西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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この自信はいったいどこから!?

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今日は、がんセンターに入院していたときの同室のお姉さんが、抗ガン剤投与の帰りにうちに寄ってくれた。彼女も同じ大腸ガンだが、彼女の場合はS字結腸ガンで、手術できれいにとったものの、リンパ転移の疑いがあることから(疑いであって転移したわけではない)、抗ガン剤は単なる予防目的のものだ。よって末期ガンの私とはまったく意味合いが違う。私の抗ガン剤は当然彼女のものより強く、2週間に1度、48時間かけて点滴でゆっくり入れる。彼女の投与方法は、1週間に1度がんセンターへ行き、2時間ぐらい点滴で投与するというものであった。でもやっぱり彼女も下痢の副作用にはかなり参っているらしく、1クール(=6回)やったらやめるつもりと言っていた。いい加減なことは言えないが、個人的には私もそのほうがいいと思う。

彼女がうちに来たのは、もちろん私の様子を見に来たのが一番の目的だが、同時に私が今やっている自然療法に興味があったからのようだ。私も彼女にその話をしたいと思っていたので、ちょうど良い機会であった。だって上述のとおり、彼女の場合はすでにガンはないのだから、今から真剣に食事療法とかに取り組めば、絶対に再発を防げるはずなのだ。だから、心から彼女には実践してもらいたいと思っていた。

食事療法の話をしていたら、彼女はすでにガンになる前から、彼女曰く「気ままマクロ(=本格的ではなく気ままなマクロビオティック)を実践していたとのことで、ちょっとそれはびっくりだったが、私の話を聞いて「また気ままマクロしてみようかなあ」と言った。そのとき私は自分に妙な自信が沸いてきたのを感じた。何度も繰り返すが、彼女はステージ2か3で、手術できれいにガンはとってあるから、現時点ではガン患者ではないのだ。それに対し私は末期ガン患者で余命1年と言われている人。なのに、彼女が気ままマクロと言った瞬間、私の方がガンを克服できる!!!!と感じたのだ。つまり、食事療法はそんなに甘いものではなく、真剣に取り組まないと意味がないと私は思っている。よって厳格に玄米菜食を実践している私の方が、彼女に勝てると思ってしまったのだ。もちろん彼女に勝つことが重要なのではなく、彼女も一緒にガンを克服して欲しいから、即座に「気ままじゃだめですよ。ちゃんと私のような本格マクロをやらないと!」と10歳年上のお姉さんだが少々諭すように言ったら、彼女も最後には「そうだよね、私も本格的にやるよ」と言ってくれた。うれしかった。大好きなお姉さんだから、いつまでも元気でいて欲しい。再発なんかして欲しくない。

それにしても自分でも不思議だった。いったいこの自信はどこからくるのだろう?前から思っていたのだが、自分にはあまりガンだという意識がない。ましてや末期ガンなどというせっぱ詰まった感情はまったくない。多少今は人生遠回りしているけど、3年後ぐらいには完全に復活しているというイメージが強くあるのだ。とてもいいことだと思うが、自分でも本当に不思議だ。よくここまで上手にマインドコントロールできているものだ。よってむしろ本人より周りの人間の方が私のことを哀れんでいるようである。そりゃあ誰だって末期ガンなんて聞いたら哀れに思うよなあ。

本日の体調報告。特に昨日と変わりなく、お腹の張りに苦しむ一日だったが、一つだけ良かったのは久々に下痢なしで過ごせたこと。カマの調節がうまく落ちついてきたのだと思う。この量でうまくいけば、しばらくは下痢を経験せずにやっていけそうだ。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!