根性で申し訳ないが許して欲しい(^^)。どうしてもこの歯科医院の名前が知りたい方は、12月の過去記事に書いてあるのでどうぞ探してください。

午後の緩和ケアでは特筆すべきことはとくにない。私の相談としては、ボルタレンを減らしてMSコンチンを増やしたほうがいいかどうか、ということだったのだが、先生の指示では、とりあえずボルタレンは現状どおり1日4錠(25mを1錠ずつ6時間ごと)服用し、もし痛みが治まらないようであれば、ボルタレンを増やすのではなくMSコンチンを増やす方向で調節するようにとのことであった。2日連続でレスキューを飲んでいるし、ここのところ痛みで起き上がれないぐらいだったので今日から増やすつもりだったのだが、上述の通りなぜか今日は痛みが軽かったので、とりあえず今日の増量は見送ることにした。明日痛みが出るようであれば、10mgずつ増やして50mg、50mgの1日100mgにするつもりだ。

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(305) 病気にならない人に対する説明がない
(306) MSコンチン増量の効果がちっとも出ない
(307) ベッドに寝ている時間の多いこと多いこと
(308) 病気にならない人に対する説明がない(本編)
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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!