西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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難しい判断を迫られる

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すでに私の心は決まっていたはずだが、今日届いたある友人からのメールが私の決断を揺るがし始めた。そのメールは次のような内容であった。新婚の彼女は今は共働きなので経済的に問題はないものの、とても旦那だけの給料ではやっていけないので子供を作ることをあきらめていた、世の中お金ですべて解決するという考えには反対だが、ときにはお金がないという理由で何かをあきらめなければいけないときもあるということに気がついた、というような内容であった。私はそれに対する返信を書きながら、自分のことを考えてみて、しばらくの間返事を書く手が止まってしまった。

確かにお金がないからあきらめることってたくさんあると思う。卑近な例で言えば、新しいバッグが欲しいけどお金がないからあきらめる、本当はこのワインが飲みたいけど高すぎるからこのぐらいのワインで我慢する、などなど・・・。でも人生あきらめられるものとあきらめられないものがあると思う。例えば彼女のように子供を作ること。そして私の場合は「命」だ。

メールを書く手がなぜ止まったかというと、私が今受けている免疫療法の継続をどうするかを考えたからだ。すでにこの件については私の中では答えが出ており、6月末のCT検査で判断するということは5月27日の記事にも書いた。でもよく考えたら、この判断をするにあたってはお金の問題がからんでいる。なぜなら治療としてやっているものは他にもいっぱいあるのに、現にCTの検査結果が悪かったら効果がないものとして玄米菜食をやめるとか、びわ葉温灸をやめるとか、運動をやめるとか、そういう話にはならないからだ。すなわち、「お金さえあれば」免疫療法をずっと継続していくことが可能なのであり、もし中止するとなれば、それは要するに「お金がないからあきらめる」ということになるのだ。もちろんない袖は振れないので、いずれは中止しなければいけない日も来るであろう。しかし、幸いながら主人のおかげで我が家の場合、まだもう少し継続できる余裕はある。この免疫療法の効果を確実に測定できないところが悩ませるところなのだが、食事や運動同様、効果があるものと信じているからこそ現在高額な治療費を払って受けているわけで、まだ払える余裕がある今の時点でやめてしまっていいのだろうか?仮にCTの検査結果が芳しくなかったとしても、それだけでやめてしまっていいのだろうか?掲示板で佐藤さんが「自然治癒力でガンを治すとき、ガンは一時期炎症を起こして肥大します。かなり大きくなります。炎症こそが、治癒への道なのです。炎症が起きて癌は初めて治り始めます。」と言っているが、まさにそれなのではないか?もしかしたらあともう少しやれば効果が出るかもしれないじゃないか。あきらめるにはまだ早いんじゃないか?そんな考えが沸々と沸きあがってきたのだ。

ここまで書いたので、私の今の気持ちはお分かりいただけたと思う。やっぱりあともう少しだけ免疫療法を続けたい。となると6月末のCTは不要となってくる。いずれにせよ、この件については主人とよく話し合う必要がありそうだ。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!