治癒力 (ちゆりょく)
サイモントン療法ー死生観ー
今日はサイモントン療法の日。いつものように主人と母の3人で行った。しかし、行くまでが大変だった。出かける直前に便が出てしまい、痛くて痛くて、キャンセルしようと思ったほどだった。外出直前の5分間でおしりを急遽湯たんぽで温め、なんとか出かけることができたが、築地の駅ではあまりの痛さに涙が出てきた。ただピークは過ぎてくれたようで、その後も痛いのは痛かったが、治療に支障が出るほどではなく、帰りはあえて銀座で降り、歩いて家へ帰れるぐらい元気になった。でもやっぱり家に着いてから緊張がほぐれたのか、またまた痛くなり、ロキソを飲んで痛みを抑えるしかなかった・・・。
今日のサイモントン療法は死生観についてであっ [… 続きを読む]
難しい判断を迫られる
すでに私の心は決まっていたはずだが、今日届いたある友人からのメールが私の決断を揺るがし始めた。そのメールは次のような内容であった。新婚の彼女は今は共働きなので経済的に問題はないものの、とても旦那だけの給料ではやっていけないので子供を作ることをあきらめていた、世の中お金ですべて解決するという考えには反対だが、ときにはお金がないという理由で何かをあきらめなければいけないときもあるということに気がついた、というような内容であった。私はそれに対する返信を書きながら、自分のことを考えてみて、しばらくの間返事を書く手が止まってしまった。
確かにお金がないからあきらめることってたくさんあると思う。卑近な例で [… 続きを読む]
手術当日―自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!
結局一睡もできずに朝を迎えた。長い長い夜であった。手術は午後の予定。思いのほか気持ちは落ち着いていた。人工肛門に対する嫌悪感はこの時点ではまったくなく、あったのは手術後の痛みにどう耐えていくか、という不安だけであった。
実は私は手術当日の朝に、看護師から医者まであらゆる人にあることを訴えていた。それは「自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!」ということであった。つまり便さえ出れば今回の手術だって必要なかったわけで、便が出なくなってしまったがためにベッドから起き上がれなくなり、食欲もなくなり日常生活に支障をきたし、そのせいで自然治癒力で治す行動ができなくなってしまったのが問題になっただけのことな [… 続きを読む]
大手術を主治医から提案され大いに悩む
昨日は退院後の1回目の外来で聖路加病院に行った。先日東京女子医大で受けたPET検査の結果は、肺と肝臓に転移はないものの、腫瘍が5箇所あることが判明。直腸のところにある大きな腫瘍の他に、4箇所小さな腫瘍がはっきりと映っていた。すでに腹膜やリンパ節に転移があることは聞いていたので今更驚くことではないのだが、やはりこうはっきり現実を突きつけられると多少ショックなものである。外来の診察自体はこれといって特筆すべきことはない。いわゆる退院後2週間のお決まりの経過観察で、「体調はいかがですか?」「ええ、特に問題ありません」の30秒ぐらいで終わってしまうものだからだ。
それよりも現在私を大いに悩ませているの [… 続きを読む]
オストメイト(ストーマ保有者)のための便利グッズのご紹介
<写真の説明>何に使うかお分かりであろうか?ストーマの処理をするときにあるとすごく便利なものである。 今日はオストメイト(ストーマ保有者)のための便利グッズをご紹介しよう。それが写真のものなのだが、ストーマの処理をするときにあるとすごく便利だ。夏は裸になれるのでストーマ処理も楽だが、冬は寒いのでそうはいかない。トイレで排便処理をするときやパウチの交換をするとき、さらに私の場合はコーヒー浣腸をするときに着ている洋服を [… 続きを読む]
TFKというサプリを目下検討中
昨日ブログがアップされなかったのは調子が悪かったからではない。途中まで書いていたのだが、早速主人と約束した早寝早起き2日目にして時間切れとなってしまったのだ。あともう少しというところだったので、約束の1時になってしまったときはとても残念だったが、でも一方でメリハリがついて良いとも少し思った。
それはそうと昨日母から聞かれて笑ってしまったのだが、私と主人はこの早寝早起きの件で喧嘩はしていないのでご心配なく(^^)。主人が事務所で寝ると言い出したと書いたので、すっかり母は主人が私にぷっつんきてしまったのだと心配したようだが、この件でまったく言い争いはしていない。単純に主人が「早寝早起きして欲しい」 [… 続きを読む]
人間も所詮は動物である
私は今まで「人間以外の動物は嫌い」と公言してはばからなかった。だから当然ペットなど飼ったことはない。そういった性格もガンの原因の一つになったのであろうが、とにかくガンになってから、今までまったく関心のなかった自然や動植物の話題に触れることが多くなった。そして自然界を知れば知るほどその神秘に魅了され、すごさを思い知り、同時に我々人間は所詮は動物なのだということを思い知らされている。
今までの私は、人間は他の動物たちとはまったく別次元の生き物であり、特別だと思っていた。人間は確かにすごい。しかしちょっとだけ他の動物たちより脳が発達しているだけであって、本質は同じなのである。ゆえに、本当は動物たちと [… 続きを読む]
入院長くなりそうです
みなさん応援メッセージありがとうございます!コメント欄見てあまりの多さにびっくりしました。こんなにも多くの方に支えられているのですからがんばらないとですね。
他のトピックがあったのでなんとなく書きそびれてブログには書いていなかったのですが、実はずっとここのところ腸閉塞の恐怖にひそかに怯えておりました。ガスも便も一応は出ていたものの、確実にその量が少なくなっていたからです。しかも前回の入院時だって、入院前日にものすごくたくさん便が出たにもかかわらず腸閉塞だったわけですから、腸閉塞は決して出ていればいいというものではないという思いがあったからです。それに前回の記録を見ると、やはり明らかに通常より出 [… 続きを読む]
血液検査の結果が悪くCT検査をすることに
<写真の説明>いつもの友人からの今回のパンは、ココアとフルーツのリュスティックとアップルのパンです。アップルのほうはりんごジュースを生地に練りこんであるのですがそれが大成功。本当にいつもおいしくてアイディア満載で感心します。 残念ながら祈り届かず、今日の血液検査ではまた炎症反応を示すCRPの値が悪化していました。今までは腸が炎症を起こしていると思っていたのですが、どうもそうではなさそうだということで、造 [… 続きを読む]
腎ろう造設手術直前の様子をお伝えします
大学サークル時代の先輩がフランスのルルドで買ってきてくれたメダイです。 注:今日(月曜日)も主人の代筆にて書いています。 このたったの3日間での急変は物凄いものがありました。まず金曜日の夜ですが、やっと尿道の痛みから解放されましたが、38度の高熱(たった6分平熱より高いだけなので私は微熱だと思っているのですが(^^;))が出てしまい、先生に抗生剤を打つように勧められました。当然ながら私はいつものように、そんなものは自然治癒力で治るものと思 [… 続きを読む]