西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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せっかくやめたステロイドを復活してしまいました

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現在土曜日の夜中と言いますか、日曜日の午前3時半です。なんだか眠れなくて、しかも点滴が落ちづらく見張っていないとすぐに止まってしまうので、まあ見張りながら丁度良いと思いブログを書くことにしました。それに書ける時に書いておかないと、なかなか調子がよい時がなく、次にいつ書けるか分かりませんからね。

ここのところ胃部の痛みが強く、これは麻薬の増量では対応できない痛みなのです。つまり腸の腫れから来ている痛みのようでして、ステロイドでしか緩和できないため、せっかくゼロにしたのに再び使うことになってしまいました。でも、もう痛くて痛くてどうしようもなく、食欲はないし、一日中泣いて寝ているような状況なので、私も観念いたしました。とりあえず昨日4mgから投与を開始したのですが、やはり効果はあるようです。絶大ではありませんが、やはり胃部の痛みがかなり軽減されたと感じます。完全に痛みは取れませんが、あとは麻薬と併用していけばまあまあの状況は作れそうです。

入院中はしょうがないですし、現実問題目の前にある痛みを取らなければどうしようもないのですが、しかしもう今の私は完全に西洋医学一辺倒、薬漬けの生活という感じです。効いているのか効いていないのか分からない抗生剤もずっと投与しっぱなしですし・・・。抗生剤の投与に関しては、今回のステロイドのようにずばっと効けばまだ納得感もあるのですが、いわゆる事なかれ主義と言いますか、問題が起きていないので現状維持で良いじゃないかということで、エンドレスに投与し続けている状況なのです。以前にも書きましたが、とりあえず次に高熱が出ない限りは次のアクションを起こしようがないという状況で、先生達もいつまでこの状態を続ければよいのか恐らく模索中なのだと思います。さすがにエンドレスに抗生剤を投与するというのはあり得ないと思いますから・・・。それにまだ言われてはいませんが、恐らく今の安定した状態が続いていれば、また来週金曜日あたりの退院を宣告されそうな気がします。そのときが抗生剤の切れ目なのでしょうかね?それとも自宅で点滴するのかしら?先のことはよく分かりませんが、でも私としてはこの抗生剤の投与がいったいいつまで続くのかが現在の一番の関心事項です。

それにしても、いくらステロイドを使っても、麻薬を使っても、必ず痛みは残るので、最近またちょっと気が狂いそうになってきています。せめて完全に痛みを取る手段があればいいのですが、手段がないというのがものすごくイライラさせます。音楽を聴いても、マッサージしてもらっても気が休まることがなく、本当に気が狂いそうです・・・。そして単調な毎日の繰り返し・・・。毎日痛みを取ることだけを目標に生きているだけのような気がしてきて、生きる目標を失いかけています。「頑張る必要がない」という言葉を皆から言われ、自分でも自分にそう言い聞かせて、でも最近その言葉に甘えすぎているような気がします。何も頑張らなくなって、ちょっとでもつらいと思うとやらなくなって、ベッドに寝ているだけの生活・・・。よってせっかく一時期つき始めた筋肉もまた落ちてしまい、歩くと言っても一日に300m、しかもほとんど歩いているとは言えないような歩き方で歩けるかどうかという状況です。どんどん全身状態は悪くなっていくばかり・・・。頭では分かっているのに身体が動けない・・・。いや、動かそうとしない自分がいる・・・。これがまた私をイライラさせるのです。

ただいま朝の4時半・・・外が少し明るくなってきました。そして点滴がまた止まってしまいました・・・。効くか分からない抗生剤を一日に4回、その他にステロイド、そして痛い時はレスキューと、一日中点滴を投与しているので、ただでさえボロボロの血管が益々弱くなっていて、ルートをとってもすぐにだめになってしまい、また新しくルートをとらなければならない・・・。もう点滴を刺すところが殆どありません。これも私に余計な痛みと精神的な苦痛を与えています。点滴ポートを造るという話も出始めていますが、これは簡単とはいえ手術をしなくてはいけないのでいやです。以前の抗がん剤のポートと同じ話ですね。それにずっと点滴をする生活をするつもりもありませんしね。まあこっちがするつもりはないといっても、それが実現可能かどうかは別の話ですが。

さあ、それでは眠れるかどうか分かりませんが、もう一度眠れるようチャレンジしてみようと思います。それでは今日はこの辺で。次回またお会いしましょう。

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(569) 一か八かの賭け。とうとう点滴を拒否!
(570) 麻薬大増量の効果も1日限りでとほほです・・・
(571) 24時間対症療法している生活
(572) 痛みを取るためにもうどうにでもしてくれ~とお願いした結果・・・
(573) やはりもう私は一生食事の摂取はできないようです・・・
(574) とにかく笑って過ごすことだけを考え実行しています

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!