西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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外出許可が出るほどまでに回復

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外科的な回復は驚くほど早い。手術から10日目で、もうほとんど普通の生活を送れるぐらいまでに回復している。そんなわけで今日先生から、外出したければしてもいいと言われた。早速天気もいいし外を散歩しようかと思ったが、おとといの夜の胃痛騒ぎで汗をかいたのが原因か、少々風邪気味なので大事をとって今日は病院で安静にしていることにした。

10日もたってこのぐらい回復してくると、次に気になるのは退院日である。通常この程度の外科手術の場合は、2週間ぐらいの入院が相場で、がんセンターではとにかく早く退院するようせかされていた。当然聖路加もそうなのかと思って、そろそろ退院するよう言われるのではとドキドキしているのだが、そこは国立と私立の病院の差なのであろうか、どうもそうでもないようなのである。保険のこと(20日入院すれば入院補償の対象になること)もあり、だめもとでちょうど21日目にあたる11/7退院希望の旨伝えたところ、チームリーダーのS先生が「そんなに退院を急ぐ必要はないんじゃないですかあ?まずはパウチの交換をきちんと自分でやれるようにしないと退院はできませんよ」と言った。それを聞いて安心した。これはもしかして21日間入院させてもらえそうだ!(^^)。パウチの交換は3日に1度だから、1回増やすだけで入院が3日延びる。パウチの交換がうまくできないことを理由にすれば、なんとかうまくいきそうだ。

ところで、今日一日中私を悩ませていたこと。それは昨日の夕食になぜさしみが出なかったのかということ。食べることが最大の楽しみとなっている今のわたしにとって、食べ物のうらみは何よりも大きい。まったく食い意地が張っていて自分でも嫌になる(^^;)。ナースステーションのところに1週間のメニューが張り出されているのだが、散歩しながら何十回もそのメニューをチェックしては、食事を楽しみにしているのである。そして昨夜の夕食にさしみが出るということで、ものすごく楽しみにしていたのだ。ちなみにお刺身は、聖路加のメニューとしても1ヶ月に1度しか出ない貴重なメニューなのだそうだ。私は魚OKメニューに変更してあるから、当然出されるものと思っていた。なのに出なかったのである!!なぜなんだーーーーーーー!!!???こんな変なリクエストしているやつだから、生ものもだめだろうと栄養科の人たちが先回りして気を使ったのかもしれない。いずれにせよ結果お刺身にありつけず、昨日の夜はショックで意気消沈していた・・・。

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(257) 便出しにも慣れてきた(^^;)
(258) 今とっても幸せ!!
(259) 余命がさらに1~2年延びた(笑)
(261) 自制心が利かなくなってきたので退院は良い潮時
(262) 西洋医学の呪縛
(260) 麻薬&カマ減量に挑戦中

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!