管理 (かんり)
手術、そして最悪な結果へ
アメリカから日本に緊急帰国してからちょうど1ヶ月。とうとう手術の日がきた。ストレッチャーに寝かされ手術室へ運ばれるとき、思わず涙がこぼれた。私は一言「がんばってくるね」と言って手術室へ入っていった。まずは麻酔の精髄注射を打たれた。これは中学1年のときの盲腸の手術で体験済みだったから、さほどつらくはなかった。そして次に口に全身麻酔の呼吸器みたいなのをつけられ、1回吸ったらまぶたがガクーンと重くなり、2回目で私の意識は完全に遠のいた。
手術後2、3日は術後管理病棟に入る。麻酔から目が覚めたとき、私は真っ先に人工肛門になっているかどうかを確かめた。もちろん手足は動かない。あくまでも感覚だが、なんとな [… 続きを読む]
一抹の不安がよぎる・・・
ここしばらく安定していた体重が、再び減少に転じ、とうとう今朝は48キロを割り込んでしまった・・・。身長173センチで48キロだから、私が今どれだけ痩せているか想像できるであろう。はっきりいって骨と皮の状態だ。脂肪という脂肪がすべて落ちてしまい、それによって一番影響を受けているのがおしりだ。ただでさえ肛門が痛いというのに、加えておしりの肉が削げ落ち、尾てい骨が突き出てしまっているため、痛くて硬いイスに座ることもできない。自分のベッドはかなりふかふかにしているのでぎりぎりOKだが、普通のベッドでは仰向けに寝るのも難しい。だから外出するときは、おしりに敷く円座を持参することもある(^^;)。
アメリ [… 続きを読む]
犯人は黒ゴマだった
本当に申し訳ない!毎日便の話ばっかりで。いい加減私もこの話題から離れたいのだが、どうしても自分の関心がそっちの方面に行ってしまうのだ。明日は大事件さえ起こらなければ、別の話題にしようと思っているので、今日までご勘弁願いたい・・・(^^:)。
実は5日前ぐらいにある悩みを抱えていた(とにかく悩みはつきない・・・)。それは便が急にこげ茶色になってきたことだった。以前にう○ちの話題で盛り上がったときブログにも書いたが、便の色も健康管理の重要なポイントであり、理想の色は黄金色だという話をした。よって、かなり黒っぽいこげ茶色の便を見たときはちょっとショックだった。完全に黒だと血の可能性があるのだが、私の [… 続きを読む]
きれいな花壇を見て複雑な気持ちに
よかった!今日は大事件が起こらなくて! ようやく今日はタイトルおよび写真からも想像できるように、”きれいな”話題に移ることができた。今、過去記事を確認したのだが、6日連続で便やエネマ(=浣腸)の話だった・・・。読者のみなさんに6日もこんな話につき合わせてしまったんだなあ・・・(^^;)。本当に申し訳ない!! 写真の花は記事の内容とは関係ないのだが、単純に色鮮やかできれいなのと、「花つながり」で掲載した。今朝の散歩は豪雨だったので、ちょうどたまっている仕事を片付ける良い機 [… 続きを読む]
ガン仲間とたまには話す必要ありかも
昨日「夜だけは痛くないから助かる」と書いたばかりなのに、早速裏切られた(涙)。昨日はまたまた痛みで寝られず、結局2時にベッドに入ったが、朝の7時までほとんど寝られなかった。ようやく7時ぐらいに痛みが治まってきたので11時まで眠った。それでも1時間ごとに目が覚めるから、7時から11時までの間に4回起きた。
こうしてかなり幸先の悪いスタートを切ったので、今日一日どうなることかと思ったが、その割には日中はまあまあの調子であった。
しかし、昨日も今日もそうだったが、最近少し精神的に弱っている自分に気がついた。要するに、日々私が接触している人たちは健康な人たちばかりなので、つい自分だけが苦しい思いをして [… 続きを読む]
副作用にやられたぁ!
昨日は痛みのことばかり心配していたが、むしろ心配すべきは副作用であった・・・!!
昨日寝たのは3時ぐらいで、それから1時間経った4時ぐらいだったろうか?相変わらず1時間ぐらいで目が覚めたのだが、そのときにめまい、軽い吐き気及び頭痛を感じた。うわっ、とうとう抗不整脈薬の副作用がきたか!と思ったが、メモをする気力もなく(常に体調変化や飲んだ薬、排便や痛みに関する情報を健康管理シートに記載している)、またものすごい眠気にも襲われていたので、とりあえずトイレから帰ってすぐに眠ってしまった。そのあと何度か目が覚めたときも同じような状況だったが、まだその時点ではさほど強いものではなかった。ところが、そろそ [… 続きを読む]
食養生シリーズ⑤-ベジタリアンとヴィーガンの違い-
いったい今までで何冊読んだであろう?ローフード、リビングフード、玄米菜食、マクロビオティック etc.・・・おおよそ今日で食事療法関係の本を一通り読み終えた気がする。いろいろと呼び名があって混乱してくるが、つい先ほど読み終えた本には、さらにベジタリアンとヴィーガンという言葉まで出てきた。そして分かったのだが、どうやら私はヴィーガンらしい。ベジタリアンというのはみなさんもご存知の通り、いわゆる菜食主義者のことであるが、厳密に言うと、ベジタリアンは肉は一切食べないが、卵と乳製品はOKなのだそうだ。そしてベジタリアンの中でもさらに厳しく卵も乳製品も一切摂らない人をヴィーガンと呼ぶそうだ。よって私はヴ [… 続きを読む]
手術当日―自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!
