西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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余命がさらに1~2年延びた(笑)

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本日とうとう退院勧告があり、11/3に正式に決定。パウチの交換に若干の不安は残るが、もうタイムリミットのようだ。そうと決まれば、いつまでも看護師さんをあてにしているわけにはいかない。一刻も早く完全にパウチ交換をマスターして退院できるよう努力するのみである。

パウチといえば、どうも今使用しているパウチは臭うようだ。高いほうが性能がいいのかと思って、Coloplast社のアシュラ コンフォートEC13860(1枚440円)からHollister社のモデルマ フレックス ロックンロール28400(1枚500円)に変えたのだが、どうもアシュラ コンフォートのほうがいいみたい。退院前にどちらにするか決めないといけないので、もう一度このモデルマで試してみて、それでも臭うようだったらアシュラに決めようと思う。

先日やったMRIの検査結果が出た。骨シンチ同様、転移はなしとのことであった。すると、なんとO先生から再手術の提案をされたのだ。骨シンチ、MRI、CT検査は痛みの原因を探るための検査だと言うから受けたのに、どうやら手術の可否を決めるための検査だったようだ。ずっと痛みと闘ってきた私も主人も、これでやっと痛みの対処方法が分かると心待ちにしていたのに、なんだかだまされた感じで、ものすごく心の中でむっとしてしまった。手術をするための検査であれば、受けていなかったかもしれないからだ。しかも、結局痛みの原因は何も分からずじまいである。無駄に放射能をたくさん浴びせられ、ものすごく損をした気になった。

ちなみにO先生が主張している再手術というのは、直腸がん(原発巣)切除である。大きな腫瘍をとることで痛みが軽減するのであれば本望だが、かなりの大手術で危険も伴うものらしい。まあとにかくすぐに答えを出せるような話ではないので、これからいろいろリサーチして、主人ともじっくり話し合う必要があるであろう。まだストーマ手術を終えてからたったの2週間しかたっていないのに次なる手術の話をされ、私もかなり動揺している。今回のストーマ手術は不可避であったのでしょうがなかったが、もう2度と手術はしたくないというのが現在の気持ちである。よって必要性もないのに自ら進んで手術をするなんて考えられない。しかしO先生によれば、腫瘍が今の大きさだからぎりぎり手術できるのであって、これ以上大きくなってしまえば手術できなくなるので、あまり長い間考えている余裕はないとのこと。できればここ1ヶ月ぐらいで手術をしたいと考えているようだ。1ヵ月後なんて、まだ傷口覚めやらぬ頃である。ようやく退院後の生活が落ち着いてくる頃に、また振り出しに戻るのもいやだ。しかしのんびりと考えている時間もない。せっかく幸せをかみしめて楽しく生きていたのに、また大きな悩みが生じ、大きな壁にぶち当たってしまった。

しかし、O先生の話の中で一つだけよかった話がある。それは私の寿命がさらに1~2年延びたことだ(笑)。2006年3月の時点で余命は1年と言われていたのだから、その通りで行けば現時点で私の余命はあと4ヶ月となる。しかし、O先生からは今日から1~2年は大丈夫と言われたのだ。まあ余命宣告なんていい加減なもので、私はあまり深刻には捉えていないのだが、まあとにかく余命が延びたことは喜ばしいことである。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!