西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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麻薬&カマ減量に挑戦中

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以前よく登場していた「痛み」「カマ(=酸化マグネシウム(緩下剤)」「便」の話も、よく考えたら今回の入院を境にめったにしなくなった。それだけ最近体調が安定しているということであろう。しかし当然私の日々の生活は、相変わらずこの3つは切り離すことのできないものであり、最も関心が高い事柄である。

今日この話題が頭に浮かんできたのは、今日久しぶりに痛みに苦しんだからかもしれない。いつもブログは夜寝る前にその日一日を振り返って書いているが、今日は特筆すべき話題がなかったこともあるが、なぜかこのタイトルがパッと頭に浮かんだのだ。

麻薬のモルヒネ(MSコンチン)は入院中50mgを12時間ごとに服用していたが、徐々に減らしていって、とりあえず現在30mgまでの減量に成功した。30mgで3日間様子を見たが、特にレスキューに頼ることもなく過ごすことができたので、今日の午前中の分は思い切って20mgにしてみた。一気に20mgずつにしてしまうと1日の合計で20mg減ってしまうので、いつも減量するときは1回分だけ10mg減らすようにしている。よって今日の夜は30mg飲んだ。このようにして徐々に減らしていくのである。やはり麻薬は長期服用していると腸の動きを悪くするので、なるべくボルタレンだけの生活にしたいのだ。もちろん最終的には痛み止めなしの生活に戻ることが目標だが、それはしばらく無理だとして、とにかく麻薬の量だけでもなるべく減らしたい。

今朝20mgにしたのが原因かは分からないが、今日は久しぶりに痛くてベッドに横になることが多かった。痛みで動けなくなるのは本末転倒なので、もちろんこの状態が続くようであればまた30mgに戻そうと思っているが、とりあえずモルヒネについては20mg、30mgの1日50mgで様子を見てみたいと思う。ブログを書いている今も、仙骨付近(=おしり)がかなり痛む。

麻薬の量もさることながら、同時にカマの減量にも挑戦している。こっちはうまくいきそうだ。入院前は1gを3回で1日合計3g飲んでいたが、今日現在で0.25mg×3回=0.75mg/日まで減量に成功、まだ便の状態を見るにつけ減量の余地ありなので、来週あたりからもう一段階減らせそうだ。もしかしたらこのままカマなしの生活に突入することも夢ではないかもしれない。だとしたら、ものすごい革命である。入院前はカマなしの生活なんてとてもじゃないけど考えられなかったし、便秘事件のときは医者もこれ以上は危険だというぐらいの最高6g(1日あたり)まで服用していた時期もあったことを考えると、今の1日0.75gでさえ夢のようなのである。なんせこの10ヶ月間、カマを飲まないと死んでしまうというぐらい、私にとってカマは重要なものだったので、どんなにつらくて動くことが億劫なときでも、欠かさず飲んでいたものであるから。食事はとらなくても、必ずカマだけはきちんと3回飲んでいた。

便の状態、量もすこぶるよい。きちんと食べて、きちんと出せることの幸せをかみしめている今日この頃である。痛みについてはまだまだ苦労があるが、とにかく現在のこの状態が続くことを願ってやまない。それではそろそろ痛みがピークになってきたので、この辺でやめて寝ることにしよう。でもこの痛みでは寝れそうもないなあ。

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(262) 西洋医学の呪縛
(263) 痛み発生のパターンが読めない
(264) 癌研有明病院でのセカンドオピニオン
(265) MSコンチン(モルヒネ)増量に踏み切る
(266) こんなに痛いの、久しぶり(涙)

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!