結局一睡もできずに朝を迎えた。長い長い夜であった。手術は午後の予定。思いのほか気持ちは落ち着いていた。人工肛門に対する嫌悪感はこの時点ではまったくなく、あったのは手術後の痛みにどう耐えていくか、という不安だけであった。
実は私は手術当日の朝に、看護師から医者まであらゆる人にあることを訴えていた。それは「自然治癒力で治すチャンスを与えてくれ!」ということであった。つまり便さえ出れば今回の手術だって必要なかったわけで、便が出なくなってしまったがためにベッドから起き上がれなくなり、食欲もなくなり日常生活に支障をきたし、そのせいで自然治癒力で治す行動ができなくなってしまったのが問題になっただけのことな [… 続きを読む]
ようやく体脂肪率が測定できるようになった
今日は変なタイトルで、タイトルを読んだだけではいったい何を言っているのか分からない方が多いと思う。私は健康管理の記録として毎朝体重及び体脂肪率を計っているのだが、やっと最近になって体脂肪率が測定できるようになった。逆を言えば、しばらくの間体脂肪率が測定できなかったのだ。体脂肪率が測定できないというのはどういうことかというと、私も良く分からないのだが、どうやら結果から想像すると、体脂肪率があまりにも低すぎて測定できなかったらしい。
手元の記録によれば、最後に測定した体脂肪率は、入院当日の10/18の6.4%であった。入院中は体脂肪率は測定しなかったので、2週間の記録は白紙だ。そして退院した日の翌 [… 続きを読む]
病気にならない人に対する説明がない(本編)
昨日の告知どおり、今日は午前中にブログを書いてしまおうと思う。8時15分に痛みで目が覚め起床、急いでりんごを剥いて軽く空腹を満たした後8時45分にボルタレンを服用(本当はボルタレンの服用時間は9時なので15分前倒し)、9時半ごろにようやく効いてきた。昨日寝るときから今日の目標はこのタイトルでブログを書くぞ!と気合を入れていたので、今朝の目覚めはいつもより若干爽やかだったような気がする。やはり人間、明確な目標・目的を持ち、しかもそれが楽しいものであったりすると、朝の目覚めもいいようである(^^)。
早速本題に入ろうと思うが、以前からこのこと(タイトルのこと)は感じていた。自然療法では病気の原因は [… 続きを読む]
今日の緩和ケア外来の報告
今日は2週間に一度の緩和ケアの外来だった。痛みさえなければ2週間に一度も行く必要ないのだが、2週間どころか1週間ももたないぐらいのペースで痛み方が変わるので、当面はこのペースで通う必要がありそうだ。
痛みに関してはやはり予想通りベースアップによる対応であった。放射線とか神経ブロックの話もちょっと出たが、現時点ではまだその段階ではないという話であった。C先生は私がきちんと自己管理していることを尊重してくれており、また信頼もしてくれているので、薬の投与方法については提案はするが、最終的な判断は私に一任している。よって先生はMSコンチンを1.5倍の1日150mgに増やし、レスキューも倍の2錠飲むこと [… 続きを読む]
食事が開始されました
<写真の説明>これがルカ食です。左から時計回りにプレーンヨーグルト、洋風スープ、バニラアイス、プリン、そして真ん中のはココア味の葛湯 今日で入院してから6日目ですが、今回は栄養の点滴をしていないのでまったく栄養をとらずの状態で6日間を過ごしたことになります。先生からはジュースを飲んでいいと言われていましたが、ほとんど市販のジュースは飲んでませんので糖分もほぼゼロ、人参ジュースと水とびわ茶だけで今日まで過 [… 続きを読む]
音楽会に参加できました
夫の代筆です。
ブログの更新が空いてしまいました。と言いますのも、ここ数日、私自身がダウンしてしまいました。
みづきの危篤状態以降、きちんと睡眠がとれていなかったからなのかも知れません、38度5分まで熱が上がると、看病に行きたいと思っていても身体が動かないものですね。みづきと結婚して今日で8年と6ヶ月になりますが、どんなに身体が動かなくともご飯を作ってくれる人が居ないという状況は独身時代以来、久々の体験でした。身体もそうですが、同時に頭も動かないので、かえってあれこれ考える事無く、寝続ける事ができたのは、この状況下に於いて、却って良かったのかも知れません。幸い、ダウンしていた間に、みづきの異変 [… 続きを読む]